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【薪ストーブ購入記②】ついに薪ストーブ初導入! 設置方法と、エビグラタンも楽しむ

【薪ストーブ購入記②】ついに薪ストーブ初導入! 設置方法と、エビグラタンも楽しむ

初めて薪ストーブ購入した筆者は、野営地で実際に使用してみることに。以前に購入した煙突穴付きのテントにインして、薪ストーブグルメに挑戦。キャンプの様子と薪ストーブの扱い方についてレポートします。

煙突穴付きテントの本領発揮をできる日がやってきた

煙突穴付きのテント「OneTigris COCO NEST」に、購入した薪ストーブを入れて実際に使用してみることに。ソロ用のテントにしてはとても広い前室(約122×290cm)があり、就寝とくつろぐスペースを分けて過ごせるのが特徴となっています。
煙突穴には耐火性のあるストーブジャックが付属していて、煙突の熱から幕を保護してくれます。ストーブジャックが無いテントに薪ストーブを入れる場合は、同様の機能を持った煙突ガードを別途用意する必要があるため、薪ストーブを使いたい人には高ポイントのテントです。

テントにインする前、薪ストーブに焼き入れ

新品の薪ストーブは製造時に付着した油が揮発して臭いが出るということをネットで知ったので、テントにインする前に火入れすることにしました。筆者が購入した薪ストーブSoomLoomの「Vista V」は、幅30cmほどのコンパクトサイズなため、画像のようにテーブルの上に置いて使う予定です。煙突最下部に排気調節のためのダンパーがあり、最上部に火花飛散と雨を防ぐスパークアレスターを付けます。
薪ストーブの場合、焚火台と違って意外と気を使うのが薪です。ススが出ないようにしっかり乾燥したものを使用し、焚き付けに針葉樹を少量、火持ちの良い広葉樹を中心に置くのが基本です。

使う薪の量については様々な意見があり、冬キャンプでは一晩で20㎏以上持っていくのが一般的らしい。使い方にもよるので、薪の量については経験しながら掴んでいくしかなさそうです。
外に出していたからか、臭いはさほど感じることなく、順調に燃焼してくれています。熱源に近い部分から鈍く色付いているのがわかります。火を入れると変形によるトラブルもあるようで、後でダンパーを外そうとしたら、締まりがきつくなり、外しにくくなっていました。
薪ストーブは熱を入れるとあたたまった空気が上昇して煙突に抜けていきます。このドラフト効果で効率の良い燃焼になり、煙が少なく、焚火台や七輪よりクリーン。点火時に誤ってダンパーを閉じていたところ大量の煙が出たので、今後はダンパーをいじるタイミングがあるのか疑問。外部要因によってドラフトが強い時に役立つようですが、実際にそのようなシーンがあるのか、使いながら確認していきたいと思います。

ソロ用テント内の薪ストーブレイアウトに悩む

火入れが完了したので、いよいよセッティング開始。煙突穴に合わせて置いてみると、予想以上に幕に近いことにビックリ。高さ合わせのためにテーブルの上に置くと、ドーム状の上部幕にさらに近づいてしまいます。VISTA Vの脚部には全く熱がこない設計のため、設置はどうやら直置きの方が良さそう。

さらに危険を感じたのがインナーテント。ひらひらしたメッシュが開閉や風で煙突に触れそうで、それを防ぐために幕とストーブの間にテーブルを置くことにしました。
位置が決まったので、煙突を取り付けてスパークアレスターのリングからペグダウンして、煙突を固定していきます。テントから露出している部分は1mほど。ただ、中間にあるストーブジャックが固定の役目を担っていることもあり、強風でないかぎりロープで固定する必要性は低いように感じました。いつもキャンプでロープに足を引っ掛けるというのを毎回やってしまうので、そちらの方が気になります。

換気は必ず! しっかりと行うこと

薪ストーブをインする時に気を付けなければいけない「一酸化炭素中毒」。しっかりと換気ができるようにテントの扉を開けて使用することを心掛けましょう。念のため一酸化炭素チェッカーを用意しておくと、さらに安心です。

幕内でストーブ料理「エビグラタン」を楽しむ

周囲から隔たれた安心感ある幕内で薪ストーブに点火してみると、一気に温度が上がり、体がポカポカしてきます。ガラスから見える揺らめきがとても美しく、この時点で購入して良かったと思うほど。本来の目的はこの横開きを活かした炉内でのストーブ料理。早速下ごしらえの準備をしていきます。
天板での調理も考えていたので、天ぷら用の温度計で表面温度を測ってみたところ200℃ほど。ガス火が1700℃近いことを考えると、天板調理はかなり弱火に感じます。湯沸かしくらいは問題ないと思いますが、とりあえず試してみましょう。
天板調理もじっくり火を通せばできそうです。グラタン皿のホワイトソースにマッシュルームやエビを投入。横のポットではマカロニが茹で上がっているので、取り出して混ぜ合わせ、チーズを乗せれば準備完了。薪が熾火になったら、炉内に投入していきます。
赤くくすぶる炉内に直径15cmほどの小さいグラタン皿を投入。中は温度計で測れないほどの高温となっているので、上下から熱を入れることができます。皿や鍋のサイズに気を付ければ様々な料理ができそう! 見ているだけでさまざまなアイデアが湧いてきます。

ハイクオリティなグラタンが出来て大感動

実はこれまでキャンプで焚き火グラタンを何度も作ってきましたが、「オーブンのような環境があれば」と、作る度に思っていました…。グツグツした表面に、みるみる茶色い焦げ目がついていくのを見ると長年の願いが叶ったようです。
保温性の高いグラタン皿は取り出した後もグツグツとしていて、子供の頃に口の中をヤケドしながら食べた洋食屋のグラタンを思い出します。芯から火が通った本格的な味わいは格別! 濃厚なクリームに白ワインを合わせて、ペアリングを楽しむのも最高過ぎる。

翌日の片付けも意外と簡単

就寝前に薪は燃え尽きる寸前だったので、そのまま就寝。何事もなく迎えた翌朝、炉内を見てみると灰になるまでキレイに燃え尽きてくれていました。下の灰受けにできるだけ落として、ゴミ袋に入れれば、煙突を分解するだけでストーブの撤収は完了。テントも簡単にたためるソロ仕様なので、薪ストキャンプは意外に手軽かも。

これからの寒い時期に薪ストーブは最高に楽しい

手間がかかると思っていた薪ストーブキャンプは、設営撤収ともに意外と簡単で、新たな体験ができる素晴らしいものでした。ただ危険が伴うことは間違いないため、基本的な知識を持って正しく扱うことが重要です。

今度は違う料理にも挑戦したいと思うので、しばらく薪ストーブ料理研究に没頭したいと思います。
取材・文/田中一馬
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