DINING
2025.10.25
【横浜家系】大判チャーシューに圧倒される「山崎家」のネギチャーシューメン
横浜家系ラーメンの人気店「山崎家」。看板メニューは、柔らかく味付けも絶妙な大判チャーシューが主役の「ネギチャーシューメン」、大人の食欲を満たす贅沢な一杯を食べてみたいと行ってきました。
家系の聖地でなぜ「山崎家」に惹かれた?
横浜駅西口を出て5分ほど歩くと、家系ラーメンの人気店「山崎家」があります。この一帯は、家系の総本山「吉村家」もほど近く、全国からラーメン好きが訪れるエリア。そんな家系の聖地の中で地元の人々に愛され続ける山崎家、以前から気になっていた一軒です。濃厚なのに食べやすいと評判の一杯、その噂を確かめに行ってきました。
開店を待つ時間に期待が高まる
開店時間は11時。少し早めに10時55分に到着すると、すでに先客が一人。ちょうど店員さんが「すみません、今日は11時15分オープンです!」と声をかけてくれました。結局、暖簾が上がったのは11時24分。気づけば背後には7人ほどの列ができており、平日でも人気の高さがうかがえます。店内はカウンター席とテーブル席を合わせて約18席。赤いカウンターが印象的で、どこか懐かしさを感じる空間です。
目の前で放たれる存在感…丼からはみ出す大判チャーシュー
丼が運ばれてきた瞬間、思わず見入ってしまいました。器いっぱいに広がる大判チャーシュー。その隣には山盛りの白髪ネギと、深い緑のほうれん草。背面には海苔が控え、全体の色彩を引き締めています。どこを見ても隙がなく、まるで構成美を感じさせる一杯。
湯気の向こうから漂う香りに誘われ、スープへと箸を伸ばしました。スープは豚骨のパンチがありながら、鶏油のクリーミーさが全体を包み込み、口当たりはまろやか。塩味のキレと旨味の余韻が絶妙で、どこか上品さすら漂います。
丼を彩るのは、山盛りの味付けネギ。シャキシャキとした食感と香ばしいタレの風味が、濃厚なスープに軽やかなアクセントを加えます。
噛むほどに甘みと辛みが交わり、ほうれん草の青みと相まって、重たさを感じさせません。スープを吸ってしんなりとしたネギと、歯ごたえを残した部分が混ざり合い、一杯の中に心地よいリズムを生み出しています。
中太麺はしっかりとしたコシがあり、スープとネギを絶妙に絡め取ってくれる。食べ進めるほどに味のバランスが深まり、箸が止まりません。
途中で卓上のにんにくを少し加えると、スープの印象が一変。まろやかさの奥に力強さが立ち上がり、食欲をぐっと引き上げてくれます。終盤にかけて味が重層的に変化していくのも、この一杯ならではの楽しさです。
圧巻のチャーシューが主役の一杯
看板の大判チャーシューは、まさに主役級の存在。厚みのある一枚は箸を入れるだけでほろりと崩れ、脂身はとろけるように甘く、赤身は肉らしい噛み応えを残しています。
スープに軽く沈めてから口に運ぶと、旨味がいっそう際立ち、思わず笑みがこぼれました。このチャーシューを目当てに通うファンが多いのも納得です。
一杯に込められた、山崎家の誠実な味づくり
家系ラーメンの総本山・吉村家のすぐ近くにありながら、「山崎家」は独自の味を磨き上げています。豚骨のコクと鶏油のまろやかさ、そのバランス感覚に職人の丁寧な手仕事も感じられます。力強くも優しい…そんな一杯を求めて、この店の暖簾をくぐる常連が絶えない理由がわかりました。
濃厚ながらも重すぎず、最後の一滴まで飲み干したくなるスープ。一度味わえば、再びこの赤いカウンターに戻りたくなる。横浜家系の奥深さを実感させてくれる一杯でした。
横浜家系ラーメン 山崎家
所在地/神奈川県横浜市西区南幸2-8-10 シャトー横浜西口ビル 1F
取材・文/SYURI
濃厚ながらも重すぎず、最後の一滴まで飲み干したくなるスープ。一度味わえば、再びこの赤いカウンターに戻りたくなる。横浜家系の奥深さを実感させてくれる一杯でした。
横浜家系ラーメン 山崎家
所在地/神奈川県横浜市西区南幸2-8-10 シャトー横浜西口ビル 1F
取材・文/SYURI





















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