OUTDOOR
2025.05.17
【入門編】夏に楽しみたい人気の「パックラフト」を体験してきた
ウォーターアクティビティとして人気が上昇している「パックラフト」を体験をしてみました。実際に乗って感じた魅力と、バックラフと始め方についてレポートしていきます。
パックラフトはどこへでも持っていけるゴムボート

パックラフトは軽量(約3㎏~)で高性能なゴムボート。折りたたむとバックパックに収まるサイズから、パックラフとと言われています。素材はコーティングされたポリウレタンが一般的で、コンパクトにたためて空気を入れてふくらませば、どこへでも携帯できるのが魅力。さまざまな使い方ができることから、夏のレジャーで人気が高まっている遊びを指すこともあります。
パックラフトの選び方

パックラフトは基本的に1人用か2人用となっていて、価格は4万円~15万円程度と幅広く、川を長距離にわたって下れるような高性能なモデルは比較的高価格となっています。またパドルも1~3万円と材質によって価格に幅があります。
軽量で安価であるとはいえ、用途や経験によってパックラフトの選び方は変わります。初心者はある程度の重さがある方が安定しやすく、遊び方も静かな湖や川をメインとしたものになるでしょう。
軽量で安価であるとはいえ、用途や経験によってパックラフトの選び方は変わります。初心者はある程度の重さがある方が安定しやすく、遊び方も静かな湖や川をメインとしたものになるでしょう。
パックラフトを始めるにはガイドによるツアーがおすすめ

基本的に船舶免許や許可(※)がいらないので気軽に始められます。しかし、利用する環境や扱い方を理解せずに始めると命の危険があるため、最初はガイドによるツアーへ参加するのがおすすめ。ツアーへ参加しない場合は、利用する地域の自治体に確認を行うとトラブルが防げるはず。
※使用場所や状況によっては規制や届け出が必要になる場合があります。
※使用場所や状況によっては規制や届け出が必要になる場合があります。
ツアーに参加してパックラフトを体験してみた

ここからは筆者が実際にツアーに参加してパックラフトを体験した様子をレポートしていきます。パックラフトに乗った印象を述べると初心者でも簡単にできて、幅広い使い方ができる乗り物という印象でした。
まずは運搬ですがパックラフトとパドル、ライフジャケットと自身の着替えが入ったバックパックをまとめて背負っても、画像の通りさほどかさばりません。自転車に積んで楽しむ人もいるように、ボートとしては非常に携帯性が高いアイテムです。
まずは運搬ですがパックラフトとパドル、ライフジャケットと自身の着替えが入ったバックパックをまとめて背負っても、画像の通りさほどかさばりません。自転車に積んで楽しむ人もいるように、ボートとしては非常に携帯性が高いアイテムです。


展開する際は袋のようなポンプを利用して膨らませます。ややコツがあるものの、慣れればすぐに膨らませることができます。仕上げに携帯式のポンプで注入完了。

乗り込む際は怖かったものの、バランスを崩さないように見てもらいながら乗り込んで早速出発!


このツアーではガイドさんのおかげで一般の人が入れなさそうな湖でパックラフトに乗れたので、とても静かな環境で楽しむことができました。もう一組のツアー参加者である年配の夫婦は、2人乗りのパックラフトにワンちゃんも載せて楽しんでいました。

遊んだ後はパックラフトを乾燥させて、空気を抜き、畳むだけです。この間にお茶を入れて談笑したりハンモック体験をさせてもらったり、ゆっくりとした時間を過ごさせてもらいました。パックラフトがあることによって、さまざまな水辺のフィールドを存分に楽しむことができるので、旅の幅が広がるのは良いことだなと感じました。これから迎える夏に向けて、パックラフトを相棒に自然を目指すのが楽しみです。
取材・文/田中一馬