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【攻めの一杯】暑い時こそニンニク欲! 太源で味わう「Wニンニクラーメン」のパンチ力

【攻めの一杯】暑い時こそニンニク欲! 太源で味わう「Wニンニクラーメン」のパンチ力

体が疲れているときや、元気が出ないとき。サプリでもエナジードリンクでもなく、「しっかりニンニクを効いたラーメン」を食べたくなる日があります。そんな気分で横浜・伊勢佐木長者町にある「太源」を訪れました。

昭和48年創業、横浜にあるラーメンとカレーの専門店

「太源」は、横浜市営地下鉄ブルーライン・伊勢佐木長者町駅から徒歩5分ほど。京急の日ノ出町駅・JR関内駅からもアクセスできます。
伊勢佐木長者町駅を出て、まっすぐ歩いていくと赤い看板が見えてきました。店の前まで行くと、真っ赤な看板と開け放たれた引き戸が目に入りました。
この日の気温は35度の真夏日。クーラーはついているものの、扉が開いているため店内もなかなかの暑さです。カウンター9席だけの小さなお店で、厨房では店主が一人で切り盛りしている様子。昭和感のある、どこか落ち着く空気が流れていました。

注文は「Wニンニクラーメン」一択

看板メニューの「ニンニクラーメン」(850円)に、+50円のトッピングのニンニクをダブル追加。その場で生ニンニクを10粒ほどクラッシュして入れてもらう、いわゆるWニンニク仕様です。厨房からは、ニンニクを潰す音が聞こえてきます。一つひとつ潰しているのがわかる分、期待感が高まります。

あご出汁ベースのあっさり豚骨×10粒の生ニンニク

登場したラーメンは、細麺にあご出汁ベースのあっさり豚骨醤油スープ。そこへたっぷりとクラッシュしたニンニクが溶け込んでいます。
スープは重たすぎず、でもニンニクのパンチで食べごたえは十分。ほどよい油分と刺激のバランスがよく、食べ進めてもくどさを感じません。
途中、店主から「これ辛いけど、美味しいよ」とすすめられた豆板醤を少量加えてみました。思った以上に辛く、スープの印象ががらりと変わります。
辛さに強くない人は少しずつ様子を見ながら使うのが良さそうです。
麺の上には、しっかりと厚みのあるチャーシューが2枚。脂身はとろけるようにやわらかく、噛むたびに味がじんわりとにじみ出てきます。スープがあっさりめなので、肉の旨みが重たくなりすぎず、バランスがとれています。
刻みネギのシャキシャキ感も良いアクセントになっていて、途中で口の中をリセットしてくれました。味の染みたメンマは甘く、どこか懐かしい味。ニンニクのパンチの合間にちょうどいい箸休めになります。これらの具材には派手さが無いものの安定感があり、一つひとつがしっかりと食べる満足感につながっている一杯だと感じました。

食べ終えたあとの満足感と余韻

外の暑さもあって、食べ終える頃にはすっかり汗だくです。それでも不思議と不快感はなく、むしろすっきりとした気分で席を立てました。しっかりとしたニンニクの余韻は、帰りの電車でも自分で気づくほどはっきりと残っていました。

それだけでも十分インパクトがあったのですが、驚いたのは翌朝。目が覚めても、口の中にニンニクの気配がまだ残っていて、「あ、昨日すごいの食べたな」と改めて思い出すほどでした。ここまで余韻が続くラーメンは多くありません。食後の余韻も含めて、「しっかり食べた」と感じさせてくれる体験でした。

ときには攻めた一杯がちょうどいい

ラーメンにもいろいろありますが、太源のWニンニクラーメンは、ニンニクをしっかり摂りたいときにぴったりの一杯です。店構えは普通の街中華ながら、長年続いている理由がわかる満足感がありました。
暑い日でも、疲れている日でも、ちょっと気合を入れたいときでも。たまにはこんな攻めの一杯に向き合ってみるのも良いかもしれません。

ラーメン&カレー専門店 太源
所在地/神奈川県横浜市中区伊勢佐木町2-81
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