100年使える永久定番。超シンプルな5本の金時計
ゴールドケースの腕時計の中でも、シンプルな3針モデルはもっとも役に立ちます。というのも、ゴールドケースの代表は正統のドレスウォッチ。そして正統のドレスウォッチは、薄型、2針、ローマン数字やバーやドットのインデックスが基本なのです。
とはいえ、秒針付きのほうが細かな時間まで計れるなど便利ですし、動く秒針を見れば時計が作動していることを確認することもできます。また、日付や曜日の表示も、あるほうが実用的。ですから実際の機能性や実用性をかんがえれば、シンプルでありつつ、秒針付きの中3針やスモールセコンドにした、ここに挙げるようなモデルが最良なのです。
また、ここで選んだモデルはすべてシンプルなラウンドケースであるのも特筆点。だからゴールドケースが華麗でありつつ、控えめな印象で着けられる。秒針や、日付、アラビア数字などがほどよくカジュアルで、スポーティーに使えるのも特徴です。このように、ゴールドケースのシンプルな3針モデルは、オールマイティに使うことができる。まさに、もっとも役立つ、永世定番なのです。
H.MOSER & CIE.[H.モーザー]
寡黙だけど忘れられない、そんな男は結構デキる奴
エンデバー・センターセコンド・オートマティック 240万円
これ見よがしなロゴがあるわけでもないのに、すぐにH.モーザーだと分かってしまうのは、独特の模様を持つフュメ・ダイアルのおかげ。H.モーザーが独自に配合した自社製のヒゲゼンマイ、シュトラウマン・ヘアスプリングを搭載し、高い精度を実現している点に、このブランドの独創性が垣間見える。
MORITZ GROSSMANN[モリッツ・グロスマン]
すべてがハンドメイドの時計通好みの新ブランド
モリッツ・グロスマン ベヌー37 320万円
ドイツ高級時計の聖地であるグラスヒュッテの発展に大きく寄与した19世紀の時計師の名前を復活させ、2008年に創業したブランド。「ベヌー」は2010年に発表された最初のコレクションで、こちらは41mmから37mmに小振りにされた今年の新作。新デザインのアラビア数字インデックスも美しい。
Chopard[ショパール]
公正なゴールドを使用した素晴らしい価値のあるモデル
L.U.C XPS ツイスト QF フェアマインド 228万円
「L.U.C」は創業者のルイ-ユリス・ショパールの名を冠した自社製ムーブメント搭載のフラッグシップ。さらにこのモデルは、自然環境と鉱山労働者への適切な配慮がなされた鉱山で採掘された金のみが認証される「フェアマインドゴールド」をケースに使用した価値ある1本です。
GIRARD-PERREGAUX[ジラール・ペルゴ]
マニュファクチュールの栄誉をオマージュした作
1966 160万円
「1966」は名門マニュファクチュールのジラール・ペルゴが、1966年のヌーシャテル天文台設立100周年祭に出品した時計で誉れある賞を受賞したことをオマージュし、2006年に誕生させたコレクション。植字のバーインデックスや、ドーム状の針など、細部まで美しく作られています。
Harry Winston[ハリー・ウィンストン]
シンプルな機構とデザインで、端正に美しく着けこなせる
ミッドナイト・オートマティック 42mm 235万円
「キング・オブ・ダイヤモンド」と称される、世界的ハイジュエラーであるハリーウィンストン。そのコレクション「ミッドナイト」は、シンプルなラウンドケースが特徴です。これはその最ベーシックのモデルで、日付を6時位置に置いたシンメトリーのフェイスが端正で魅力的。