DINING
2025.12.25
【噂の店】二子玉川のフレンチはセルフ!? 「TOKIO フレンチ ルナティック」は注文から受け取りまで独特で美味しい
東京・二子玉川の「TOKIO フレンチ ルナティック」を訪れました。セルフなのに料理は本格的なフレンチという独特の体験、ラフな空間と完成度の高い料理というギャップをレポート。
噂のぶっ飛びフレンチを確かめに二子玉川へ
二子玉川の多摩川沿いにある「TOKIO フレンチ ルナティック」がとにかくぶっ飛んでいると聞き、平日の11時半に予約をして向かいました。フレンチなのに注文も受け取りもセルフ。さらに椅子も食器もバラバラという規格外のスタイル。それでも「味は本気」という評判らしく、どれほどギャップのある店なのか実際に体験してみたい気持ちでいっぱい。
二子玉川なら渋谷や横浜方面からも乗り換え1回で行けるため、平日の午前でも負担のない距離感です。
二子玉川なら渋谷や横浜方面からも乗り換え1回で行けるため、平日の午前でも負担のない距離感です。
駅から多摩川に向かって歩くと、急に景色が開けてきて、川沿いの心地よい空気に少し気持ちが軽くなります。「本当にここにフレンチの店があるのか?」と半信半疑のまま到着。
入口にはカタカナで予約名と座席番号が書かれた紙が貼られていました。そのラフさに思わず笑ってしまい、「あ、ここは本気でセルフを貫く店なんだ」と一瞬で理解しました。
予約席を探すところからセルフ! 店に入った瞬間から異世界感
この日の予約席は「2階 室内7」。案内スタッフがいるわけではなく、自分で階段を上がり、扉を開け、番号のある席に進むスタイルです。
赤い鉄階段を上がっていくと、フレンチの店に向かっているとは思えない独特の雰囲気があります。少し年季の入った段差を踏むたびに「本当にここで合っているのかな?」と胸の奥がわずかにざわつきました。それでもどこかワクワクする、不思議な高揚感があります。
階段を上りきると、今度は細い渡り廊下が現れます。外の木々が間近に見え、都会のフレンチとは思えない生活感の残る壁や配管が視界に入り、非日常というより異世界に迷い込んだような感覚がじわじわと強くなる瞬間でした。
室内は噂どおり、椅子もテーブルもあまり統一感がなく不思議な空気。整っていないのに妙に居心地がよく、この雑多さも味のうちなんだろうな…と感じました。
テーブルの上には「当店はセルフサービスです」と書かれた冊子が置かれ、支払い方法ごとにページが分かれています。キャッシュレスの場合はアプリから注文、現金なら食券機という仕組み。
初めての来店なので少し戸惑いましたが、逆にこの段取りを自分で整えていく感じが面白い。まるでキャンプで準備をするようなワクワク感です。
注文も受け取りもセルフ! でもそれが楽しい
今回はアプリをダウンロードし、クレジットカード決済で注文を進めます。名物と聞いていた「牛フィレのステーキ フォアグラのせ」(2180円)を迷わず選択。
店内には男性スタッフが2名ほど見えましたが、水も食器もすべてセルフで、カトラリーもバラバラ。必要なものは自分で取りに行くスタイルで、店全体が雑多なセルフの世界に統一されています。
テラス席もあり、非日常が漂う空間で15分ほど過ごしていると、アプリに「出来上がりました。取りに来てください」と通知が届きました。あとはカウンターに向かって自分で料理を受け取るだけ。しかし、皿の上の料理を見て驚きました。
異端とは思えない本格クオリティの一皿
熱々の牛フィレ肉の上に、分厚いフォアグラがとろりと重なり、その下にはバターの香りがほのかに漂う滑らかなマッシュポテト。ナイフを入れた瞬間、フィレ肉は静かに切れ、フォアグラはじんわりと溶けはじめます。
立ちのぼる湯気とともに広がる香りは、まさにフレンチレストラン。カジュアルな店内とのギャップが強すぎて、ひと口目を運ぶ前からすでに感情が揺れていました。
口に入れると、フォアグラの濃厚な旨みがフィレの赤身の甘さと重なり、想像以上に調和のとれた味わいです。
口に入れると、フォアグラの濃厚な旨みがフィレの赤身の甘さと重なり、想像以上に調和のとれた味わいです。
火入れの加減も見事で、そのクオリティにただただ驚かされました。周りはバラバラの椅子、店の雰囲気はラフ。それなのに皿の上だけは妥協を感じなく、この一皿のために来てよかったと思いました。
つい「ここ、本当にセルフの店なんだよね?」と心の中で自分に確認したくなるほどのギャップでした。
つい「ここ、本当にセルフの店なんだよね?」と心の中で自分に確認したくなるほどのギャップでした。
片付けまでが体験! 最後に多摩川沿いの散歩で完結
食後は返却口へ食器を運び、テーブルを拭き、メニュー表を元の位置に戻します。通常のフレンチではウエイターがすべて行う工程ですが、この店ではその後片付けも体験の一部。
最後まで自分のペースで完結させる流れが心地よく、セルフという仕組みがむしろ料理の余韻を静かに深めてくれるようでした。
片付けを終えて外に出ると、陽ざしが気持ちよく、多摩川沿いの空気が軽く感じられました。二子玉川駅までの徒歩8分ほどの道を歩きながら、さっきまでのセルフフレンチ体験を静かに振り返ります。
ラフなのに料理はしっかり本格的、そのギャップが妙にあとを引き、またふらっと来てもいいなと思える店でした。
TOKIO フレンチ ルナティック
所在地/東京都世田谷区玉川1-1-4
取材・文/SYURI
ラフなのに料理はしっかり本格的、そのギャップが妙にあとを引き、またふらっと来てもいいなと思える店でした。
TOKIO フレンチ ルナティック
所在地/東京都世田谷区玉川1-1-4
取材・文/SYURI





















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