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セダンといえばこのクルマ!ベントレーのセダンを牽引するフラッグシップモデル、フライングスパー!

セダンといえばこのクルマ!ベントレーのセダンを牽引するフラッグシップモデル、フライングスパー!

このところセダンがにわかに話題になっています。スポーツセダンのレクサスISや8年振りにモデルチェンジしたメルセデス・ベンツSクラス、スタイリッシュなアウディA5スポーツバックなど、新型車が立て続けにリリースされているからでしょう。キャデラックCT5なんてのもあります。SUV一辺倒な傾向において新鮮な気がします。

九島辰也レポート/ベントレーフライングスパー


でも、セダンといえばこのクルマを忘れてはいけません。ベントレーフライングスパーです。ミュルザンヌの生産終了以降、ベントレーのセダンを牽引するフラッグシップモデルですね。ウルトララグジュアリーセグメントでは欠かせません。非日常的なラグジュアリーさを持ちながら高い運動性能を持ち合わせているのが大きな魅力です。


ベントレー


そんなクルマに乗って週末トリップはいかがでしょう。出歩くのを控えたい昨今ですが、時期をみて家族単位で動くのはいいかもしれません。例えば東京からだと箱根あたり。芦ノ湖湖畔で美味しい空気を吸って、宿から富士山を拝めば気分も変わります。


ベントレー


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ただ、箱根のような山道を気持ちよく走るのにクルマの性能は大きく関係するので、そこを見過ごしてはいけません。連続するコーナーで時化の中に浮かぶ船のような居心地では、後席ばかりか助手席からもクレームが来るかも、ですよね。


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その点、今回ステアリングを握ったフライングスパーは高い次元でそうした問題をクリアしています。乗員は運動性能と乗り心地の両立に満足することでしょう。こんなクルマ他にそうありません。
それができるのは、そもそもベントレーがスポーツカーメーカーだからです。というか、主たるフィールドはサーキット。1919年の会社設立以降、20年代はル・マン24時間レースを中心に活躍してきました。1930年までに5度の優勝は輝かしい実績です。実際に白洲次郎氏が所有していた1924年型3リッターを走らせたことがありますが、出だしの速さには驚きました。


ではフライングスパーの特徴ですが、このクルマのプラットフォームは三世代目コンチネンタルGTと共有します。これはVWグループ内のポルシェ主導でつくられたもので、高剛性と軽量化を目的としました。運動性能の高さはここと関係します。しかも、ベントレーは48Vシステムで稼働するアンチロールバーを前後のアクスルに装備し、ロールを抑えタイヤの接地性を高めています。コーナリング時のトラクションを確保するためです。現行型はAWDですが先代と異なり前後のトルク配分は固定ではなく自動式に切り替えました。ここもコーナリングパフォーマンスを上げる役目を果たしていると思われます。


それと同時に、ベントレーが長年培ってきた富裕層にウケる乗り心地が提供されます。絶妙なエアサスペンションのセッティングがそれです。これは「スポーツ」、「B」、「コンフォート」といったドライブモードで異なりますが、どの領域でも快適さは失われません。「スポーツ」で乗り心地が悪くなったり、「コンフォート」で船酔いすることは皆無。というか、このところコンチネンタルGT、ベンテイガ、そしてこのフライングスパーと続けて長距離乗ったのですが、このクルマが一番マイルドに感じました。ロングホイールベースの恩恵もあって、本当にいいんです。特に高速道路ではそれがハッキリ分かります。家族全員が笑顔でいられる乗り味ですね。


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ついでに高速走行の印象をお伝えすると、運転はとても楽。6リッターW12ツンターボエンジンが少しのアクセルワークでクルマを自在に操らせてくれます。この時、アダプティブクルーズコントロールを使うのもよし。ナチュラルな動作もそうですし、アクセルやブレーキを踏んで設定が解除されてもリセットの反応は素早く頼もしく思えました。


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いうまでもありませんが、635psのエンジン出力は本当に速いです。なので、必要に応じでガバッと踏むときは周りの状況をしっかり把握しておきましょう。


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芦ノ湖で遊覧船に乗って箱根神社をお参りしたら宿へ向かいます。レンブラントプレミアム富士御殿場です。御殿場インターからほど近い距離にありながらロビーからは大きなガラスでしっかり富士山を拝めるのがポイントです。レストラン「ル・モン」の料理も見逃せません。リッツ・カールトン ワシントンD.C.総料理長をつとめた山本秀正氏プロデュースのメニューを堪能できます。ベントレーで乗り付けるのにふさわしいひとときですね。


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といったフライングスパーでの週末ショートトリップをご提案。気晴らしするのが難しい昨今ですが、こんなクルマで非日常を味わってください。きっと、乗れば乗るほど奥の深さに気づくはずです。

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