TOP / OUTDOOR / 【車中泊】多摩川源流部「作場平」で渓流釣り!登山道沿いの釣り場で朝一番を目指す旅
【車中泊】多摩川源流部「作場平」で渓流釣り!登山道沿いの釣り場で朝一番を目指す旅

【車中泊】多摩川源流部「作場平」で渓流釣り!登山道沿いの釣り場で朝一番を目指す旅

多摩川源流部にある作場平(さくばだいら)へジムニーと共に釣り旅。早朝の釣りを目的に、夜に到着して食事や仮眠をして入渓。山頂近くの山深い源流には、どんな魚が生息しているのか?

登山道がある作場平は自然が色濃く残る場所で、霧雨も降る

車中泊をした作場平(さくばだいら)は笠取山の登山口があり、登山道に沿って澄み切った川が流れる場所。山頂が近い源流部にあり、東京の自宅からだと早朝に到着するためには、かなり早く出発しなければならないので、夜のうちに到着して駐車場で仮眠することにしました。
この日は曇りがちな天気でしたが、どんどん霧が深くなっていき、霧雨が降ってきました。濃霧でぼやけた松林のシルエットを見ると、まるでホラー映画のような雰囲気。こここには初めて泊まるので、何事もないことを祈るばかりです。
いつものようにジムニー内にはベッドキットは組み立ててあるので、あとはマットと寝袋を敷くだけ。この手軽さは心理的な負担が軽くて、車中泊へのハードルを低くしてくれます。

初めての場所で一人で過ごすのは、不安と孤独感が強まります。そんな時に役立つ機能性が高い道具。もう相棒といっていい存在です。

簡単な食事で就寝、翌朝は早起きして一番に入渓

窓に目隠しをして就寝準備完了。霧雨で釣り道具を外に出すことができないため、限られたスペースで食事をします。調理をするのは難しかったので、買ってきたもので簡単に済ませることにしました。
テーブルスペースでさえこんなにギチギチですが、特に不自由はありません。酒を飲んで惣菜の焼き鳥をつまむと緊張感がほぐれて、だんだんリラックスしてきました。周りを意識が向くと、川の流れがかすかに聞こえるだけでとても静かな環境。霧雨が降る夜を楽しみたいと思います。
トランクにしか腰かけるスペースが無いため、雨を避ける屋根が欲しくなったのですが、タープが無いので防水シートを片開きのドアに引っかけて、マグネットでボディに固定し庇(ひさし)を作ることに。これが思いのほか快適で、帰ったら、もっと使い勝手の良い形に改良したいと思いました。
翌朝はおにぎりとお吸い物で、簡単にエネルギー補給。お吸い物の出汁の味が、乾いた体に染みわたります。夜が明けると晴れていて、今日は快適に過ごせそう。おにぎりを口に詰め込み、他の釣り人が来る前に、支度を整えて出発します。

水温が低く魚が来ない展開の中、最終ポイントで奇跡的なヒット

源流近くの木々に囲まれた場所、早朝ということもあり、かなり冷たい水が足に入ってきます。経験上時間帯が早すぎると釣れないのですが、荒れていないフレッシュなポイントで釣りをするためには、他の釣り人に入られる前に入渓しなくてはならないので仕方ありません。
陽が上がってきても、あまり魚が顔出すことがなく、厳しい展開に思えました。そんな中でも、とても大きな倒木が鮮やかな緑に苔むしていて美しい風景。ここが源流域であることを実感。川幅が広くないのも、とても好みな渓相です。
ヒットがないまま釣り上がって行くと、どんどん水深が浅くなり、釣りポイントも終盤。ここで終わりかな。そう思ったポイントで奇跡のヒット! バラさないように慎重にネットイン。この先はルアーが投げられるようなスペースや水深が無いので、本当に最後のチャンスでした。

作場平には銀色に光る美麗ヤマメが生息していた

釣れたのはヒレがピンと立った、銀色に光る非常に美しいヤマメ。魚体のパーマーク(斑点)も淡く青味がかって、淡いグレーの魚体に映えています。これまで見たヤマメの中でも一番と言って良いくらいの美麗ヤマメ。この感動を味わうと、渓流釣りはやめられなくなります。

単独の車中泊、しかも知らない場所で夜を明かすのは不安でしたが、感動的な魚と出会い、生きていることを実感できる旅となりました。

またマップとにらめっこして魅力的なポイントを探して、ジムニーに乗って竿を振りにいきたいと思います。
取材・文/田中一馬
  • SHARE   
  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • Pinterest
同じカテゴリの記事一覧
RECOMMENDS