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水道もトイレもないハードコアキャンプ場「甲府市森林浴広場」の車中泊が楽しい

水道もトイレもないハードコアキャンプ場「甲府市森林浴広場」の車中泊が楽しい

山梨県甲府のクリスタルライン上にある「甲府市森林浴広場」を再訪。こだわりのアイテムを駆使して、何もない場所の車中泊を存分に楽しんできました。

甲府市森林浴広場は大自然に近いキャンプ場

山梨県北部にあるクリスタルラインという林道沿いにあらわれる、甲府市森林浴広場。無料で利用することができますが、トイレや水道は無く、野営に近い環境なのでキャンプ慣れした人向けの施設です。以前にここに来た時は装備がなく泊まることができなかったので、今回は車中泊の準備を整えて再度チャレンジ。
前回訪れた時にはなかった「熊出没」の看板を発見。ここに限ったことではないものの、標高が高く人が少ない場所なので、野生動物に遭遇する確率は高そうな場所でもあります。

車中泊ベッドキットがあると設営が早い

夏場に車中泊をするのは厳しいと思っていましたが、甲府市森林浴広場はほとんど汗をかかないくらい涼しい場所なので、快適に過ごせます。直火が可能で、他の利用者が使用したであろう、石組みのかまどをそのまま利用して焚き火しようと思います。まずはスタンドテーブルを立てて、食卓の準備。
筆者の記事では何度も登場していますが、車中泊ベッドキットが今日の寝床。常に骨組み状態にしてあるので、あとは天板を並べてマットと寝袋を敷くだけで準備完了。数分でセットできるので、最近はテントの出番が少なくなっています。

豊富な薪とカインズのBBQ合わせ焼き網が晩めしに大活躍

着火剤を持ってくるのを忘れてしまいましたが、落ちていた白樺の皮で無事に着火することができました。枝打ちされた木がそこら中に落ちているので、焚き火は存分に楽しめます。小さい枝からくべていき、焚き火を育てる時間は何度やってもワクワクするものです。
火が熾せたら食材の準備。今日は宮崎名物の鳥の炭火焼風を作りたいと思います。地鶏ではないので「風」です。準備といっても一口大に切って塩コショウすれば終わりなので、とても簡単。リサーチした結果、「焼き方にポイント」があることが分かったので、ここで試していきます。
干物を焼くために購入した、カインズの焼き網がここでも活躍。取っ手までステンレスなので、ワイルドな直火でも使いやすい。ひっくり返しやすく手早く行いたい強火調理にもピッタリで、かなり気に入っているアイテムです。

自宅で仕込んだ鶏油をかけて宮崎名物(風)に鳥を焼く

焼き方で最大のポイントは「鶏油」をかけて火を強くし、スモーキーなフレーバーと、炭のような黒ずんだ風合いを出すことにあります。ちなみに前日、鳥皮を炒って鶏油を抽出してきました。
鶏油をかけると炎が高く上がり、バチバチと焼ける音がします。最初からかけた方が良いのか迷いましたが、ある程度火を通してからかけてみたものの、火が通り過ぎないか心配です。ここに来る前に自宅で試そうと思いましたが、こんなに炎が高く上がるとは思っていなかった。危険なので、キャンプ場で良かったと思います。
出来上がりは味も見た目もイメージしていた雰囲気が出ていて良い感じ。やや焦げ過ぎたのと、地鶏のような弾力が無いので、やはり本物には及びません。ただ、柚子胡椒やキャベツと一緒に食べると、とても美味しい。野外料理はこれくらいワイルドでシンプルなものが良いですね。
腹ごしらえも済んで、リラックスタイム。ライトをつけると恐ろしい数の虫が飛んでくるので、自分の方には向けられませんでした。場内には誰もいなく、周囲は暗闇が延々に広がっているので、虫が飛びかっているのも賑やかで孤独感を紛らわせてくれるので悪い気分ではありません。

釣りのため夜明け前に起床、真っ暗なキャンプ場から1日が始まる

翌日は違う場所での釣りを予定していたので、夜明けに前に起床して出発することに。正直こんな林道を暗い中走るのは怖いなと思いましたが、釣りのためなら仕方がありません。暖機運転をしながら、寝ぼけた頭を起こしていきます。
野営に近い環境の甲府市森林浴広場は、山深く危険が多いのではと思いましたが、とても静かで自然が豊かな素晴らしいキャンプ場でした。インフラが整っていないことへ準備や、自然を汚さないような心構えとプランがあれば、誰でも楽しめるはず。必ずまたここに戻ってきたいと思います。
取材・文/田中一馬
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