LIFE
2020.06.17
【家庭でできるウイルス対策!】家族をウイルスから守るには、うがい手洗い、そして「歯磨き」?
歯磨きなどの口腔ケアをおろそかにしていると、むし歯や歯周病の原因菌が増えてプラーク(歯垢)になることはよく知られています。しかしこのプラーク、ウイルスが体内に侵入しやすいように働く顔があることをご存知ですか?新型コロナウイルスが猛威を振るう今日。なぜ歯磨きが改めて必要なのかお伝えします。
プラークがウイルスの侵入をあと押しする
細菌のかたまりであるプラークは、毒素や酵素を出します。これらがのどの粘膜、さらには粘膜を覆う粘液を溶かして破壊し、炎症が起こるのです。すると、ウイルスは待ってました!とばかりに破壊された粘液部分から体内に侵入。これをもって感染したことになります。
では具体的に感染リスクを減らすには
細菌の数が増えれば増えるほど、口腔内さらには全身へ感染という悪影響を及ぼすことは言うまでもありません。では、そのリスクを減らすにはどうすればいいのでしょうか。
それはプラークを的確に除去するブラッシングが必要です。口腔内の細菌を完璧にゼロにすることは難しいですが、一度の歯磨きで細菌数を減らすと、もとの数に増えるには48時間かかると言われています。
プラークをしっかり除去する歯みがきのポイント
- 歯と歯ぐきの境目や歯と歯のあいだに歯ブラシの毛先をしっかりとあてて磨きましょう
- 歯ブラシは毛先が開かない位の軽い力で動かします。あまり力を入れると歯茎を傷つける可能性もあるので気をつけてくださいね
- 歯ブラシを小刻み(5〜10ミリの幅)に動かしながら、1、2本ずつ丁寧に!
- 歯磨き後は、フロスも使用してより細部のプラークを除去。フロスは歯ぐきを傷めないよう小刻みに動かして挿入し、そのまま歯に添わせるように上下に動かします。
正しい歯磨きで新型コロナウイルスに負けないお口をめざそう
歯磨きをしてさっぱりすれば口腔内がきれいになったと考える人は少なくないですが、プラークとウイルスの関係を知ったうえで歯磨きをすることは、自身の口腔と向き合ういいきっかけにもなります。ぜひこの機会にもう1度普段の歯磨きを振り返り、コロナウイルスに打ち勝ちましょう。