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[九島辰也のDRIVEN MADURO]やりすぎないデザインが上質なオーラを醸し出す

[九島辰也のDRIVEN MADURO]やりすぎないデザインが上質なオーラを醸し出す

あまり話題にならない大きいサイズのアウディ。ところが大きいサイズにこそアウディの真骨頂となる先進の技術がたくさん搭載されるのです。ということで、新型アウディ A8をチェック。ここにアウディの未来がグッと集約されているんですね。

 


アウディ A8
新型A8のメディア向け試乗会は軽井沢で行われた。アーバンライフにも似合うがこうした高級リゾートにも十分マッチする。最新の安全装備が郊外のナイトドライブで威力を発揮するはず。

昨年7月、バルセロナで行われた"アウディサミット"で発表されたアウディA8。


フラッグシップモデルだけに技術的な面でも話題を集めました。例えばそれはレベル3に位置する自動運転。高いAI技術が市販車トップクラスの成果を生み出しています。もはや法整備のほうが追いつかないほど。


それはともかく、あれから1年余りでようやくA8が日本上陸しました。ご覧ください。


見かけはキープコンセプトながら色濃いオーラを放っています。フォーマルセダンとしてかなり堂々とした佇まいですね。しかも、それでいてこれまで以上に上品に見えます。ライバルがグラマラスなボディラインをしているのに対しこちらはシュッとしているからでしょうか。


エンジンは3リッターV6ターボと4リッターV8ターボが用意されます。前者が340ps、後者が460psです。面白いのはこれを数値化したものをモデル名に使用していること。V6は55TFSIクアトロ、V8は60 TFSIクアトロといいます。今後アウディは出力に応じてこうした数字を用いるので覚えておくといいでしょう。もちろん、技術面では48ボルトの電圧とベルト・オルタネーター・スターターで再スタート時の滑らかな走りと省燃費を実現。最先端のトレンドは押さえております。


でも個人的にスゴイと思うのは高級車然としたインテリアの質感とMMIタッチレスポンスという名のインターフェイス。上下ふたつのモニターがドライバーに的確な情報を与えます。


この両立がアウディの魅力なんですよね。


 


ふたつのモニターが
あなたの欲求に応える


アウディA8 ダッシュボードパネル


アウディA8 インテリア
ダッシュボードパネルは上に10.1インチ、下に8.6インチのタッチ式スクリーンがおさまる。上はナビゲーションなどのインフォテインメント系を、下はエアコンなどを担当する。またAudi connectで目的地をオンライン検索したりニュースや天気予報をゲットすることも可能。こうした最先端技術と上質なインテリアとの両立がA8の醍醐味かも。

 


中身からしてお金の
かけ方が違いますから


アウディ A8


アウディ A8
アルミをフルに使ったアウディスペースフレームで、高い剛性だけでなく軽量化も実現した新型A8。その辺のお金のかけ方は、ほかのモデルとは一線を画す。ボディパネルはアルミ、スチール、マグネシウム、そしてカーボンを採用。複合素材を見事にコーディネートした。日本仕様はすべて右ハンドル。駆動方式はクアトロという設定になる。

 

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