[クルマ]週末アウトドアを楽しむならドライブから開放全快気分!家族で乗れるオープンカー!
幻のプロジェクトの実現にクルマ好きパパは胸アツです
BMWが30年ぶりに8シリーズを復活させただけでなく、Mモデルも追加、しかもカブリオレまで選べるというニュース、胸アツになった方も多いことでしょう。なにせ、M8といえば、ポケモンだったら「デオキシス」並みに幻だったプロジェクト。例え自然吸気のV12エンジンでなくたって、M1由来のリトラクタブルヘッドライトでなくたって、Mってイニシャルだけで丼3杯はいけるというクルマ好きパパも相当な数に上るはず。
そもそも、初代8シリーズでもM8の計画は進行していて、Mシリーズのトップエンジニアだったパウル・ロシュによってチューンドエンジンはでき上がっていたのです。しかし、世界的な景気の後退に伴って、北米における8シリーズの売れ行きが絶望的だったことなどでM8はお蔵入り。カブリオレなんて夢のまた夢に成り果ててしまったのです。
ちなみに、30年前の850iは当時で約1500万円。それに比べると1700万円程の最新M850ixDriveクーペはお値段据え置きか、むしろ値下げに近い価格設定かも。ましてやこのM8カブリオレは約2200万円~ですから、かなりお買い得!? なクルマです(笑)。30年の時を経て謳われる幻のイニシャルM、そしてV8ツインターボや革新的シャシーセッティングなど、ファントゥドライブ好きのパパが胸アツになる要素がぎゅっと凝縮されています。
■BMW M8 CABRIOLET COMPETITION
[BMW M8 カブリオレ コンペティション]
価格2541万円 ※税込み
Mモデルのトップに君臨するハイエンドなカブリオレ
BMWにとって8という数字は1990年の850iをはじめ、Z8やi8など、スペシャルなモデルに与えられる数字です。初代8シリーズで果たせなかったMモデルの登場は、BMWファンにとっては胸アツなニュースなうえに、今度はカブリオレもラインナップ! 生粋のスポーツカーですが4人乗りなので、普段使いが出来るのも見逃せません。
熱い走りが好きなパパも大満足のプレミアムオープン
背景にヒストリーがあるクルマが新型になると、必ず「昔のほうが良かった」とディスる輩が出てきます。なのでターボは許せないとか、4WDなんてもってのほかと噴出しそうですが、お門違いも甚だしい。
まず、M8カブリオレに搭載されたV8ツイン(スクロール)ターボの優秀性はざっくりいってもノーベル物理学賞クラス。600hpのパワーはもちろんのこと、設計思想のレベルが抜きん出ているのです。また、4WDといってもM社が開発したMxDriveはアクティブデフのセッティングが自在で、望めば100%FRドライブも可能!「駆け抜ける喜び」すらMによってチューニングされているのです。
ちなみに、M8カブリオレには625hpのコンペティションという勇ましい仕様もあり、サーキット走行のGモーメントにも対応できるようオイルパンに小型チャンバーを装備し、オイルが偏らないよう、チャンバーからオイルが吸引されるという実にMらしいチューンが施されています。
また、BMW製の贅沢なソフトトップは、閉じてもスタイリングが映えるのが魅力。流麗なフォルムながら家族で余裕のドライブができる快適性も兼ね備えています。ぜひともプレミアムなパパにお乗りいただきたいものです。
カーボンセラミックでブレーキも抜かりなし
Mは格好だけのカスタムを嫌います。したがって、2010kgの車体を受け止めるブレーキも、カーボンセラミック製なので心強い! また、ホイールハウス後ろのサイドギルにも、Mのエンブレムが埋め込まれています。
BMWがこだわる美しいソフトトップ
ひところはセキュリティの観点から、カブリオレの屋根がどのメーカーもハードトップになりましたが、BMWのプレミアムラインはずっとソフトトップ。その理由はずばり、スタイル優先だから。もちろん電動開閉式です。
ドライバーの魂を揺さぶるインテリア
ドライバーを歓喜させるインテリアを作らせたら、BMW Mの右に出るメーカーはありません。しかもM8にはMモードなるドライブモードも用意!Mモデルを所有する喜びに満ち溢れています!
BMW M8が3分でわかるおせっかい解説
①MってBMWとは別会社?
モータースポーツでの活躍が今よりもずっと販売に影響を与える時代、BMWは盛んにレース活動を行っていました。しかしなかなか勝てない。「早く結果を出せ」ってんで1972年に専門会社を設立。そこに人材や機材を投入したのがMの前身たるMモータースポーツの成り立ちです。その後、M3やM5、M6などの伝説的モデルをリリースし、ツーリングカーレースなどに参戦。
1993年にMGmbh(株式会社)になってからはもっぱらプレミアムなスポーツモデルを作るBMWの系列会社となりました。
②Mモデルの始まりは?
Mモータースポーツ社が、最初に市販したモデルは、1978年に発表されたM1というスーパーカーでした。3.5ℓの直6をミドシップ搭載したM1は、本来であればポルシェを打倒するためにモータースポーツシーンへと投入される予定でしたが、期間内に規定台数を生産することができず、国際レースへの参戦を断念。BMWが企画したワンメイクレースでしかサーキットを走る姿を披露できなかった悲運のスーパーカーなのです。
③30年ぶりに復活した8シリーズですが、8シリーズにMはなかったのですか…?
初代の850iは世界的に売れ行きが芳しくありませんでした。原因はあまりにも高価だったことに加え、北米でのマスト要件であったゴルフバッグの積載が難しかったから。それゆえ、ノーマルよりもさらに高価になるM8は、販売的に苦戦が強いられると当時の経営陣に判断され、テストマシンもろともお蔵入りになったとか。ただし、P.ロシュ技師がチューンしたV12エンジンは、その後にマクラーレンF1に搭載され、BMWファンはかろうじて溜飲を下げることができたのでした。
問い合わせ先
BMWカスタマー・インタラクション・センター ☎0120-269-437