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ラグジュアリーブランドによる医療分野への支援事例5つ

ラグジュアリーブランドによる医療分野への支援事例5つ

新型コロナの感染拡大を受け、シャネルやグッチ、プラダなど、普段は最高級の衣類や宝飾品を製造しているブランドが続々と医療分野を支援していることをご存知でしょうか。マスク製造や研究施設への寄付など、支援の方法はさまざまです。ここでは、ラグジュアリーブランドによる医療分野への支援事例をご紹介します。

ケリング傘下のバレンシアガとサンローランがマスクを製造


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ケリング傘下のバレンシアガとサンローランは、いち早くマスクの製造に着手しました。製造したマスクは、フランスの医療サービスへ寄付される予定です。率先して医療分野への支援を開始したことは、世界的に報じられました。

また、同じくケリング傘下のグッチも、医療分野への寄付を目的として110万枚のマスクと5万5000着の医療用作業着を生産しています。さらに、クラウドファンディングキャンペーンを通じて、医療分野へ200万ユーロ(日本円で約2億3,600万円)を寄付。

このように、ケリンググループは率先して医療分野を支援しています。


シャネルは職人チームが製造した5万枚以上のマスクを提供


シャネルは、5万枚以上のマスクをフランスの医療サービスや消防団、警察などへ提供することを決めています。シャネルが誇る約150人の職人によるマスク製造チームが編成されたことは大きな話題を呼びました。


プラダは11万枚のマスクと8万着のオーバーオールを生産


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プラダは、トスカーナ州からの要請で、11万枚のマスクと8万着の医療用オーバーオールを生産しています。プラダのように、自ら動きのではなく国や州からの要請を受けて、医療用マスクなどを製造するケースもあります。

いずれにしても、マスクやオーバーオールの製造で医療分野へ大きく貢献したのは紛れもない事実です。


ブルガリはワクチン開発へ資金提供


ブルガリは、2020年3月6月にローマのラザロ・スパランツァーニ病院の研究部門へ多額の寄付を実施。その結果、イタリアの国立感染症研究所のデル・ヴェッキオ・パビリオンのセミナールームは、最新の3D顕微鏡を取得できました。

この医療機器は新型コロナの研究において理想的とされているため、ブルガリは結果的にワクチン開発や治療などへ貢献したことになります。

さらに、消毒剤を使用したハンドクレンジングジェルを製造し、数十万本をイタリア市民保護局を通じて医療機関へ支給しています。このように、資金面と物品面の両方で支援をしました。


ドルガバは研究機関へ資金援助


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ドルチェ&ガッバーナは、新型コロナウイルス(ウイルス名SARS-CoV-2)に対する免疫システムの研究支援を目的として、ミラノのウマニタス大学へ資金援助しています。資金援助をした時期は、ヨーロッパで新型コロナの感染被害が拡大する前の2020年2月17日です。

ドルチェ&ガッバーナの創立者にしてデザイナーでもあるステファノ・ガッバーナ氏と ドメニコ・ドルチェ氏は、「全人類の脅威である新型コロナと戦うために、何かする必要があると感じた」と語りました。


バーバリーは10万枚の医療用マスクを提供


ハーバリーは、代表作でもあるトレンチコートを製造している工場にて、一般用ガウンとマスクを製造しています。また、医療従事者に対しては10万枚の医療用マスクの提供を目指しているそうです。

さらに、オックスフォード大学で行われているワクチン開発に対して資金提供しています。


今後も有名企業の行動に注目!


今回は、ラグジュアリーブランドによる医療分野への支援事例をご紹介しましたが、今後も多くの有名企業による支援が行われると予想されます。今後も有名企業の行動に注目したいところでしょう。一般市民としても、可能な範囲で医療分野へ何らかの形で支援をしたいところです。


 


 


 

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