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[クルマ]クルマ好きパパにはたまらない!日本が誇る超絶スーパーカー

[クルマ]クルマ好きパパにはたまらない!日本が誇る超絶スーパーカー

世界中が驚いた伝説の復活から早くも2年が経ち、さらに磨きがかかった国内唯一のミドシップスポーツカー「ホンダ NSX」。今回はすべてを日本人エンジニアが手がけたという。そのパフォーマンスとは!?

ミドシップなのにトランクあり
旅行にだって行けます


今だからこそでしょうが、2代目NSXのマイナーチェンジにかこつけて、初代NSX登場時の粗っぽさが取り沙汰されているようです。


ご承知の通り、NSXはアメリカホンダがイニシアティブを握り、北米ユーザーをコアターゲットとして企画、生産されたクルマです、それゆえ、初代の企画段階では「ホンダF1の血筋を継いだミドシップスポーツカー」というコンセプトが掲げられたものの、「ゴルフバッグが積めるトランク」や「量販エンジン、ドライブトレーンを流用」など、上層部からのオーダーはスポーツカー路線から逸脱することしきり。その結果、発売当初は話題こそかっさらいましたが、その未完成っぷりを嘆かれたものでした。そんなゆるゆるなNSXは、以降「走れる開発者」として有名な上原繁氏に委ねられ、マイナーチェンジを繰り返しつつ、タイプRや、最終的にはNSX-Rという未来永劫語り継がれるべきスポーツカーへと成長を遂げたのです。


2代目も似たような生い立ちで、アメリカ人エンジニアのセッティングは日本人ジャーナリストにはあまりウケがよくありませんでした。「曲がらない」「不自然な感覚」など、耳を塞ぎたくなるほどネガティブ。そこで、ホンダはマイナーチェンジの舵取りを、初代同様に日本人にバトンタッチしたのでした。


ホンダNSX


HONDA NSX ホンダNSX
2370万円 ※税込み
NSX
エンジン:3.5ℓV 型6気筒ツインターボ フルハイブリッド、システム合計出力:581ps(427kW)、システム合計トルク:646Nm(65.9kg-m)、全長×全幅×全高:4490×1940×1215 mm

高度なハイテク制御はホンダにしかできない神技!


3.5ℓV6ツインターボをミドシップに縦置きし、前輪をモーターで駆動させるAWD。スポーツドライビングを電気仕掛けで見事に制御しているのが新生なったNSX。クルマに乗せられているのではなく、操っている感覚が強烈というのも最新の制御らしい美点でしょう。


ホンダNSX


ホンダNSX




走るのが大好きなクルマ好きパパに乗ってほしい


ミドシップの縦置きV6ターボ、3モーターのハイブリッドシステム、そしてトルクベクタリングシステムという世界中が驚いた "新鋭メカニズム全部のせ" 的な2代目NSX、マイナーチェンジで何が変わったかというと、「足まわりのリセッティング」に終始(裏を返せば、そこしか手直しの必要がなかったわけ)。マイナーチェンジ前に日本人ジャーナリストからコテンパンにやり込められていた理由は、前輪を駆動するモーター制御にありました。SH-AWDシステムのフィーリングが微妙にズレた結果、評判が悪かったのかもしれません。


当然のことながら、ホンダご自慢のSH-AWDシステムを制御できるのはホンダだけ。というわけで、今度の設定は「曲げるよりもヨーモーメントを止める方向へ」といかにも走りそうな制御です。その結果、以前のクリップに向かって食い込むようなコーナリングは影を潜め、ミドシップを生かした自然なコーナリングフィール(しかも相当な速さで)を身につけたのです。


この価格帯のスポーツカー、わりとレッドオーシャン的にライバルがひしめき合っているのですが、NSXはパフォーマンスだけでなく人気の面でも善戦。投機的に買おうとせず、ほんとに走りがよくなってるのですから、ガシガシ乗ってほしいもんですな!




ホンダNSXが3分でわかるおせっかい解説


①日本が世界に誇るスーパーカー NSXってどんなクルマ?


ホンダNSX


1990年、V6をミドシップ搭載し、日本初のスーパースポーツカーとして登場したのが初代NSXです。超高性能車では犠牲となっていた快適性を当たり前のように併せ持っていた初代NSXは、その後のスーパースポーツカーのあるべき姿に多大な影響を及ぼしたといいます。そして2016年、フルハイブリッドの2代目NSXが登場しました。久しぶりの日本製スーパースポーツカーとして世界中から注目されています。




②マイナーチェンジでどこがどう変わったの?


ホンダNSX


アメリカ人エンジニアがセッティングした足まわりを、日本人エンジニアが「ヨーモーメントを止める方向性」にチューニングするなど、よりスポーツカーらしい味付けへ。そのほか、スタビライザーやブッシュの剛性アップなど、マニアがうっとり聞き惚れるようなチューニングの目白押し! もちろん、アメリカ生まれの磁性流体ダンパーの制御ロジックにも手が入り、乗り心地が悪化することも見事に回避しているのです。




③モータースポーツで活躍するNSX GT3もEVOへと進化


NSX GT3


テレビゲームに出てきそうなアピアランスのレース専用マシンNSX GT3 EVOは、これまでのNSX GT3をさらにブラッシュアップしたマシンで、フロント、リヤまわりのエアロパーツを最適化し、ドライバビリティを向上させるなど、より戦闘力がアップ。ベース車両はNSXの生産拠点たるアメリカ、オハイオ州で生産されますが、FIAレギュレーションに沿ってカスタムするのは、なんとイタリアのマニュファクチャラーというグローバルぶりもクールです!
 


問い合わせ先
HONDAお客様相談センター ☎0120-112010

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