[時計]ついドライブに着けていきたくなるクルマにまつわる時計 前編
Collaboration with the car
クルマとコラボ
今月は、秋の紅葉ドライブと題しましてクルマの特集をおこなっております。クルマ好きの多い『マデュロ』読者にとっては、きっとよい「読書の秋」となることでしょう。
で、クルマ好き、というと――。「クルマ好きは時計好き」「時計好きはクルマ好き」などと、よくいいます。まぁ、どちらも精密な機械仕掛けが男心をくすぐる。そういう共通点が「どちらも好き」とさせるのでしょう。
そして実際、時計界のトップにはクルマ好きが多く、なかにはヴィンテージカーのコレクターとか、愛車を駆りレースに参戦しているとか、そんなエンスージアスティックなクルマファンも少なくない。また、F1などのモータースポーツ界には、時計をラッキーチャームにしているドライバーが多くいたりもする。
まさにクルマ好きには時計好きが多く、時計好きにはクルマ好きが多い。そういうことなんですね。
さて。時計のなかにはクルマがテーマのモデルがたくさんあります。
具体的にいうと、まず、時計ブランドとクルマメーカーのコラボレーションというのがある。時計ブランドとクルマメーカーのパートナーシップというのもある。あるいは、クルマをイメージしたものとか。レースやサーキットをオマージュしたものとか。どれも「クルマを感じさせる」のが、クルマ好きには堪らない好モデルです。
そこで今月のこの連載は、そんなクルマを感じさせる時計を集めました。クルマ好きで時計好きの『マデュロ』読者には、どれも大おすすめ。さぁて、あなたはどの時計を選びますか?
BREITLING for BENTLEY
[ブライトリング]
随所にベントレーのイメージが満載
ブライトリング・フォー・ベントレー GTマザー・オブ・パール 110万円
ベントレーが「ベントレーらしい」時計の開発を依頼したことで実現した、ブライトリングとベントレーのパートナーシップブランド。それだけにグリルを模したべゼルなど、どのモデルにもベントレーのイメージを踏襲。これは日本特別仕様のモデルでM.O.Pダイヤルが特徴。写真のブラックM.O.PのほかホワイトM.O.Pの2色がある。
CHOPARD[ショパール]
世界でもっとも美しいレースの公式時計
ミッレ ミリア GTS パワーコントロール Grigio Speciale 94万円
ショパールは1988年からイタリアの高名なクラシックカーレース「ミッレ ミリア」の公式パートナーを務める。「ミッレ ミリア」はパートナーシップを称え生まれたコレクション。30周年を祝う本モデルは、自社製ムーブメント搭載。スレートグレーのダイヤルも精悍で格好いい。
BELL & ROSS[ベル&ロス]
ルノーのF1マシーンがモチーフ
BR 03-94 R.S.18 82万円
F1チームの「ルノー・スポール フォーミュラ ワン(TM)」とのパートナーシップで生まれたモデル。肉抜き加工の施されたチタニウムケースにカーボンファイバー製ダイヤルといった軽さへのこだわりは、まさにF1カーさながら。ギアチェンジパドルをモチーフにした、レバー式のプッシュボタンも格好いい。
HUBLOT[ウブロ]
フェラーリとの
パートナーシップの最新作
ビッグ・バン フェラーリ カーボン レッドセラミック 311万円
ウブロは2011年にフェラーリとパートナーシップを締結。フェラーリの名を冠した特別なシリーズを発表している。これはその最新作で、これまで不可能とされていた鮮やかな赤のセラミックのべゼルが特徴。自社製クロノグラフムーブメント「ウニコ」搭載も魅力。ブラックラバー×スケドーニレザーのストラップが付属する。
TERRA CIELO MARE
[テッラ チエロ マーレ]
日本最大のクラシックカーの
祭典の記念モデル
LM 2018 39万8000円
日本最大のクラシックカーレースの祭典「La Festa Mille Miglia」と、その公式スポンサーであるテッラ チエロ マーレのコラボレーションモデルのシリーズ第11作。歴代3作目のクロノグラフで、シリーズ初となるPVDコーティング仕上げによるブラックケースが精悍。全45本のうち20本がレース入賞者に贈呈され、25本が一般販売される。