【サマータイヤ】オートバックス専売タイヤが進化！剛性もコントロール性も向上

オートバックスセブンが、専売の新サマータイヤ・ピレリ「Cinturato P9 AS（チントゥラートピーナインエーエス）」を発売。「P8 FS」の後継モデルで、安定性・コントロール性・ウェット性能などが向上。ドライブに安心感を与えてくれる一本をチェック。

とくにウェットグリップ性能がパワーアップ

オートバックスセブンではプライベートブランドタイヤを展開していて、ロングライフの低燃費タイヤ「P8 FS」もそのひとつ。タイヤの性能を表すラベリングでは、ウェットグリップ性能が「c」でした。

今回発売された「Cinturato P9 AS」ではウェットグリップ性能が強化され、１段階高い「b」に。評価が一つ上がると制動距離が約0.5台分縮まるとされていて、その違いの大きさは明白です。さらにすごいのは、グリップ性能が良くなると抵抗性能が低くなって燃費が悪くなるものですが、抵抗性能に関しては変わらないA（35サイズのみ）となっています。むしろ、低転がり抵抗性能に関しては向上しているようです。

なお、商品名に「AS」と付いていますが、オールシーズンタイヤではないので注意してください。

変わったのはウェットグリップ性能の向上だけじゃない！

具体的にウェットグリップ性能がどの程度変わったのかというと、フットプリント形状が改良されたことでトレッドパターン全体にボイドレシオが29%から31%に増加。これにより、ウェットや耐ハイドロプレーニング性能が向上しています。

また、トレッドパターンは非対称デザインで、最適化されたことによってブレーキング性能やハンドリング性能が向上しているのもポイント。こうした改善により、タイヤ摩耗末期でもトレッドデザインが大きく変化しなくなったことでタイヤの接地面に刻まれた細かい溝（サイプ）の長さが保たれるようになったとのこと。従来よりも性能が落ちにくくなっています。