OUTDOOR
2026.01.27
【実録】この時期、湯たんぽは使えるのか!? FFヒーターを使わない氷点下の車中泊に挑戦
車中泊の暖房設備で定番といえば、クルマの燃料などを利用して車内を暖める「FFヒーター」。ところが筆者のジムニーには備わらないので、従来の冬キャンプ装備とアナログな湯たんぽで極寒の夜を過ごしてみました。氷点下となるこの時期、湯たんぽは使えるのか?
寒波襲来! 気温は氷点下の予報だが…車中泊にトライ
この日の車中泊は、外気温が日中でも5℃付近。そして夜は0℃を下回る予報。とはいえ日中は陽射しが暖かく、とても気持ちが良い気候でした。ただ冷たい風が強く、太陽が落ちて陽射しが無くなった時はかなり寒くなることが予想できます。
以前も記事で書いた豆炭こたつに入りながら車内で過ごしていましたが、バックドアを閉めなくては過ごせないほどの冷たい風で、寝床を作るために外に出るのが苦痛なほど。
自作の「豆炭キャンプこたつ」で車中泊!愛車のジムニーにセットして使い心地をチェック
以前作った「キャンプこたつ」の本来の目的は、ジムニー車内に設置して車中泊すること。今回は実際に湖畔のキャンプ場で車中泊し、使い勝手をテストしてきました。新たに発見できたポイントについてレポートしていきます!
エアーマットと寝袋を敷き、ガスバーナーで湯を沸かして寝る準備を始めます。
寒さが厳しい夜、カップラーメンとともに湯たんぽの湯を沸かす
ここで湯たんぽに登場してもらいます。筆者のジムニーはFFヒーターを付けていなく、かといってキャンプ場では一晩中エンジンをかけなければならないクルマのヒーターを使うわけにもいかないので、沸かした湯を湯たんぽに注ぎ、寝る準備をしました。夜食にカップラーメンを食べて、こたつを片付け、寝袋に入ります。
簡易的な温度計を2つ用意して気温を測定してみると、車外の気温は0℃、車内は9℃となっていました。湯を沸かすなどで車内はそれなりに暖かい。しかし時間が経てば、気密性が低いジムニーの車内は外と同じ気温に下がることは目に見えていて、冷気が寝袋の中にまで伝わることが予想されます。
湯たんぽで真冬の車中泊はしのげるのか?
いざ就寝の時間。上着とダウンパンツを脱ぎ、寝袋の中に入ります。湯たんぽは体温が下がりがちな足先を暖かくしてくれるので意外と心地良い。この時点では寒さを感じず、ぬくぬくとした状態で快適な状態。消灯してすぐに眠りにつくことができました。
過冷却で紅茶がシャーベット状に!凍り付く車内で目を覚ます
朝の車内の様子です。天井のパネルが凍り付き、気温差で歪んでいます。
湯たんぽを使った寝心地についてですが、明け方の気温の低さで寝袋内にも冷気が伝わり、あまり効果がなく、早めに目覚めてしまうという結果でした。冬用のマットと寝袋で湯たんぽがあっても、軽装過ぎると寒さを感じてしまいますね。これまで冬のテント泊では上着とダウンパンツは脱がずに寝袋に入っていましたが、車中泊でも同様の装備が必要ですね。
湯たんぽを使った寝心地についてですが、明け方の気温の低さで寝袋内にも冷気が伝わり、あまり効果がなく、早めに目覚めてしまうという結果でした。冬用のマットと寝袋で湯たんぽがあっても、軽装過ぎると寒さを感じてしまいますね。これまで冬のテント泊では上着とダウンパンツは脱がずに寝袋に入っていましたが、車中泊でも同様の装備が必要ですね。
ドリンクホルダーに放置していた紅茶を沸かして飲もうとケトルに注ぐと、シャーベット状に変化する事態に。これは氷に必要な核ができずに冷えた液体で起こる「過冷却」という現象らしく、-5℃程度でゆっくり均一に冷やされた液体に衝撃を与えることで結晶化するもの。過冷却が起きたということは、車内が長時間にわたって-5℃近く冷えていたことを示しています。
ちなみに過冷却は上空の雨粒でも起こることがあり、路面や木々をすべて凍らす「フリージングレイン(雨氷)」と呼ばれ、北米でよく発生するそうです。
ちなみに過冷却は上空の雨粒でも起こることがあり、路面や木々をすべて凍らす「フリージングレイン(雨氷)」と呼ばれ、北米でよく発生するそうです。
湯たんぽと追加ウェアで次の車中泊こそ万全に
このままではさすがに車中泊をしたいと思わないので、帰り道にはモンベルへと向かい、現在着用しているアンダーウエア「ジオライン」の厳冬期用を購入。これまで中厚手を上下着用してきましたが、上のみ厚手にして、下は脱ぎ着しやすいダウンパンツで対応することにしました。ユニクロのウルトラライトダウンでも良さそうですが、寝巻として使用することを考えてアンダーウエアの強化という選択です。
冬のアウトドアはやる度に不満や改善点ができて大変な部分もありますが、ギアの性能を試すにはピッタリシーズン。まだまだトライアンドエラーの精神で、冬の車中泊を楽しんでいこうと思います。
冬のアウトドアはやる度に不満や改善点ができて大変な部分もありますが、ギアの性能を試すにはピッタリシーズン。まだまだトライアンドエラーの精神で、冬の車中泊を楽しんでいこうと思います。
取材・文/田中一馬





















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