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九島辰也のDRIVEN MADURO「砂漠の秘境までドライブしたくなる富裕層御用達のSUV」

CAR

九島辰也のDRIVEN MADURO「砂漠の秘境までドライブしたくなる富裕層御用達のSUV」

2021.04.02

SUVの王様とも言えるベンテイガが新しくなりました。新世代マスクとなり新鮮さがアップ。そこで、さっそく神戸までのロングドライブへ。快適MAXの乗り心地は疲れ知らず。編集長・九島がそのドライブフィーリングに迫ります!

BENTLEY BENTAYGA


九島辰也


もはや“東名高速を走る
リビングルーム“と呼びたい

真っ直ぐな道が続く新東名を飽きさせることなく快適に走るベンテイガはまさにSUVの王様。クラシックから最新ヒットチャートまでの音楽を楽しみながらの旅は快適でした。


九島辰也


SUVが人気なのは日本ばかりではありません。北米や中国はもちろん、ヨーロッパや中東なんかでもしっかり浸透しています。世界には郊外に行くと舗装していない道が多いですからね。背の高いSUVは都合が良いようです。大きな石が転がっていても地上最低高が高ければ安心して走れます。


そんな世界のいたるところに住んでいる富裕層にウケているのがベンテイガです。LAの高級ステーキハウスにも砂漠の高級リゾートにも出没します。今時は秘境の旅が人気ですから。


新型はエクステリアに手が入りました。ヘッドライトやリアライトは第三世代となったコンチネンタルGT風デザインを取り入れ鋭さを醸し出します。リアフェンダーの膨らみも強調されマッチョさがアピールされます。ただ全体的な印象はキープ。そもそも完成度の高いデザインですから、それを大きく変える意味はありません。


九島辰也


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ダッシュパネルのデザインとインターフェイスもしっかりアップデートされています。大型になったタッチスクリーン式モニターや全面液晶になったメーター周りは最先端。スマホと連動させていろいろ出来ちゃいます。


とはいえ、ベントレーらしさは変わらず維持されます。レザーやウッドパネルのクォリティの高さは他を圧倒するでしょう。レザーは有刺鉄線のない北欧の牧場から仕入れます。それをクルーの工場で検品しトリムやシート用に裁断、加工します。ここは職人技と言われる領域です。ベントレーの傘下にあるコーチビルダーのマリナーによるインテリアを中心とした装飾も最近は進んでいます。馬車の時代から富裕層を顧客にしてきた彼らのノウハウが投入されているのは無視できません。今回のダイヤモンドキルト仕上げのシートもそのひとつとなります。


九島辰也


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エンジンは4リッターV8ツインターボで、最高出力は550ps、最大トルクは770Nmとなります。最高速度はなんと時速290キロ。この高いスポーツ性能は侮れません。


ベンテイガはまず今回のV8エンジンから日本上陸しました。追って635psを発揮する12気筒エンジンを搭載したベンテイガスピードやリチウムイオン電池とモーターを搭載するベンテイガハイブリッドがやってくる予定です。2030年には電動化すると言われているベントレーの戦略は着々と進んでいるようですね。VWグループ内のポルシェやアウディとの技術共有がその礎となります。


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新型ベンテイガの走りはまさに“走るリビングルーム”です。高速走行での乗り心地が良いのは2ドアのコンチネンタルGTも同じですが、ベンテイガはキャビンが広い分居心地が良く快適なんです。完璧にセッティングされたエアサスと業界初となる48V電動アクティブアンチロールバー機構がフラットに安定した室内をつくり上げます。22インチのホイールがスタビリティの高さをアピールしますが、その反面こうした機能で快適さは失われません。スマホをつないでお気に入りのプレイリストを流せばどこまでも走って行けます。高速道路巡航時には4つのシリンダーを休ませる気筒休止システムがついていたり、エンジンパワーを必要としないで滑走するコースティング技術も使っています。これらは、高速移動の際の燃費に大きく役立つのはいうまでもありません。


といったのが新型の走りで、ベンテイガの醍醐味となります。東京から神戸があっという間でした。北米大陸に居を構えていたら砂漠の高級リゾートへ旅したくなる気になるのもわからなくないですよね。


九島辰也


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