DINING
2024.11.30
【食レポ】平日でも大行列!横浜「吉村家」に初訪問したら人気の理由がわかった
横浜駅周辺でひときわ目立つ行列店「吉村家」。その人気の秘密に迫るべく、実際に訪問してみました。濃厚なスープや具材のクオリティなどを詳しくレポートします!
平日15時でもこの行列……!「吉村家」の圧倒的な人気
訪問したのは平日15時。写真のとおり、お昼時を過ぎても「吉村家」の前には長蛇の列。店舗前のコーンには「このコーンよりも後ろの方は奥にお並び下さい」というメモが掲示されており、数十メートル離れた場所に誘導されるほどの混雑ぶり。
お店が見えない場所で、10分ほど待機。
お店が見えないので、本当にこの列に並び続けても良いのか……? という不安があったものの、10分後、スタッフの方が人数を確認しながら順番にお店前の列へと案内してくれました。行列だけでもこの店の人気を物語っています。
食券システムもユニーク!ピンクのプラスチック食券
列に並ぶ途中にスタッフの方から「食券を購入してください」と案内され、約20分後にようやく食券機の前へ。今回選んだのは人気メニューの「チャーシュー麺」。食券は紙ではなく、ピンクのプラスチック製。文字は一切なく色で判断する本格スタイルは、私には新鮮でした。
ラーメンエレベーターと静寂の空間
ようやくお店の中に入ると、1階の15席ほどのカウンター席に順番に案内されます。店内は静かで、皆が無言でラーメンに集中している独特の雰囲気。無言で、先程買った食券をカウンターに置きます。さらに興味深かったのが、2階席へのラーメン提供に使われる専用エレベーター。作りたてのラーメンが無駄なく運ばれていく様子に、職人技を感じました。
チャーシュー麺を実食!濃厚な味わいと味変アイテム
目の前に運ばれてきた「チャーシュー麺」。湯気とともに立ち上る香ばしいスープの香りが立ち込め、一口食べる前から期待感が高まります。麺の硬さやスープの濃さは「普通」を選びましたが、飲み干したくなるような絶妙なバランスが特徴。
濃厚でありながら油っぽさは全くなく、さらっとした仕上がりです。ベースとなるスープが余計な豚骨の油を抑え、旨味だけを凝縮したような味わいで、これが行列を生む秘訣の一つなのでしょう。
麺は中太ちぢれ麺で、この短さがポイント。食べやすさに加え、ライスとの相性も抜群で、スープと一緒に頬張ることでご飯が進みます。口に運ぶたびに「これこれ〜〜〜!」と思わず笑みがこぼれる満足感です。
そして「吉村家」といえば、やはりチャーシュー。しっかりとスモークが効いており、鼻から抜ける香ばしさがたまりません。柔らかさの中に肉の旨味がぎゅっと詰まっていて、スープとの一体感が見事です。
途中からはカウンター席に置いてある刻み生姜を投入して味変を楽しみました。一気に爽やかな風味が広がり、濃厚なスープが軽やかに感じられる不思議な変化。
また、お酢を少し加えることでさらなるさっぱり感が加わり、最後の一滴まで飽きずに楽しめます。この2つの調味料は特におすすめで、ラーメンをさらに奥深い味わいへと導いてくれます。平日15時にも関わらず行列が絶えないのも納得。スープ、麺、チャーシュー、そしてトッピングが織り成す一杯は、一度食べたら忘れられない体験を提供してくれます。
まとめ
並ぶ時間こそ長いものの、それだけの価値がある「吉村家」のラーメン。平日の午後でも絶えない行列がその人気を物語っています。濃厚でありながら飽きないスープ、工夫されたオペレーション、そして独特な雰囲気の店内は、一度訪れるだけで強い印象を残す名店でした。次回は刻み生姜やお酢以外のトッピングにも挑戦したいと思います!