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 九島辰也のDRIVEN MADURO「ありそうでなかったかも! デザインで選ぶフェラーリ」

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九島辰也のDRIVEN MADURO「ありそうでなかったかも! デザインで選ぶフェラーリ」

2021.02.15

これまでのフェラーリとはまったく異なるデザインコンセプトで新型車が登場しました。名前はローマ。魅惑のデザインにファンはもう釘付け。編集長九島がリアルなレポートをお届け。

Ferrari Roma

クルマ

個性的なデザインの中身は
ほぼ70%がオリジナル

エンジンは3.9リッターV8ツインターボで、最高出力は620cv。当初オープンモデルのポルトフィーノのクーペ版と言われましたが、約70%を専用設計したとなるとまったくの別物ですね。乗車定員は4名ですが、リアシートはあくまでも子供用とお考えくださいませ。

クルマ
クルマ

フェラーリというとV8エンジンのミッドシップがイメージリーダーですが、それ以外にも魅力的なモデルはたくさん。12気筒や8気筒をフロントに収めたGTカーも人気の高さは侮れません。それを証拠にポルトフィーノの前身カリフォルニアは大成功で、販売台数をグッと増やしました。

そんなGTカーに新しく仲間が加わりました。ローマです。英国なら〝ロンドン〟、日本なら“東京”というネーミングですかね。相変わらずイタリア人はシンプルです。そのローマの注目ポイントはまさにデザイン。これまでにない新しい発想で仕上がっています。で、デザインコンセプトになったのはイタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の代表作「甘い生活」。その舞台となったミッドセンチュリーのイタリア上流社会をモチーフにしました。フェラーリ社曰く、それを現代風に解釈したそうです。なので、新しくもありクラシックでもあります。最近のフェラーリは直線的なボディラインが多いですが、ローマは丸みを帯びているのが特徴でしょう。ピニンファリーナの手で描かれたクラシックフェラーリを思い出します。

それでいてインテリアのインターフェイスが新しいのも見逃してはいけません。デジタル化が進みスタータースイッチもボタンではなく触れるだけになりました。メーター位置のモニターは全面デジタル表示で、クルマのチェック項目を確認したり、全面を使ってナビ画面を表示することもできます。走りはもちろんフェラーリ。ドライブモードを〝レース〟にするととんでもない加速Gと官能的なサウンドを味わえます。つまりフェラーリの遺伝子はそのまま。でもってこのデザインですから、新たな選択基準が生まれたのは確かですね。

クルマ
クルマ
クルマ
クルマ

さらにエレガントさを増した新型
個性的なヘッドライトユニットとエレガントなボディラインを持つローマ。デザインを担当したのはフェラーリスタイリングセンター。現在はカロッツェリアではなく、社内デザイナーが腕を振るいます。ルーフスポイラーが隠されているのには驚きました。インテリアは細長いセンターコンソールが特徴的で運転席と助手席を分けます。そしてそこには縦型の8.4インチスクリーンが収まります。直感的に操作できるのはグッド。ちなみに、助手席にもラジオの選局やナビなどを操作できる小さなモニターが備わります。クルマ好きなら回転計を表示させておくことでしょう。きっと飽きません。フェラーリローマのために作られた山田孝之さんプロデュース&主演のショートムービーも見逃せません。

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