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ダイソーのシュラフに包まれてワイン片手にひとり時間を楽しむベランダの夜

ダイソーのシュラフに包まれてワイン片手にひとり時間を楽しむベランダの夜

ダイソーに封筒型シュラフ(寝袋)があるのを知っていました? その温かさを知りたくなり、夜のベランダでワイン片手にひとり時間を検証。気温15℃の夜に感じた安心感やサイズ感まで、リアルな体験をレポート。

寒いけど温かい!? ベランダでちょっとアウトドア

仕事を終え、家族が寝静まった夜。一日の終わりに、外の空気を吸いたくなりました。部屋の中では心が切り替わらないけど、遠出をするほどの時間はない。家族と過ごす時間も大切ですが、誰にも邪魔されない静かな時間、やはり必要だと思うことがあります。

そんな夜に使えるのか? ダイソーの封筒型シュラフをベランダで活用、自分の中のスイッチになる気がしたのです。
広げたサイズは約180×140cm、使用時は180×70cm。ポリエステル素材で軽く、収納も簡単。
スペック上の使用可能温度は約18℃以上となっています。それでも、15℃の夜にどこまで快適に過ごせるのか、気になりました。
商品名/封筒型シュラフ(連結可能)
価格/1100円
材質/表地:ポリエステル100% 裏地:ポリエステル100% 中わた:ポリエステル100%
商品サイズ/本体:180x70x5cm 収納袋:40x18×18.8cm ひも(伸長時):69×0.3×0.3cm
使用可能温度/約18℃以上
●大創産業

ランタンの灯りとワインの香りの中で

ベランダにキャンプチェアを置き、テーブルの上にはワインとグラス。中央にランタンを灯すと、いつものベランダが一気にアウトドア空間に。
シュラフを広げて腰を下ろし、胸まで包まると、ポリエステルのさらりとした感触が肌に伝わります。ブランケットと違い、シュラフはすっぽりと全身を包み込んでくれました。
足元まで閉じると、自分の体温で少しずつ内側が温まっていくのがわかります。外の冷たい空気を感じながらも、身体のまわりだけはほんのり温かい…その温度差が、なぜか心地よく感じられました。
15℃の夜はやはり少し肌寒く、頬にあたる風が冷たく感じます。それでも、シュラフに包まれていると不思議と落ち着きました。

ワインをひと口飲み、ランタンの灯りをぼんやり眺めていると、仕事のことや明日の予定など、頭の中に散らばっていた考えが静かに整っていく気がします。どれも普段なら気に留めないことですが、この夜は一つひとつが鮮明に感じられます。

シュラフがくれた、少しだけ思考を整える時間

使ってみて感じたのは、シュラフの性能よりも気持ちの切り替えです。ただ座っているだけのベランダが、特別な空間に変わりました。ブランケットと違い、足元まで覆われるので風を受けにくく、包まれている安心感があります。
とはいえ、保温性はそれほど高くありません。15℃の夜だと、しばらくするとじんわり冷えを感じます。それでも、軽く身体を預けてワインを飲みながら過ごすには十分でした。しっかり防寒するためのシュラフというより、気軽に外でくつろぐためのアイテムと割り切った方が良さそう。
日中には、子供たちが面白がって二人で中に入って遊んでいました。封筒型なので、縦でも横でも窮屈さはなく、子供ふたりが余裕をもって入れる広さがあります。

寝るためのシュラフというより、ちょっとした子供の隠れ家のような感覚。アウトドア用品としてだけでなく、家の中でも楽しめるのが面白いところ。
ちなみに、この寝袋はダブルジッパー仕様になっていて、足元だけを開けたり、腹部だけを閉じたりと温度に合わせた使い方ができます。また、同じシュラフが2つあれば、向かい合ったジッパーを連結して大きなシュラフとして使用することも可能。

気温やシーンに合わせてアレンジできる仕様で、シンプルながらもよく考えられたつくりだと感じました。
普段ならスマホを見て過ごす時間ですが、不思議なことに体が包まれているだけで気持ちが落ち着いて、自然と考えごとをする時間に変わっていきました。性能は高くありませんが、あると嬉しい…そんな存在です。

取材・文/SYURI
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