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【DIYで車中泊】イレクターパイプで自作したベッド、その寝心地は?

【DIYで車中泊】イレクターパイプで自作したベッド、その寝心地は?

イレクターパイプで組み立てた自作のベッド。その使用感を確かめるために車中泊キャンプへ向かいました。頑張って作った新しいアイテムは、これからの旅に欠かせない相棒になるのか?

ベッドを組んだまま出発! 隠れたメリットもあった

前回の記事では、ベッドが完成するまでを追いましたが、今度は実際に使用してみたいと思います。

キャンプ地に出発する際、フレームはバラバラに解体できるのですが、天板のサイズが大きく、どのみち平置きにしないと厳しそうなので、フレームを組んだ状態で出発します。やはり組んだ状態だと収納スペースは圧迫されるので、いつもより小さめのソフトクーラーボックスを選びました。
手元付近に伸びるフレームは全く邪魔にならないどころか、以前より欲しかった肘置き代わりになることが判明。こうした隠れたメリットも分かって、幸先の良い旅のスタートになりました。

修正したいポイントは、峠道でフレーム上に重ねた天板がズレるのが気になるところ。かといって、ベッドをセットし直すのは運転の邪魔で、この辺りは修正が必要な気がします。

楽過ぎる設営に感動!充実した時間を過ごせる空間に

キャンプ場に到着。普段ならテントやタープなどの設営を行いますが、天板をずらすだけで寝床は完了。楽過ぎます…。

あとはサーマレストのマットとエアーマットを置くだけなので、火起こしくらいしかやることがありません。手間がかからないのは非常に良いことなのですが、どう時間を過ごそうか迷ってしまいました。
椅子を出す必要もない気がしたので、荷台に腰かけていたところ、ベッドがテーブル代わりになることが判明。筆者はよくリアバンパーに腰かけて景色を眺めることが多いのですが、このスペースを改善して、もっと快適に、自分だけのくつろぎスペースにできるかも。
キャンプ飯は直売所で買った合鴨の焼き肉やすき焼きを食べました。新鮮で臭みもなく驚くほど美味しい。頑張って作った車中泊空間で過ごすワクワク感も相まって、充実感溢れる最高の夜になりました。

寝心地は最高!マイナーチェンジのポイントも分かった

肝心の寝心地ですが、これまでの車中泊やテントより断然良い! 寝る場所に段差が無いことが、こんなにも睡眠の質を上げるとは思いませんでした。
ベッド自体はこれで完成で問題ありませんが、助手席部分の脚がもうあと1~2cm低いと居心地良いかも。そこを調整しようか迷うところです。
大したトラブルではありませんが、エアコンの送風口に付けていたスマホホルダーが、寝ている間に寝袋に当たって外れていました。ホルダーが少ないジムニーの貴重な収納スペースですが、寝相によっては干渉してしまいますね。

旅の幅が広がることを実感、自作ベッドは大成功

キャンプ場を後にして、湖畔近くの駐車場にやってきました。大きな湖の水面を見ていると心が安らぎます。
こういった落ち着くスポットに来た時も、天板をセットするだけで横になってのんびりしたり、昼寝したりすることができます。本当にどこでも快適に泊まれそうなので旅の自由度が上がり、世界が広がったような気分になりました。

ベッドを実際に使い、メリットや改善点を浮き彫りにしたいというテーマでしたが、さまざまなフィードバックが得られて、非常に有意義な旅になりました。また新しいアイデアを実行して、改善していこうと思います。
取材・文/田中一馬
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