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週末は家族でモビリティ体験! オン、オフ、シミュレーターで一日中楽しいSHINOI RINGとは

週末は家族でモビリティ体験! オン、オフ、シミュレーターで一日中楽しいSHINOI RINGとは

先月、栃木県宇都宮市篠井町にSHINOI RINGがオープン。ここは誰でも入れるサーキットのすぐ横に、本とコーヒーが揃うカフェがあり、免許がなくても楽しいドライブシミュレーターもある。温泉地に向かう途中にちょっと寄ってみたくなる場所で、モビリティ体験をしてきました。

SHINOI RINGに行ってみた! どんなモビリティ体験ができる場所?

そのサーキットはJR宇都宮駅からクルマで30分ほど。モビリティ開発会社のフィアログループと、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が作り出した体験型モビリティ拠点です。

サーキットというと自動車レースを思い浮かべますが、ここでは平日にフィアログループが走行試験やプロトタイプの検証を行っていて、休日は一般の人が遊びに来られるという、これまでには無かった場所です。

オンロードコース、オフロードコースという2つの「SHINOI RING」(シノイ リンク)に加え、施設全体が様々なモビリティの遊び場になっています。各施設間を徒歩5分程度で移動できるというコンパクトな施設ですが、一体どんな体験ができるのか? 実際に遊んでみました。

気軽にオンロードサーキットを走れる

まず、メインはやはりオンロードサーキットです。休日に一般開放されるというサーキット、具体的には1周1.35km、最大高低差25mあり、第1ヘアピン、S字、第2ヘアピン、ダンスシケインが、コンパクトな周回に詰まっています。

ここを自分のクルマを持ち込んで走行したり、あるいはSHINOI RINGのレンタル車両で走り回れます。ただし、タイムを競うような走り方ではなく、公道では絶対に出来ないコーナーリングやブレーキングを楽しむ体験走行。でもそれが楽しい。

サーキットというと、スピードを競ったり、高度な運転技術が求められたりするイメージがありますが、SHINOI RINGでは初心者でも気軽に走行体験を楽しめます。スタッフが運転する先導車の後ろを、決められたルールに沿って走るスタイルなので、サーキットが初めての人でも安心。コーナーを曲がる際のクルマの動きや、加速・ブレーキングの感覚など、普段の運転とはひと味違う体験が楽しめます。スピードを出さなくても、サーキットならではの走る楽しさを十分に味わえて、かなりテンションが上がりました。
SHINOI RINGの名物、DIVE WINDER(ダイブ ワインダー)は下りのシケイン。実際に走ってみると、低速でも荷重移動を体感しやすく、タイヤやサスペンションの限界を出しやすい。ここはスポーツ走行が好きなら病みつきになりそう。そうでない人も同乗すれば、ジェットコースターのような体験ができます。いやー楽しい。
ちなみに、このオンロードコース「先導車付き走行体験」は、マイカー持ち込みで1500円で参加できちゃいます。スタッフの先導車の後ろに最大5台が連なって周回(取材時点の設定)。同じ走行体験を施設のレンタル車両で行う場合は、プラス1000円の2500円です。いずれも自動車の免許証は必要ながら、公道が苦手なペーパードライバーもサーキットなら安全かも!?

すぐ近くのオフロードコースで非日常体験できる

オンロードよりさらに興奮するのは、オフロードコース。オンロードコースのすぐ横に本格的なダートがあり、こちらもすぐ遊べます。オンロードとオフロードが同じ敷地内に並ぶ施設は国内でも珍しく、徒歩でハシゴできるのがSHINOI RINGの特徴です。
「SHINOI RING DIRT COURSE」は自然の地形を活かした未舗装路で、坂道、コーナーが連続して、コブにもガツンガツンと乗れちゃいます。これが想像以上に楽しいというか、普段オフロードコースなんて走ったことの無い人ほど、絶対に体験してみるべき。

筆者も前が見えないような坂を登ったり、深い轍に入ったりで大興奮。ここではクルマのスピードよりも、日常運転ではあり得ない勢いで傾くドライビングが楽しくて、短時間でも満足感大。同乗者は声にならない声を発していたかと思えば、次の瞬間は言葉を失うほどの悪路走行です。
さっきまでオンロードのサーキットにいたのに、オフロードコースも走っているというのが不思議ですが、悪天候が続かなければ体験可能なので、トライしてみるべきコースです。

ちなみにオフロードコースを走るレンタル車両はスズキ ジムニー。リフトアップされた3台(MTが1台、ATが2台)が用意され、スタッフの先導車を含め、1回最大3台まで連なれ、料金は1周1500円で体験できちゃいます。

プロも使っている!? 超本格ドライブミュレーターで遊べちゃう

SHINOI RINGにはオンロードコースとオフロードコースの間に「モーターホーム」という建屋があり、ここに性格の違う2台のドライブシミュレーターがあります。
その1台は、プロ仕様の本格シミュレーター。世界で活躍するプロドライバー、岩佐歩夢選手が日常のトレーニングに使っているものと同等の仕様で、国内には4〜5台しかないというもの。収録されているコースは鈴鹿サーキットをはじめとする国内の主要サーキットで、ハンドルの重さはもちろん、ブレーキのタッチなどは「これが本物のフォーミュラカーなのか」と思えるほど。

タイヤが冷えた状態から始まる挙動は、最初の1周から手加減無し。何度もトライしたくなりますが、簡単には運転できません。もちろんそれが面白いのです。
もう1台はゲーム感覚で遊べる、フィアロが開発中の体験機。収録されているコースは、さっきまで走っていたSHINOI RINGのオフロードコースです。コースがデジタル空間上に再現されていて、比較的楽しく運転できる仕立てになっています。

やってみると意外と難しかったり、無茶をしてクルマをひっくり返したりで、家族が順番に座ると盛り上がれます。さっきまでジムニーで走ったオフロードコース上を画面のなかで走り直せるので、実際にジムニーで走った人と、走らなかった人が同じ話題で笑えるかも。
今後は、施設が保有する車両をドライブシミュレーターで体験したあと、実際に同じ車両に乗れる「デジタルツイン体験」も構想中だとか。デジタルと実車で、様々な体験をできちゃいます。
ドライブシミュレーターは運転免許の有無や、年齢、運転経験を問われません。子供たちや運転できない同行者が、この施設で最も長く遊べる設備がこれかも。順位が表示されるわけでなく、身体的なリスクや負荷もなく、屋内なので雨の日でも気にせず楽しめちゃうので、立ち寄ってみる価値ありますよ。
ちなみに場内にはセグウェイの電動カート(上画像)もあって、晴れた日には敷地内を走れるそうです。

オンロードサーキットすぐ横のカフェでくつろげちゃう

オンロードコースに隣接し、モーターハウスとの間にあるカフェ「M-TRACE」。ここはコーヒーとサンドイッチにとどまらない、美味しいメニューが豊富にありました。
高温で一気に焼き上げる本格ピザは、プロシュートとルッコラのマルゲリータが。そして食感にこだわった生パスタは、熟成ボロネーゼと海老のトマトクリームパスタの2種類から選べます。SHINOI RINGおすすめのカレー、シュリンプカレー、カツカレーなどを選べます。
サーキットといえば簡素なホットスナックか、遠くまで歩いて超高級なレストハウスというイメージですが、ここでは比較的リーズナブルな価格と、豊富なメニューで、家族やカップルで来て居心地が良い感じでした。

走った後には温泉卵とオランデーズソースを添えたデミグラスハンバーグプレートか、名前に惹かれる「大人のお子様ランチプレート」でしょう。小腹を満たすホットドッグ、ポテトフライ、キッズカレーとキッズパスタもある。メイン1品にドリンクが付くセットも選べます。
押さえておきたいメニューの一つが「SHINOIエナジー」。ブルーライチのシロップに、オレンジ色のレッドブルを注ぐことで、カップの中にグリーンのグラデーションが生まれるオリジナルのドリンクです。層が分かれたまま運ばれてくるので、混ぜる前に写真を撮っておきたくなります。
そしてM-TRACEの看板メニュー、「焼き立て熟成バームクーヘン」はSHINOI RINGの文字を刻んだホイール型。ソースはベリー、ピスタチオ、チョコから選べます。テイクアウトできるギフトBOXもあって、クルマ好きな人が盛り上がれる映えクーヘン。きっと話のきっかけにもなるでしょう。
実は奥まったスペースにブックシェルフもあり、ここの蔵書は代官山 蔦屋書店のコンシェルジュが選書しているということ。モビリティ、旅、自然、デザイン、テクノロジー、文化、ライフスタイルといった、気になる1冊を手に取り、コーヒーと一緒に楽しめます。

サーキットを利用せず、M-TRACEだけを利用する人や、地域の住人も立ち寄ることを想定された、くつろぎの空間です。

温泉へ行く途中、SHINOI RINGに立ち寄ってみてはいかが?

午前中にオンロードコースとオフロードコースを走り、昼はM-TRACEで美味しいメニューを楽しむ。午後はドライブシミュレーターで盛り上がって、帰りにバームクーヘンをお土産に持ち帰る。ここではあっという間に時間が過ぎていきます。
SHINOI RINGの一般向け解放は土日祝のみで、営業時間は10時~18時。タイムを狙ったりセッティングを確認するような本格志向の人は、平日の貸切をすることも可能です。
アクセスは東北自動車道・宇都宮ICから車で約20分、JR宇都宮駅から車で約30分。日光街道沿いなので、日光や那須、鬼怒川へ向かう温泉地との間のルートにも組み込みやすいでしょう。

クルマ好きだけでなく、どんな人も受け入れてくれるSHINOI RINGは、全く新しい施設としてこれからも注目です。
施設名/SHINOI RING
所在地/栃木県宇都宮市篠井町前山1804
オンロードコース/全長1.35km
併設施設/オフロードコース、BOOK & CAFE「M-TRACE」、ドライブシミュレーター「MOTOR HOME」
営業時間/10:00〜18:00
営業日/土日祝は一般営業、平日は貸切営業
アクセス/東北自動車道 宇都宮ICより車で約20分、JR宇都宮駅より車で約30分
https://shinoi-ring-ts.phiaro.jp/

●SHINOI RING/フィアログループ
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