アウトドアライクに上質な時間を過ごすためのマガジン
今、値上がり中のエルメスのバーキンで、さらに3000万円クラスに値上がるバッグとは!?/第10回

RECOMMENDS

今、値上がり中のエルメスのバーキンで、さらに3000万円クラスに値上がるバッグとは!?/第10回

2020.12.05

今までの物を再活用する。単純に捨てるのではなく、リユースしていく。ファッションも然りで、ブランド品をもっとリユースしていこう!と。そんなサステナブルな循環社会を作るために、ファッションでできることを考え、ハイブランド専門のオンラインリセールを展開するRECLO社長の青木さんと、MADURO総編集長の大久保による連載が「MADURO SUSTAINA CLOSET powered by RECLO」。連載第10回のテーマは「今値上がり中のエルメスのバーキンの中で、さらに3000万円クラスも…その状況は?」。

大久保 前回まで、値上がるエルメスのバッグについて、ケリー、バーキンからオータクロア、ボリードまで、いろいろとお聞きしてきました。で、今回はその中でも、ウン千万円クラスのミュージアムピースクラスのエルメスのバッグは存在するか?について、お聞きしたいと思います。


青木 はい!存在します。今、オンラインリセールサイトのRECLOでも、エルメスのバッグの中で一番高値をつけるのが、クロコのバッグです。それでも1000万円には到底届きません。しかし、オークションでは数千万円クラスのクロコのバッグが出てきています。


大久保 クロコの素材の中でも、良し悪しの見極めはどこですか?


青木 一般的に腑(ふ)(鱗部分)の目が揃っていて、細かいほど良質とされています。流通量がとても少ないので、当然値が上がります。


大久保 最上のクロコは、すべてエルメスに集まると、まことしやかにささやかれていますよね。エルメスのクロコのド級クラスって、どんなモデルで、どのくらいの価格が付いてますか?


青木 エルメスのバーキンでクロコダイル素材は全体的にかなり値上がりしていて、中でも「ヒマラヤ」というモデルがウン千万円という価格を付けています。世界的なオークションのクリスティーズでは、2016年にエルメスのバーキンの「ヒマラヤ」が3300万円、2018年には同じくバーキンの「ヒマラヤ」が2440万円で落札されています。


大久保 「ヒマラヤ」というと、最上級のクロコをグラデーションで加工したクロコですよね!


0
エルメスのバーキン「ヒマラヤ」参考写真。

青木 エルメスが厳選したクロコの中でも、ナイル川流域だけでごくわずかに採れる「ニロティカスマット」というクロコダイルを使用しています。そのクロコの真ん中部分に向かってグラデーションをかけて色素を抜きながら加工していくのですが、その真ん中部分が白く雪をかぶった山頂…それがヒマラヤ山脈に見えることから、「ヒマラヤ」と名付けられました。その加工には非常に高い技術と時間を要し、傷が1つでもあると流通しません。10年ほど前なら800万円くらいが落札価格の上限でした。でも、ここ最近では、安くても1000万円台、状態が良い「ヒマラヤ」だと2000万円台以上で落札されているようです。ちなみに同じ高価なクロコでも、別名スモールクロコダイルと呼ばれる「ポロサス」という種類のクロコダイルも、クリスティーズで2018年に1030万円で落札されています。


8
エルメスのバーキン「ポロサス」参考写真。

大久保 上質なものをより突き詰めてゆくと、結局「一点物」にたどり着きます。オーダーで1点ずつ手作業で加工していく「ヒマラヤ」は、まさにその代表格ですよね。


青木 はい、新品での購入価格が基本500万円前後で、顧客の中でも最上階層でないと購入やオーダーができません。一般的に市場に出回るバッグでは決してありませんから、相当なエルメス通な人でも、手に取ったことがある人はごく稀でしょう。


大久保 もはや都市伝説的なバッグですね! となれば、普段使いできるようなものではありませんね。


青木 それこそ、映画祭のレッドカーペットやモナコのパーティなど華やかな舞台で、ジュエリーとともにドレスに合わせるバッグです。だから、金具にダイヤモンドをあしらったものが、さらに人気です。そうなると、オークションで数千万円という落札価格がつくのもうなずけます。ちなみに、世界的オークション会社のクリスティーズでは、そのような高額商品を「ユニコーン」と呼んでいます。


大久保 ますます、都市伝説めいてきました(笑)。RECLOさんで取り扱ったことはございますか?


青木 以前、リセールの買取交渉をさせていただいたことがありましたが、価格で折り合いがつかず実現できませんでした。


大久保 他にどのようなレザーが人気ですか?


青木 オーストリッチやリザードといったエキゾチックレザーは人気が高く希少ですが、正直クロコの前では、どれも横並びといった印象です。


大久保 格が違うということですね。確かに、美しさにおいてはダントツ。ただ、クロコという素材は、バッグ以外だと使い方が難しいですよね.。


青木 確かに。ジャケットやコートでクロコを着ている威圧感ありすぎで、圧倒されすぎます…(笑)。反対に、名刺や財布では、左右対称のクロコの腑(ふ)の美しさを際立たせるには、もったいない感じがします…。


大久保 つまり、クロコを極めれば、最終的にエルメスのバーキンにたどり着くということですね!


1


RECLO
代表取締役社長 Founder/CEO
青木康時さん
事業会社4社の
スタートアップ創業に携わる経験を経たシリアルアントレプレナー。2012年11月に現法人を設立し代表取締役社長に就任。日本最大のラグジュアリーブランドの委託販売&買取サービス「RECLO(リクロ)」の運営をしている。大手企業との提携や、海外180カ国での同時併売システムにより、正規品保証のグローバルリセールプラットフォームを展開。二児のパパとしても活躍しており、読者パパ代表としてMADUROにも度々出演している。


サステナブルとして断捨離した物や
次の人に繋げていきたいものを買い取ります!
https://sustaina-closet.jp


今、地球の未来のためにサステナブルな循環システムが求められています。ファッションアイテムも同様、いつも新しい物を買うだけでなく、古い物も再活用し、リサイクルやリユースしていく風潮が高まっています。そこでMADUROとRECLOが組んだ「マデュロ・サステナ・クローゼット」。詳しく知りたい方はHPへ!


2

記事の一覧へ