OUTDOOR

2025.12.03

【車中泊】茨城県・霞ヶ浦で豆炭こたつ & ベッドキットが快適！焼きたてうなぎと串揚げも

以前訪れて気に入った霞ヶ浦を再訪。今回は霞ヶ浦を目の前にして過ごせるRVパークで車中泊してみました。自作ギアのテストや地元ならではの国産の焼きたてうなぎや豆炭こたつで大満足の旅に。

霞ヶ浦といえば冬が旬のうなぎ！北浦近くの店へ買い出し

これまでに作成した豆炭こたつセット、ベッドキットを活用して、地元のならではのグルメを楽しみながら車中泊で過ごしたい。まずはうなぎの白焼きがテイクアウトできる北浦近くのうなぎ店へ向かいました。

北浦や霞ヶ浦ではうなぎが獲れることから、今回のキャンプではうなぎ一択、篠塚商店にやってきました。中には鯉が泳ぐ生け簀や、積み重なったうなぎ篭（かご）があり、普段はなかなか見られない光景が広がっています。

篠塚商店では注文を受けてから捌いて焼くというシステムになっているので、調理工程を目の前で見ることができます。筆者のうなぎは天然物ではなく九州産の養殖物を選びましたが、しっかり天然物もあるとのことでした。土用の丑の日によく食べるうなぎですが、実は冬が旬。焼き立てのその味に胸を躍らせて宿泊地へ急ぎます。

篠塚商店
所在地／茨城県鹿嶋市大船津2575‐1
電話／0299-83-0512

霞ヶ浦のRVパークで焼き立てうなぎを堪能する

キャンプ場ではなく、RVパークに宿泊します。ここは霞ヶ浦が目の前に広がる場所にあり、今回のコンセプトにピッタリの場所。JA22ジムニーに自作の車中泊装備を整えたので、キャンピングカーが主流のRVパークを利用しやすくなりました。

なめがたRVパークマルベリー
所在地／茨城県行方市島並1351

寒くなって来たので、ベッドキットに加えて豆炭こたつも持ってきました。ベッドキットを一旦分解してスペースを作り、こたつを設置したところ、ジムニーの狭い空間でもなんとかベッドとこたつ両方楽しめる空間に。本当にどこでも行けそうな気がして、今後のキャンプを想像するとワクワクします。

先ほど購入したうなぎで乾杯。捌きたて焼きたての味は格別で、ふわふわした身と脂が最高でした！　これほど新鮮なうなぎを食べるのは初めてで、とても良い経験になりました。自宅に備長炭があるので、次回は自分で炭火焼きをしてみたいという意欲も湧いてきました。

陽が落ちてきた霞ヶ浦は本当に美しい。海のようなスケール感ですが、波がないので静かなところが気に入っています。国内で2番目に広い湖である霞ヶ浦、眺めながらしばらく物思いにふける時間です。

夜のキャンプ飯は串揚げが最高の出来栄え

夕食は揚げ物が食べたかったので、串揚げにしました。油跳ねを気にしなくていいので、家よりアウトドアのほうが揚げ物がしやすいかも。

車内に置いた暖かいこたつの上で調理開始。カットして串に刺すだけなので、意外と簡単。バッター液（小麦粉の衣）やパン粉はジッパー付きの袋に用意しておいたので、洗い物が少ないのもキャンプ向きです。

油が温まったので、揚げ始めます。寒い時期は食べ物が冷めやすいため、温度管理しやすく、熱々を楽しめる串揚げは冬に適していますね。

大好物であるタルタルソースも作ったので、一緒にいただきます！　サクッと揚がって脂っこくなく、非常に良い出来。ただ、一人では食べきれないなぁと思っていたところに、隣の釣り目的キャンパーの方に誘われたので、一緒に宴会することに。

お隣のキャンパーと一緒に宴会

大型のキャンピングカーでワンちゃんと一緒に釣り旅をしているそうで、こんなかわいい相棒がそばにいて、とても羨ましかったです。いつかペットと一緒に車中泊をするというのも、新たな人生の目標になりました。

霞ヶ浦ではナマズも釣れるらしく、今日釣ったナマズをいただくことができました。意外に臭みがなく、弾力があってとても美味しい。筆者の串揚げも喜んでもらえて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

新たな発見がある車中泊は大成功

先月の車中泊ではまだ寒さを感じなかったので、同じ装備で寝ていましたが、ひと桁台の気温では寒さを感じて目覚めてしまいました。保温力不足は寝袋だけではなく、ベッド部分にもあって底冷えする感じ。テントではないので下はあたたかいだろうと思っていましたが、車中泊でも寒さ対策は万全にする必要がありそうです。

美しい霞ヶ浦の前で車中泊するという単純な思いで始めた旅でしたが、地域ならではグルメや、思わぬふれあいがあり、たくさんの発見や喜びがありました。自作した車中泊グッズのテストもバッチリで、とても充実した時間になりました。また新たな発見を得るために、旅を続けていきたいと思います。

取材・文／田中一馬

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