【アディダス】はキノコ菌から作ったサステナブルな人工レザースニーカーに注目!
キノコの根である「菌糸体」を素材とした「Stan Smith Mylo™(スタンスミス マイロ)」
アディダスが自社のアイコニックなスニーカーである「スタンスミス」の新しい素材として採用したのがなんと「キノコ」。もちろんキノコそのものを素材とするわけではなく、キノコの根である「菌糸体」と呼ばれる、糸のように交差する再生可能な繊維をスニーカーの素材としたのです。この素材は最先端分野の農業技術によりラボ内で生産可能で、製造工程でもサステナブルを実現しているようです。
その素材の名前は「Stan Smith Mylo™(スタンスミス マイロ)」これにより、プラスチック廃棄物をゼロとするアディダスのゴールに大きく近づくブレイクスルーとして、アディダスを代表するスタンスミスにいち早く採用。
スニーカーのサステナブル素材といえば、今まではレザーではなくニット系のリサイクル素材が使われていましたが、やはり本格スニーカーを求めるのならレザー素材を求める声も多いはず。質感は実物を見なければ断言はできませんが、新しい素材へのアプローチとして要注目な一足となるはずです。
実際に発売されるのは2022年の春夏コレクションということですから、アディダスファンのみならず、サステナブルなシューズを探している人はもうしばらく正式発売まで待ちましょう。
もちろんアディダス以外のスニーカーメーカーも、サステナブルに対する取り組みを実践しています。スニーカーの中でもサステナブルをいち早くアピールし始めたナイキの「スペースヒッピー」は、真面目すぎにならない程度のポップなイメージをアピールしながら、重量の半分以上をリサイクル素材で構成したサステナブルスニーカーの代表です。
さらにスペースヒッピーはイメージアピールだけのために単発で終わらせるモデルではなく、現在もナイキのレアスニーカー抽選アプリSNKRSでシリーズ展開しているだけに、継続的なサステナブルへの取り組みの本気度をアピールしています。
オニツカタイガーがリリースするサステナブルなスニーカーは、アッパーに本革である「カウレザーの繊維」を再形成した素材を使い、リサイクルポリエステルやオーガニックコットンによって製造される、オニツカタイガーの代表モデル「MEXICO 66」などの3種類がラインナップされています。
残念ながら現時点では完売になっているようですが、オニツカタイガーならではのシンプルなデザインと、サステナブルに正面から取り組んだ姿勢が評価されるべき、本格的なサステナブルスニーカーの今後の新作発表に期待しましょう。
石神りぴ
スニーカーとストリートファッションを愛するフリーWebライター。特にNIKEとSupremeが好きで、毎週のように購入バトルへ参戦中。Instagramではストリートスナップを投稿、有名ストリート系アカウントにシェアされることも多々あり。
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