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編集長・九島が価格度外視でもし1台選ぶとしたら…SUV編

編集長・九島が価格度外視でもし1台選ぶとしたら…SUV編

コンチネンタルGT、同コンバーチブル、フライングスパーと新世代にスイッチしたベントレー。となると、SUVもってことで、ベンテイガも新型車へ移行しました。ウルトララグジュアリークラスのトップランナーの進化はいかに。興味津々です!

ベントレー・ベンティガー


今日のSUVブームの火付け役になったのはドイツ車。それ以前までアメリカ車と日本車がほとんどを占めていたのはご想像の通り。97年のMクラス誕生を機に99年にBMWが、02年にポルシェとVWが誕生し、ブームは世界中に蔓延しました。では、ウルトララグジュアリーSUVはどうなんでしょう? 


ベントレー


リーダーはベントレーベンテイガです。2015年11月に発売を開始したこのクルマがきっかけとなりました。しかもビジネス的にも成功で、これまでに2万台以上が生産されています。そして、ライバルがそこに追従。ロールスロイスがカリナンをランボルギーニがウルスを出しました。それから5年。早くもベンテイガが一足早く次世代に進みます。発表されたのは現地英国のクルー本社時間6月30日。コロナ禍の中大掛かりなことはできませんが、オンライン上その姿がお披露目されました。ビジュアルは、ベントレーに詳しい方なら一眼でわかるように、第3世代のコンチネンタルGT系統となります。ヘッドライトあたりはまさにそうです。それとリアフェンダーの膨らみ方もそんな感じ。パッと見よりアグレッシブになった印象です。テールランプもそう。上下に薄くなったことでクールな印象を強くします。


ベントレー


ベントレー


ベントレー


インテリアではシートやトリムなどが新設計になりますが、目に付くのはインフォテイメントシステムかもしれません。ベントレー的に大きく進化した先代でしたが、現行型コンチネンタルGTでさらにグッと進歩したのを鑑み、最新技術を取り入れています。そこは先代ユーザーが羨むところかもしれませんね。先代から新型に乗り換えるきっかけになりそうです。そうそう、リアシートの足元が100㎜広がっているのも見逃せません。ショーファードリブンとしてのメリットが向上しています。


そんな新型のパワートレーンは、まずは4リッターV8ツインターボから始まります。そしてハイブリッドモデル、12気筒エンジンを搭載したパフォーマンスモデル〝スピード〟と続きます。すべて年内発表を予定しているとか。日本仕様がどのエンジンを搭載するかわかりませんが、どれも期待大です。ちなみにV8で550ps、770Nmを発揮するのですからもうお腹いっぱいって気がしないこともありません。というのが新型ベンテイガの概要ですが、かなり精緻に磨き上げているのは確か。なんたって19年の販売台数はベントレー全体の45%を占めているというから大切なモデルです。しかも、その7割がベントレーにとって新規客となっているそうですから、重要な意味を持ちます。ベンテイガを入り口にベントレーを知ったという人が多いわけですから。もちろん、ベントレーもそこは重々理解していて、新型には新規客からのフィードバックを積極的に取り入れたそうです。となると、使い勝手は益々上がっているのは明白ですね。いずれにせよ、長年ベントレーをウォッチしてきた立場から言わせていただくと、新型はベントレーの本気を感じます。わずか5年でここまで大きく手を入れるとは驚き。実車を目の前にするのが本当に楽しみです。


ベントレー


より高品質でラグジュアリーに進化したインテリア
センターコンソール、シート、ドアトリムを新設計したインテリア。シートには新しいステッチが採用されます。そのシートのレイアウトは3種類。標準は5シートですが、4シート、もしくは3列シートの7名乗車も可能とします。ダッシュボードのインフォテイメントシステムは10.9インチの高解像度タッチスクリーンで操作。機能性はさらにアップしました。大型のリアタッチスクリーンリモートでは、リアシートヒーター、マッサージ、ブラインドを操作できます。


SPEC
全長×全幅×全高:5150mm×1998mm×1755mm、エンジン:4.0リッター32バルブデュアルツインスクロールターボチャージャー付きV8エンジン、最高出力:410KW(550PS)/6000rpm、最大トルク:770Nm(78.5kgm)/4500rpm、最高速度:290km/h、0〜100km/h加速4.5秒。価格未定/ベントレー(ベントレー コール)


問い合わせ先
ベントレーコール ☎0120-97-7797

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