OUTDOOR
2023.11.03
【HOW TO】初心者でもすぐ分かる!正しいペグ打ち(ペグダウン)を写真付きで解説
テントやタープの設営で欠かせないペグの打ち込み作業、通称「ペグダウン」のやり方を徹底解説。初心者キャンパーは必見です。
【写真付きで解説】初心者キャンパー必見!ペグダウンの“基本のき”
「ペグ」は、タープやテントを張る時に使用する杭のこと。さまざまな素材や形状があるので、テントを張る地面状況に合わせて使い分ける必要があります。
素材や形状違いで数種類持っておくと安心
ペグには、スチールやプラスチック、アルミ、鍛造などさまざまな素材があります。なかでも、ひときわタフなのが鍛造製のペグ。地面が硬い川沿いのサイトでも力強く打ち込めます。他素材のペグと比べると価格は上がりますが、数回使ったくらいでは壊れません。
素材だけでなく、形状も要チェックポイント。芝生などの柔らかい地面向きなX字やY字、タフでまとめやすいV字やU字など、それぞれの素材に強みがあります。いざ現地についてから「このペグじゃ厳しいかも……」と慌てないためにも、数種類のペグを持っていくのがおすすめ。
余談ですが、今回使用したのは110円で発売されているダイソーの「鉄製ペグ(20cm、ペグマーカー付き)」。耐久性はもちろん、蓄光タイプのペグマーカーも付いているので、真っ暗闇でも存在感を発揮します。これまで数十種のペグを試してきましたが、正直このペグは買いです。
【HOW TO】打ち込み角度は?どこまで埋め込む?
では、実際にペグダウンの方法を見ていきましょう。
ロープとは逆向きの45〜60度に打ち込もう
“ペグダウン=地面に打ち込めばOK”というイメージがありますが、それは誤り! やみくもにまっすぐ打ち込むだけでは、テントやタープをしっかり固定できません。ポイントは、ペグを地面に対して【45〜60度】の角度で打ち込むこと。
また、ペグはロープが引っ張る方向(テントやタープがある方向)と逆向きに打ち込みます。
土の中に石が埋まっていると、なかなかペグが入っていかないことも。無理に叩くとペグの破損に繋がるので、少し位置をズラしてペグダウンしましょう。
完全に埋め込むのはNG
最後のポイントは、ペグを土の中に完全に埋め込まないこと。「しっかり固定させたいから」とすべて埋め込んでしまうと、撤退時にかなり苦労します(実は筆者も経験あり)。打ち込む際は、ロープを引っ掛ける部分が【地面から少し出ている状態】を目指しましょう。
カンカンカーン!という音を響かせながらのペグ打ちは、キャンプの醍醐味。正しいペグダウンをマスターして、キャンパースキルを一段階上げていきましょう。