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 MADURO STYLEの家創り第14回イタリア紀行②ジョルジオ グラエサン@イタリア・ミラノ

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MADURO STYLEの家創り第14回イタリア紀行②ジョルジオ グラエサン@イタリア・ミラノ

2019.12.28

毎年、納得住宅工房久保社長はじめ家創りのプロが住居回りの上質な最新建材を買い付けるために訪れるイタリア。イタリア紀行第2回目となる今回は、チェルサイエ会場のあるボローニャから200㎞西にあるファッションの街、ミラノで上質な塗り壁材を探してきました。

久保 納得住宅工房の壁は、漆喰の塗り壁が標準なんです。漆喰は高い調湿性能を有しているので、夏はさわやか、冬は嫌な結露もなく、本当に快適に過ごせます。さらに傷が目立ちにくく、仮に削れてしまったとしても、そこだけ塗り直せばいい。 トイレに使用している薩摩霧島壁には加えて防臭調湿機能まで備わっているため、イヤなニオイがこもりません。霧吹きで水を吹きかけても一瞬で乾くほどの速乾機能まで持ち合わせているため、お手入れもラク。どうして日本の住宅はクロス張りが一般的なのか、全くもって理解しかねます。でも、イタリアの住宅は塗り壁が中心です。で、今回MADURO STYLEの家にマッチするような新しい塗り壁をイタリアはミラノで見つけてきました。
大久保 家具やインテリア製品だけでなく、塗り壁をイタリアまで買い付けに行くという発想は、なかなかぶっ飛んでいますが(笑)、そのこだわりが素晴らしい! しかし、現在、納得住宅工房さんの標準仕様である漆喰壁も薩摩霧島壁もとても優れていて、申し分ないですよね!? これまでも充分過ぎるほどハイクオリティなスペックなのに…。
久保 MADURO STYLEは、さらなる新しい上質な価値を追求していくのが使命。その新しい上質な高みの一番手として欠かせないのが、やっぱり塗り壁なんです。今回、このイタリアで買い付けてきた「ジョルジオ グラエサン」という塗り壁専業メーカーが創る「ユーロスタッコ」は、身体に優しい天然素材であることはもちろん、顔料を混ぜることでナチュラルな優しい色味とニュアンスのある自然な風合いに仕上がる壁なんです。身体にも見た目にも優しい…このイタリアの壁一つで住環境がこの上なく心地良い空間になるんです。ちょっと手を加えれば、アートウォールに仕上げることもできるんです。例えばこんな感じで…。

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大久保 おぉ、これは凄い。確かに壁一つで空間の印象がガラリと変わりますね! 一般の家庭が使う壁とは一線を画したクオリティの高さですね。この壁は粉の状態で輸入するのでしょうか?
久保 それが違うんですよ。一般的に塗り壁は、粉を水に溶かして練らして塗っていくのですが、このイタリアの塗り壁は最初からペースト状…つまり練られた状態で海上輸送で輸入します。封を開けても、かなり長い期間スライム状態で固まってしまわないので、簡単に塗れるんです。
大久保 それは面白い。色味はどのようにして選ぶのですか?
星野 白の壁材に天然素材の顔料を加えながら、好みの色味に仕上げていきます。顔料の調合により様々な色味が作れるので、色味、風合いetc.世界に一つしかない壁に仕上がります。これが、この塗り壁をMADURO STYLE用に採用した最大の理由です。白い壁材を塗った後に、その上からスポンジを使って顔料を足していくことで、独自のお好きなニュアンスをつけることもできます。筆を使ってアートな絵心を加えていく手法もあるのですが、さすがにイタリアから専門の絵師は連れて来られなかったので、今回はそこまではできませんでした。しかし、近い将来MADURO STYLEで、塗り壁の絵師を雇うことも考えています。それほどまでに、塗り壁は上質な家創りに絶対的欠かせない、こだわりの最大ポイントなんです。

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大久保 なるほど!  つまりは壁までが完全オーダーメイド! これぞ、上質な家創りの匠、そして極み。これがMADURO STYLEの家創りの標準仕様となるのですね! しかも、「絵師の手法」という、さらなる次の高みみを目指している…。ちなみに家の中のどこに使うイメージですか?
久保 水回り以外のリビング、寝室、和室、玄関回りにいろいろ使っていきます。アクセントとしても役立ってくれます。そもそも納得住宅工房には腕の良い塗り壁職人がいますから、このイタリアの塗り壁を自由自在に活用できるんです。
大久保 どんな色の壁も作れてしまうのですか?
久保 どんな色の壁も作れます。しかし、今回、買い付けた顔料は白、ベージュ、グレー、黒の4色。なぜなら、前に連載で私が述べたように、家の中は白いキャンパスでなければいけません。住んでいくうちにいろんな物が家の中に増えていき、いろんな色味がプラスされていくから。だから、今回は、シンプルなモノトーンのみ。もちろんジョルジオ グラエサン社は明るい色味も揃えているんですが、赤や黄色の壁をMADURO STYLEの家創りに用いるつもりはありません。白、ベージュ、グレー、黒の4色だけで、充分に大理石風や和の雰囲気を創り上げることができます。これによって、塗り壁のバリエーションが10倍増しになりました。MADURO STYLEならではの上品なセンスのいいシンプルな高級感は、このイタリアの塗り壁により約束されました!

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[納得住宅工房Co.,Ltd.]代表取締役CEO 久保 淳
1999年、納得住宅工房を設立。2019年現在、静岡県内にショールーム5店舗とモデルハウス2棟を展開。住宅、エクステリアに関する数々の賞を受賞。施主の感性や理想を引き出す設計提案、欧州のトレンドや伝統を取り入れた建材やオーガニック素材、ハイスペックな住宅性能をトータルコーディネートしたオーダーメイド住宅を年間150棟ほど手掛けている。アパレルショップ「ポルタロッサ」のオーナーでもある。https://www.nattoku.jp

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[納得スタイルホーム]代表取締役 星野貴久
イタリアの有名家具ブランド、アルフレックスの椅子張り職人をはじめ、建材メーカー、家具メーカー、アパレルブランドのエージェントとして16年間をイタリアで生活。100社以上のイタリアメーカーを日本上陸させた経験を持つ。工務店の業務を支援し、納得住宅工房の家創りを全国に広める納得スタイルホームに2014年入社。2019年に代表取締役社長に就任する。イタリア建材の伝道師にしてルパンフリークな二児のパパでもある。https://www.nattoku-club.jp

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RRデジタルメディア]代表取締役 大久保清彦
『LEON』を企画創刊し、その後『OCEANS』、『ローリング・ストーン日本版』を企画創刊。『ヨガジャーナル日本版』のオンラインを立ち上げ、セブン&アイ出版の常務執行役員を経て、2018年に設立したRRデジタルメディアでは、自身が総編集長を務める『MADURO』の他、『ソトコト』、『THE RAKE』を傘下に収め、オンライン化を果たす。自身も一児のパパとして、仕事と子育ての両立に奮闘中。https://maduro-online.jp

瀧川修平/文

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