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「フジタ」の名がつく「メゾン マム」。なぜ日本人にインスパイアされたのか?

「フジタ」の名がつく「メゾン マム」。なぜ日本人にインスパイアされたのか?

「メゾン マム RSRV」シリーズから、日本人画家、レオナール・フジタ(藤田嗣治)の名が付けられた「ロゼ・フジタ」を発表。そこでマムの最高醸造責任者ディディエ・マリオッティ氏に完成までの秘話を取材してきました。
ディディ絵
メゾン マム 最高醸造責任者・ディディエ・マリオッティ●1971年フランス・コルシカ生まれ。ランス大学で醸造学の学位を取得。2003年にマム社のセラーマスターのアシスタントとして入社。2006年より現職。名門メゾン約180年の伝統に、氏ならではの醸造家としての才能とセンスで独自のアプローチ。現代のシャンパーニュの可能性を広げる。

 


編集部 古くから日本でもおなじみの「メゾン マム」。その素晴らしさをひと言でいうとどのような点ですか?


ディディエ 190年以上の歴史と伝統です。創業以来、「最高のシャンパーニュだけを」という理念を大切に受け継いでいます。


編集部 メゾン マムの象徴といえる襷に掛けられたリボンのデザイン「コルドン ルージュ」が発表された翌年、1877年から日本に入っているんですね。今回、新たにロゼが発売される「RSRV」シリーズはどのようなシャンパーニュなんでしょう?


ディディエ 「RSRV」の前身は特別な友人のみに差し上げる傑出したシャンパーニュで、元々はラベルもありませんでした。それにシックなラベルを施し、グランクリュのみを使用した特別なキュベとして発表したのがRSRV。デザインはその昔、メゾンの特別な友人へシャンパーニュを贈る際に添えられた、訪問カードの右上を折ったしきたりを意識しました。細長いボトルネックはアロマをさらに引き出し、穏やかな熟成を計算しデザインしています。


編集部 今回この「RSRV」ラインに、日本人画家のレオナール・フジタの名前が冠されたロゼが発売されたとか。


ディディエ 当時のマムの社長、ルネ・ラルーはフジタと親交があり、パトロンでもありました。フランスに帰化し、カトリックの洗礼式の際にはルネが証人になったほど。そうしたマム社と親交の深かったフジタへのオマージュでできたのが「メゾンマム RSRV ロゼ・フジタ」です。ピノ・ノワールの表現に力を入れ、様々な村の異なるテロワールのピノ・ノワールをブレンドすることで、複雑な味わいを表現しました。サーモンピンクの色合いと、ブラッドオレンジのニュアンスの濃厚なアロマをお楽しみください。


 


シャンパーニュの最高峰ともいえる味わい


ボトル
「メゾン マム RSRV ロゼ・フジタ」度数:12度 容量:750ml セパージュ:ピノ・ノワール70%、シャルドネ30% ドサージュ:6g /L 参考小売価格:1万3716円※税込

 


●問い合わせ先/ペルノ・リカール・ジャパン ☎03-5802-2671


http://www.pernod-ricard-japan.com/


 

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