F1のあの曲にも使われた電子楽器「EWI」の世界!リコーダーと同じ運指だって知ってた?
EWIとは
EWIとは、「Electronic Wind Instrument」の略称で、フルートやサックスといった管楽器の奏法で音を鳴らす電子楽器です。サイズはリコーダーの約2本分で、サックスのようにネックストラップで引っかけて保持します。
数十種類もの音色を使い分けることで、PopsやJazz、FUSION、ROCK、classicなど、さまざまなジャンルの音楽に対応できます。
EWIと言えば、F1のテーマ曲「TRUTH」でおなじみのT-SQUAREが有名ですね。EWIの音色については、こちらを参考にしてみてください。代表的な音色をカスタムしています。
また、こちらのようにクラシックな音楽も楽しめます。
クラシックとは真逆のロック音楽もEWIで楽しめます。
EWIの魅力
それでは、EWIの魅力を詳しくご紹介します。
数十色もの音色を搭載
EWIには、100種類近い音色が搭載されています。ソプラノサックスやバリトンサックス、フルートなど、実在する楽器に似せた音色を楽しむことも可能です。さらに、パソコンへ接続すれば、専用ソフトで自分だけの音色を作成できます。
ヘッドフォン出力できる
ヘッドフォン出力ができるため、マンションやアパートでも騒音を気にせずに演奏を楽しめます。パソコンに接続して、好きな曲のカラオケ版を流しながら演奏するのも楽しいですよ。
誰でも簡単に音を出せる
EWIの大きな魅力は、楽器未経験でも簡単に音を出せることです。リコーダーと同じく、息を吹き込むだけで音が出るため、特別な技術は必要ありません。また、シリコン製のリードを噛むことで簡単にビブラートをかけられます。
さらに吹く息の強さに応じて音程や音質、音量をコントロール可能。サックス奏者が趣味でEWIを楽しむことがあるように、音楽性のある人ならすぐに楽しく吹けるようになるでしょう。
運指がリコーダーと同じ
運指がリコーダーと同じなので、小学校でリコーダーを習っている子供でも演奏できます。また、フルートの運指に変更することも可能です。高校や大学の軽音部でギターやベースをしている子供と一緒に演奏もできるでしょう。
現在販売されているEWI3選
それでは、2020年6月現在に販売されているEWIを3つご紹介します。
EWIUSB
EWI USBは、他のEWIと比べて値段が安く、サイズも小さいことが特徴です。82種類の音色を使い分けて、さまざまなジャンルの演奏を楽しめます。値段は安くても、他のEWIに機能は劣っていません。どこでも気軽に持ち運んだり、子供にも使わせてあげたりしたい方におすすめです。
EWIUSB
価格/3万円
公式Webサイトはこちら
EWI4000S
EWI4000Sは、EWIの中でもスタンダードなモデルで、本格的な演奏を楽しめます。99種類もの音色を搭載。また、単三電池4本でも動作するため、ワイヤレススピーカーと組み合わせることでケーブルなしで演奏できます。
専用ソフトで自由に音色を変更したり、エフェクトレベルを調節したり、自由度が非常に高いモデルです。電子楽器の音色を楽しみつつ本格的に演奏したい方は、EWI4000Sを選びましょう。
EWI4000S
価格/5万9940円
公式Webサイトはこちら
EWI5000
EWI5000は、本来の楽器の音を録音したPCM音源による演奏を楽しめます。よりリアルなサウンドで演奏したい方におすすめです。フルートやオーボエ、トランペット、サックスなど、さまざまな楽器の運指モードに切り替えられるため、経験のある楽器の種類を問わず、手軽に始められます。
EWI5000
価格/6万3,000円
公式Webサイトはこちら
EWIで手軽に音楽を楽しんでみよう
EWIは、楽器の練習をする時間がない人や、大きな音で演奏できない環境にいる人におすすめです。ヘッドフォン出力なら、どれだけ大きな音で吹いても問題ありません。また、演奏OKの広場などで演奏するのも楽しいですよ。子供も演奏できるほど簡単に音が出るので、家族で一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。