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【秋の味覚】釣った渓流魚をあえてリリースして「焚き火とサンマ」を楽しむ渓流釣り車中泊旅

【秋の味覚】釣った渓流魚をあえてリリースして「焚き火とサンマ」を楽しむ渓流釣り車中泊旅

夏が終わり、秋が近づくと食べたくなるのがサンマ。渓流釣りと車中泊がライフワークとなった筆者としては、いつもの旅にどうにか秋の要素をプラスしたい。そこで、「渓流魚を釣りに行ってサンマを焼く」旅を計画、ジムニーを走らせました。

渓流魚をあえてリリース、秋の味覚を野営で楽しむサンマ持参の車中泊旅

すっかり秋になったので、いつもの渓流釣りに秋の味覚をプラスしたグルメ車中泊旅にしたいと思いフィールドへやってきました。季節が変わってもいつも美しい渓流。筆者が訪れる川の多くは9月末以降が禁漁期に入ってしまうので、存分に楽しんでいきます。
釣りは下手なので大体1匹釣れるかどうかといったところですが、何とかこの日も釣ることができました。黒いパーマークが濃い目の美しいアマゴ。一説によるとパーマークは縄張り意識が強い魚ほど濃くなるそうで、この個体が住むポイントには多くのライバルがいるのかもしれません。今日はサンマを食べるので、この魚はリリースします。
想定していたポイントを歩き尽くし、釣りの時間は終了。野営地に行き、設営を開始します。最近完成させたバックドアタープを手早く張り、まずは乾杯! 充実感と酒が体を巡り最高の瞬間、この時のために生きている気がします。

連日の雨で湿った薪の火付けに2時間かかり大苦戦

いつものように焚き付けの枝に火を点け、明るい時間のうちにサンマを焼く予定。ところが、連日の雨で湿った薪に大苦戦となりました。着火剤もあるのでなんとかなると思っていたのが甘かった。
着火剤を投入しても、他の薪に火が燃え移らないため、一定時間経つと消えてしまいます。調理に適した熾火(おきび)にするためには、ある程度の量の薪を燃焼し尽くす必要があるので、1時間以上も経って着火すらできないのは、さすがに焦ります。
天然の着火剤である、白樺の樹皮はそこら中に落ちているため、それらを使って、2時間以上着火し続けた結果、薪が乾いて安定した焚き火になってくれました。日中の釣りもあってサンマを焼く前からヘトヘト…。しかしこれでようやく調理を始められます。

周りが真っ暗になった頃、ようやくサンマを焼きはじめる

秋といえばサンマ。自分で起こした焚き火でサンマを香ばしく焼くというのが、この旅のメイン。こういった直火調理のために購入しておいたのがカインズの焼き網です。大きなサンマをそのまま挟めて、裏返しも簡単。五徳が無くても薪火の上にのせられるので、ワイルドな調理では抜群の使い勝手を発揮してくれます。

このアイテムはまだまだ違う使い道があると思っているので、使うたびに新しい方法が思い浮かびそう。
カインズの焼き網を使うと、身崩れや皮が剥がれてしまうのを気にせず、しかも片手でサンマをひっくり返せるのはとても便利。疲れている時の調理、しかも失敗しやすい魚焼きは意外とハードルが高いものですが、簡単に仕上げられました。
サンマには大根おろしはマスト。かつらむきをして、おろし器でおろせばトッピングの準備は完了。ちなみにおろし器はシェラカップにはめて使用するアイテムで、数年前に100均で購入したもの。このアイテムもとても気に入っています。

焚き火でこんがり焼けたサンマに舌鼓

熾火でじっくりと焼いた結果、パリッとこんがり焼くことができました! これまで焼いたサンマの中で、最も手間がかかった一尾、ちゃんと仕上がって本当に良かった。
大根おろしと醤油をかけていただきます。身離れの良い身はホクホクで、香ばしさもあり旨味十分。脂乗りはまだこれからといったところですが、秋を感じさせるサンマの風味は、何度味わっても素晴らしいもの。ひんやりした夜の空気と静けさにこだまする虫の声、一人絶品料理を味わう時間を、ぜひみなさんも楽しんでみてください。
取材・文/田中一馬
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