CAR & BIKE
2018.11.10
[九島辰也のDRIVEN MADURO]やりすぎないデザインが上質なオーラを醸し出す
あまり話題にならない大きいサイズのアウディ。ところが大きいサイズにこそアウディの真骨頂となる先進の技術がたくさん搭載されるのです。ということで、新型アウディ A8をチェック。ここにアウディの未来がグッと集約されているんですね。
昨年7月、バルセロナで行われた"アウディサミット"で発表されたアウディA8。
フラッグシップモデルだけに技術的な面でも話題を集めました。例えばそれはレベル3に位置する自動運転。高いAI技術が市販車トップクラスの成果を生み出しています。もはや法整備のほうが追いつかないほど。
それはともかく、あれから1年余りでようやくA8が日本上陸しました。ご覧ください。
見かけはキープコンセプトながら色濃いオーラを放っています。フォーマルセダンとしてかなり堂々とした佇まいですね。しかも、それでいてこれまで以上に上品に見えます。ライバルがグラマラスなボディラインをしているのに対しこちらはシュッとしているからでしょうか。
エンジンは3リッターV6ターボと4リッターV8ターボが用意されます。前者が340ps、後者が460psです。面白いのはこれを数値化したものをモデル名に使用していること。V6は55TFSIクアトロ、V8は60 TFSIクアトロといいます。今後アウディは出力に応じてこうした数字を用いるので覚えておくといいでしょう。もちろん、技術面では48ボルトの電圧とベルト・オルタネーター・スターターで再スタート時の滑らかな走りと省燃費を実現。最先端のトレンドは押さえております。
でも個人的にスゴイと思うのは高級車然としたインテリアの質感とMMIタッチレスポンスという名のインターフェイス。上下ふたつのモニターがドライバーに的確な情報を与えます。
この両立がアウディの魅力なんですよね。
ふたつのモニターが
あなたの欲求に応える
中身からしてお金の
かけ方が違いますから