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【初心者の渓流釣り】山梨県にある集落沿い高橋川釣行と奥多摩ヤマメを食べる旅

【初心者の渓流釣り】山梨県にある集落沿い高橋川釣行と奥多摩ヤマメを食べる旅

渓流ルアー釣りを始めた筆者。前回感じた技術不足を改善するために、雨上がりの渓流を練習がてら攻めることに。その釣果はともかく、帰りにヤマメの塩焼きを味わって大満足の旅に。

向かった渓流は多摩川源流域にある高橋川

今回は山梨県甲州市にある高橋川に向かいます。多摩川の源流域にあり、筆者はこの付近にあるキャンプ場に何度も訪れていたので、移動中によく眺めていた馴染みある川です。
この日は夏日でしたが生い茂った木々が日差しを遮り、渓流沿いには涼しい風が吹き込んできます。ジャブジャブ川の中を歩いているだけで、来て良かったと思えるほど気持ちが良い。

今回はルアーを投げる練習をするために来たので、釣れそうなポイントにどんどんキャストしていきます。数回に1回は狙ったところに投げることができるようになり、ついに20cmを超える魚がルアーをチェイスするシーンも見ることができました。
前回多発させてしまった根掛かりの反省から、水に浮きやすいルアーを購入した結果、ほぼ根掛かりなく投げることができたのも大きな収穫です。ポイントを荒らすことなく投げ続けられたことで、ルアーの使い分けの重要さを学ぶことができました。

ここは自然と人の暮らしが交錯する場所

集落に沿って川が流れているため、飯能の有間川よりはクマに対する恐怖を感じなかったのですが、歩いている途中に動物の頭蓋骨を発見しました。近くに人が住んでいても、この場所は野生動物の行動範囲であり、山深い自然の中であることを実感します。
さほど高低差がなく歩きやすい場所でしたが、上流部にある川の合流地点に行き着いたところで本日は終了。またもや坊主という釣果でしたが、良い練習ができてとても楽しかった。
川沿いの道路を歩いていると、古い半鐘が青空に向かってそびえ立っているのを発見。以前取材に行った山梨の下部温泉でも見かけましたが、昔からある町や集落には半鐘が残されていることが多い気がします。

この場所を歩くことは、キャンプ場に向かうだけなら訪れない場所だったので、知らない景色に出会えるようになったのは渓流釣りを始めて良かった点のひとつかも。

釜めし屋で奥多摩ヤマメを食す

朝から何も食べていなかったので、帰りに釜めし屋に寄りました。釣れずに食べることができなかったヤマメを、ここで食べるのが目的です。
この店では奥多摩ヤマメを扱っていて、刺身を食べることができるはずだったのですが、この日は残念ながら売り切れ。代わりに塩焼きを頼みましたが、ふっくらした身に滋味深い味がとてもおいしかったです。次回は刺身がある時に食べに来たいと思います。

渓流釣りは新たな発見の連続

渓流釣りを始めて行動範囲が広がり、今まで見過ごしてきた景色を見られるようになった気がします。次回も釣り通じて、普段はなかなか見られない渓流沿いの涼しげな景色をレポートしていきます。
取材・文/田中一馬
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