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 MADURO STYLEの家創り第15回イタリア紀行③ヴィーヴァ@ブリアンツァ

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MADURO STYLEの家創り第15回イタリア紀行③ヴィーヴァ@ブリアンツァ

2020.01.03

納得住宅工房久保社長はじめ家創りのプロが住居回りの上質な最新建材を探すイタリア紀行第3回目は、前回のミラノから車で北に30分、有名家具ブランドがひしめき合う ブリアンツァ地方に移動。 上質なイタリア製ドアをMADURO STYLEのために打ち合わせしてきました。

大久保 今回のイタリアでの収穫は、洗面台と塗り壁の他に、イタリア製のドアなんですよね!
久保 はい! 納得住宅工房にとって欠かすことのできない標準仕様のイタリア製のドアも、MADURO STYLEの家創りのために、さらに進化させてオーダーしてきました。
大久保 連載でこれまで幾度となく納得住宅工房さんが設計されたお宅を取材させて頂きましたが、あの天井まで届くような高くてぶ厚い艶感が美しいイタリア製ドアですよね!?
久保 はい。現在、納得住宅工房で標準仕様となっているドアが、イタリアはブリンツァ地方の建具メーカー「ヴィーヴァ」社が作る「ラ・ヴィーヴァ」です。5.8cmという一般的に使用されているドアの倍近い厚みと、2m40cmという天井まで届くほどの高さが最大の特徴です。ポリエステル塗装による鏡面仕上げの艶やかな質感も相まって白、黒、グレーが基調となる家の中で格好の存在感を放ちます。また、丁番…いわゆるドアの繋ぎ目が見えにくいように工夫までされたミニマルなデザインや、半永久的に使えるような重厚な真鍮製レバーハンドルなど、ディテールへのこだわりも余念がありません。そんなヴィーヴァ社とは、そもそもずっと長く我々と一緒にドアの開発をしている深いお付き合いなんです。なので、今回MADURO STYLEで使用するドアも、こちらのリクエストを積極的に聞いて新しく開発してくれるのです。

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大久保 素晴らしい関係性ですね! 最新技術で軽量化されるプロダクトが多い中で、重厚感こそが上質感の発露となるプロダクトもあると思うんです。その最たる例がドアで、例えば車でもドアが軽いと、どうしてもチープな印象を受けてしまう…一方、オーバークオリティなほど重厚なドアを持つ一部の欧州車は、それだけで上質感が感じられます。私がヴィーヴァ社のドアに感心したのは、深い色味や上質な艶感もさることながら、ガチャリと重い音を立てるドアのレバーハンドルの質感と手触り、ドアを開け閉めしたときの心地良い重みでした。前に連載で訪問させていただいたガレージのある家のご主人が、「毎日の生活の中で上質な物に触れることは、子供の感性に良い影響を与えてくれる気がします。」とおっしゃっていましたが、私はこのドアの開け閉めするときの重厚感とドアハンドルの質感自体が、良いものに触れながら育つ…つまり、知育に繋がるというのは言いすぎでしょうか!?
久保 そうなのかもしれませんね! 車もそうですが、ドアは家や部屋に入るために設けられたファーストアプローチとなる調度品。毎日の生活の中でずっと無意識に日常的に触わる物。だからこそ、ドアの触り心地や上質感を、とてつもなく重要と考えています。この上質感こそが、知らず知らずのうちに脳や心に良い刺激、良い効果をもたらしているかもしれませんね! 

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大久保 納得住宅工房の家を象徴するようなヴィーヴァ社のドアですが、今回、MADURO STYLEの家創りでは一体どんなアップデートになったのでしょうか?
久保 ドアの角にアール感をつけました。美しくも自然な柔らかなカーブ感が、優しい印象を生むのです。また、鏡面仕上げによる艶感に加えて、新たにあえてマットな質感のバリエーションも追加してもらいました。このマットな質感によって近未来的な感覚も加わりました。優しく柔らかなカーブ感と近未来的上質なマット感。この組み合わせこそが、デジタル社会における成熟感…つまりMADURO STYLEならではの心地良さニューバージョンです。

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大久保 想像しただけでワクワクしますね。ドア一つの細部にもこだわって、アップデートしていく…この上質感へのあくなき追求こそが、SDGsな家創りのベースなんですね! ちなみに何色が追加されるのでしょうか?
久保 取り急ぎ白、黒、グレー、ネイビーの4色を発注してきました。蛇足ですが、このMADURO STYLEのために発注した新しいドアは、イタリアの美術館の名前を拝借して「ブレラ」と名付けたいのですが、いかがですか?
大久保 最高ですね! マットなネイビーなんて、さぞや素敵なんでしょうね! ネイビースーツに茶系のタイや靴を合わせる「アズーロ・エ・マローネ」というイタリアならではの上質感のある色合わせの着こなしがあります。納得住宅工房さんの家で多用されている凸凹感のあるダークブラウンの無垢の床に、重厚感のあるネイビーのマットな質感のドアが入ったら、まさにイタリア的サスティナブルな「成熟した上質空間」になりますね!

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久保 そうですね。私はヴィーヴァ社の代表の「ドアは家具である」という想いにとても感銘を受けました。イタリアでは住のセンスとファッションのセンスがイコールなんです。日本の住居に比べて、何歩もセンスが先をいっています。そうそう、フローリングもMADURO STYLE用にアップデートしています。より凸凹感を出してムラっ気を際立たせた床の表情は、まさに成熟という表現がピッタリ。きっと大久保さんも気に入ってくれると思います!
大久保 それは楽しみです。このイタリア出張がMADURO STYLEにとって、こんなにも大きな実りあるものとなって、私も本当にこれからが楽しみです!

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[納得住宅工房Co.,Ltd.]代表取締役CEO 久保 淳

1999年、納得住宅工房を設立。2019年現在、静岡県内にショールーム5店舗とモデルハウス2棟を展開。住宅、エクステリアに関する数々の賞を受賞。施主の感性や理想を引き出す設計提案、欧州のトレンドや伝統を取り入れた建材やオーガニック素材、ハイスペックな住宅性能をトータルコーディネートしたオーダーメイド住宅を年間150棟ほど手掛けている。アパレルショップ「ポルタロッサ」のオーナーでもある。https://www.nattoku.jp

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[納得スタイルホーム]代表取締役 星野貴久

イタリアの有名家具ブランド、アルフレックスの椅子張り職人をはじめ、建材メーカー、家具メーカー、アパレルブランドのエージェントとして16年間をイタリアで生活。100社以上のイタリアメーカーを日本上陸させた経験を持つ。工務店の業務を支援し、納得住宅工房の家創りを全国に広める納得スタイルホームに2014年入社。2019年に代表取締役社長に就任する。イタリア建材の伝道師にしてルパンフリークな二児のパパでもある。https://www.nattoku-club.jp

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RRデジタルメディア]代表取締役 大久保清彦

『LEON』を企画創刊し、その後『OCEANS』、『ローリング・ストーン日本版』を企画創刊。『ヨガジャーナル日本版』のオンラインを立ち上げ、セブン&アイ出版の常務執行役員を経て、2018年に設立したRRデジタルメディアでは、自身が総編集長を務める『MADURO』の他、『ソトコト』、『THE RAKE』を傘下に収め、オンライン化を果たす。自身も一児のパパとして、仕事と子育ての両立に奮闘中。https://maduro-online.jp

瀧川修平/文

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