[ライフ]パトリシオ親子インタビュー「長男、次男が出産に立ち会ったことで家族の結束が深まった」
のびのびと子育てできるのが海辺の街という選択
男性ファッション誌を中心に、長くモデルとしてお洒落な姿を見せてくれているパトリシオさん。ファッションスタイルのサンプルとして、マデュロ世代なら何回も見習ったことがあるでしょう。そんなパトリシオさんも、現在35歳。そして3人の男の子のパパでもあります。自然体だけどお洒落、そんなパトリシオさんのライフスタイルを探ってみました。
編集部 つい最近、3人目のお子さんが生まれたそうですね。おめでとうございます。上のふたりのお子さんの反応はいかがですか?
パトリシオ 2月2日に三男の真宇(マウ)が生まれました。長男の陽(ハル)が8歳、次男の怜(レイ)が5歳で、今回の出産には、陽と怜のふたりも一緒に立ち会ったんです。もちろんふたりとも初体験で、想像していた赤ちゃんと色や姿がちょっと違っていて、びっくりしていましたけど(笑)。長男の陽の出産のとき、僕は初めて立ち会ったんですが、人生の中で一番感動しました。陽は目を開いて生まれてきて、なんだか目が合った気がしたんですよね。そんなこともあり、今回家族全員で立ち会えて幸せでした。仲のいい3兄弟で育っていってほしいですね。
編集部 陽くんと怜くんはどんな男の子ですか?
パトリシオ 長男の陽はめちゃくちゃ優しいけど、ちょっと神経質なところもありますね。それでいて自分自身を持っていて男気を感じる。自分の小さい頃に似ています。友達にも慕われていて、よく自宅に友達が遊びに来ます。次男の怜はとにかく積極的。海にも一番に飛び込んでいきます。でも、ちょっとシャイなところもあるのが、かわいいですね。
編集部 お子さんの服はパトリシオさんが選ばれているんですか?
パトリシオ 結構、僕がセレクトしてますね。子供らしくシンプルな感じで、デニムにカットソーが多いですけど。特にGUはかわいくてリーズナブルなんでよく行きます。ありそうでないものが結構ラインナップされているんですよ。うちは男3人だから、そのまま着まわせますしね。
「サーフィンが、仕事にもよい影響を与えてくれる」
サーフィンにハマることで仕事への向き合い方が変化
編集部 長くモデルの仕事をされていますが、お子さんが生まれてから心境の変化などありましたか?
パトリシオ 子供が生まれてからも仕事に対する姿勢に変化はありませんね。むしろサーフィンと出会ってから考え方が変わりました。モデルの仕事は、「格好いいね」「今日はいい絵が撮れたよ」ってみんなが言って終われるのが理想。これってサーフィンをしていて、いい波が来て、それに乗って綺麗にボトムターンが決まったときの感覚と似ています。けれど、いい波が来たのにうまく乗れないときもある。そして仕事だって毎回必ずうまくいくわけでもない。サーフィンを始めたことで、そんなときでも気持ちを切り替えて、また次頑張ろうって思えるようになりましたね。若い頃はカッコつけちゃう部分もありましたが、ここ数年でライフスタイルも確立してきて、ナチュラルな自分本来の姿を出して、仕事に向き合うことができるようになりました。もちろん格好いいものを作りたいし、表現したい気持ちは変わりませんけど。
編集部 今回、陽くんと怜くんと共演されましたが、どんな感想を持たれましたか?
パトリシオ 自分ひとりでの撮影は慣れてますけど。子供たちと一緒にスタジオで本格的に撮影したのは、今回が初めて。ちょっと不安でしたけど、子供たちがすんなり入れて楽しんでいたみたいなのでよかったです。
編集部 お子さんはパトリシオさんの仕事のこと、何か言われますか?
パトリシオ 特に意識してないと思いますけど、コンビニで僕が出ている雑誌を見つけると、「パパがいるよっ!」なんて大きな声で言うんですよ。さすがに照れちゃいますけどね。今回の撮影をきっかけにして、今後は自分なりのパパ像を発信していきたいですし、親子コーディネートやファッションブランドとコラボレーションして、親子服をプロデュースするなんてこともやっていきたいですね。自分のライフスタイルを表現しながら、仕事にも活かしていきたいと思っています。
子供たちと初めての雑誌の表紙共演
「海と自然に近いライフスタイルで子供と一緒に成長していきたい」
湘南生活を通して家族との時間を育む
編集部 パトリシオさんは今、湘南が生活のベースですよね。それはやっぱりサーフィンにハマったことがきっかけだったのでしょうか?
パトリシオ もともと海の近くに住みたいなぁという願望はあったんです。自然が好きでしたし。湘南に移り住んでから、真剣にサーフィンに取り組み始めましたね。それまではショートボードをしていましたが、4年前に湘南に住み始めてからはロングボードの魅力にとりつかれました。長くゆったりと乗るロングボードのリズムが僕に合っているみたい。自然が多く、公園もたくさんあり、常に海を感じながらサーフィンに没頭できる。僕にとって湘南はベストな環境ですね。
編集部 お子さんたちには変化がありましたか?
パトリシオ 湘南に住んだおかげで、子供たちは外で遊ぶようになりました。最初は足に砂がつくのも嫌がっていましたが、海に通っているうちに自然に慣れたみたい。怜はサーフィンにハマって、冬もやりたいからウェットスーツが欲しいなんてことまで言い出すほど。できるだけ自然と戯れて成長していってほしいと思っていたのでよかったですね。東京と違い住民同士の距離感が近いので、商店街に行くとお店の方たちがフレンドリーに話しかけてくれます。そういうところも子供たちにとって好環境だと思いますね。
編集部 家族のライフスタイルにもいい影響が出ているようですね。
パトリシオ 湘南は海もあるし山もある。そして夜の食事も家族で入りやすい場所が多いので、ホント住みやすい。奥さんも湘南ライフに満足してくれ、子供たちとの信頼関係が深まっているように感じます。休日は近くの公園でマーケットが開かれていたり、周りに新鮮で美味しい野菜が採れたりするので、食も充実。男の子3人なんで、育ち盛りになったら食事代凄くなりそうですけど(笑)。
編集部 オフの日はどのような時間を過ごされていますか?
パトリシオ サーフィンしたり、ゴルフしたり、子供たちと一緒に公園に行ってサッカーしたり、とにかくアクティブです。陽と怜、ふたりともサッカーを習っていて、体力をもっとつけたいって言うんで、つい最近、3人で4km走ったんです。僕もちょっとランニングから遠ざかってたんで。3人で会話しながら湘南の海沿いをランニングしていると、本当にいい時間を過ごせているなと実感します。
編集部 湘南の家ではどんなスタイルで過ごしているんですか?
パトリシオ 普段の服装はシンプルなものが多いです。デニムにTシャツ、ワークパンツにスウェットとか。ただ、形とかクオリティにはこだわってますけど。特に動きやすいものを基準に選んでますね。子供の服も暖かさとか柔らかさを重視してます。男同士でコーディネートを揃えたりするのも楽しいですし。ふたりとも僕の持っているサングラスや時計なども気になるらしく、いろいろ聞いてきますよ。
編集部 今後、湘南生活でやりたいことなどありますか?
パトリシオ やっぱり目の前が海なんで、釣りを子供たちと一緒にやりたいですね。大きくなったら一緒に船舶の免許を取って、海釣りに出かけたいなぁなんて思っています。
編集部 最後に、お子さんの将来についてどのようなことを考えているか教えてください。
パトリシオ とにかく3人ともきちんと挨拶ができて、優しい人に育ってほしいですね。自分の適性を見つけるためにもアウトドアやスポーツ、勉強など様々なきっかけを与えて、興味のあることにトライしてくれればいいと思っています。そうして僕も子供たちと一緒に成長していければ最高ですね。
( 家族と一緒に海と自然に暮らす湘南生活 )
湘南の海が育てる自然体のライフスタイル
早朝から夕暮れまで、様々な表情を見せてくれる湘南の海。
サーフィンをはじめ、ジョギングやBBQなど、パトリシオさん家族は海をベースにした生活を送っています。子供たちものびのびと楽しんでいるそうです。
陽くんと怜くんはサッカーに夢中です
自身もサッカー好きですが、子供たちも自ら進んでサッカーを習っています。
陽くんは湘南ベルマーレのジュニアチーム。怜くんは幼稚園のサッカーチームに。一緒に湘南の砂浜でランニングトレーニングすることも!
Profile
パトリシオ
1984年2月生まれ。東京都出身。スカウトをきっかけに17歳からモデルとして活動し、ファッション誌を中心に、ブランド広告やカタログなど様々なジャンルで活躍。プライベートでは3人の男の子のパパ。湘南に移り住み、趣味のサーフィンを楽しみながら、自然に近い環境で子育てを楽しんでいます。