【クルマ】欲しかったのはコレ! “静と動”を 感じさせる大人のスポーツセダン
昨年11月にマイナーチェンしたレクサスISシリーズ。街中で何台も見かけるほど販売は好調です。SUV全盛でもセダンの方が落ち着く! なんて方はけっこういらっしゃいますから。そんなISには3つのグレードがあります。2ℓガソリンターボのIS300、2.5ℓ直4エンジン+モーターのハイブリッド車IS300h、それと今回走らせた3.5リッターV6のIS350です。
で、これまでその順番通りにテストドライブしてきました。小気味よい走りでクルマ好きを楽しめるIS300、レクサス得意のハイブリッド技術でカーライフをサポートしてくれるIS300hは納得のキャラクターです。でもちょっと待ってください。このシリーズの真骨頂は実は今回走らせたIS350ではないかと。いやはや想像以上に完成された振る舞いに驚かされました。それをひと言で表現するなら“静と動”。高出力エンジンから生まれるスポーティな走りと、対照的とも言える静かなキャビンがまさにそうです。ワイルドなエキゾーストサウンドとは裏腹にキャビンは小声でおしゃべり可能。また、信号でピタッとボディを止めた時もそう。それまでの過激な動きが容量の大きなブレーキでピタッと止め、郊外の静けさに溶け込みます。一瞬にして静粛に包まれるといった感じでしょうか。
いずれにせよ、それがISの醍醐味かと。3つの顔を持つISで一番気に入ったのはコレ。静と動を感じる大人のスポーツセダンはゴルフのお供に最高です。
LEXUS lS350 “F SPORT”
SPEC 全長×全幅×全高:4710×1840×1435mm、ホイールベース:2800mm、車両重量:1660kg、最高出力:234kW(318PS)/6600rpm、最大トルク:380N・m(38.7kgf・m)/4800rpm、650万円〜/レクサス(レクサス インフォメーションデスク)
クルマの隅々まで魅力的な装備が散りばめられます
レクサスらしい上質さを持ちながら太いセンターコンソールでFRスポーツさを強調するコクピット。10.3インチのタッチスクリーン式モニターの使いさすさはグッド。エクステリアでは、張り出したリアフェンダーがこのクルマのアイコン。只者じゃありません。Fスポーツのシートカラーは3色。写真はホワイトを装備。ガソリン車であれば9インチのゴルフバッグが3個入るトランクルーム 。3.5リッターV6は318ps。自然吸気のフィールがたまりません。Fスポーツは専用装備が目立ちます。メッシュのグリル、リアスポイラー、そしてこの19インチのアルミホイールなどなど。オリジナルデザインもそうですが、隙間から見えるオレンジに塗られたブレーキキャリパーに心躍らされます。