[LIFE]内田朝陽の息子・自分そして家族 連載第12回家族飯編「圧力鍋でつくる、時短レシピ」
フランスの田舎風煮込みが圧力鍋で簡単に完成
冬なので今回は本格的な煮込み料理をご紹介。その名も「スペアリブとソーセージのカスレ風酢ぶた」! カスレっていうのはフランスの田舎料理なんですが、豚ソーセージや羊、ガチョウ、アヒルなどの様々な肉と白インゲン豆を長時間煮込んで作る豆のシチュー。
で、豆を今回は使わないので、カスレ風なんです。さらに酢豚となっているのは、最後にバルサミコ酢で味を決めて、甘酸っぱく仕上げるからです。
本格的といっても圧力鍋があれば、実は30分くらいでトロトロの柔らかい煮込みが完成します。圧力鍋ってよく爆発しそうで怖い!という方もいますが、ちゃんと放置して減圧すれば決して爆発するようなことはありません。短時間で、長時間煮た料理ができるので、絶対に料理の役に立つアイテムです。
料理のポイントとしては、単純に鍋に食材を入れていくだけなんですが、マッシュルームとバルサミコ酢は必ず最後に入れてください。マッシュルームを最初から入れると萎んでちいさくなってしまうのと、バルサミコ酢は苦みが出てしまうからです。
食材といえば、絶対に入れてもらいたいのがソーセージ。あまり煮込みで使わないと思うのですが、これがまた今まで味わったことない食感になるので、必ず入れてみてください。バンドの相方で俳優の山田孝之がエプロンを見つけたら毎回、買ってきてくれるんですが今回はウルフルズ!ライブに行った際に物販で販売していたそうです(笑)。
「スペアリブとソーセージのカスレ風酢ぶた」
材料(5人分)
スペアリブ5本、A[ソーセージ(お好みの種類)5本、りんご半個(皮付のまま適当に切る)、ローズマリー2〜3本、白ワイン150cc、リンゴジュース250cc、にんにく2片、塩小さじ2]、ブラウンマッシュルーム3〜5個、バルサミコ酢50cc、イタリアンパセリ3本、サラダ油大さじ1、塩・胡椒適量、粒胡椒10〜20粒
作り方
1.スペアリブに塩胡椒を振って、圧力鍋に油敷いて焼く。2.軽く焦げ目ついたらAを全部投入。圧力鍋の蓋を閉めて加圧。強火加圧してからそのまま強火3分・弱火15分。3.減圧したら洗ったブラウンマッシュルームを投入し、強火で加圧してからそのまま3分煮込む。4.減圧したらバルサミコ酢を回し入れ一煮立ちさせる。※あまり火を入れると苦味が出るのでコトコトしたら火を止めて全体に馴染ませながら、強い酸味を飛ばす。パセリをかけて出来上がり。
内田朝陽
1982年、東京都生まれ。2000年に開催された21世紀ムービースターオーディションで、グランプリを受賞。同年映画で俳優デビューし、数々の映画やテレビドラマ、舞台に出演。2014年には結婚。昨年には、山田孝之、綾野 剛とともに、音楽ユニット「THE XXXXXX」を結成した。