DINING
2026.10.09
話題のローソンを超える!激辛塩鮭と、こだわり白米で本物の「ぼだっこ弁当」を作ってみた
ローソンが衝撃的に簡素な「一点突破すぎ!ごはんがすすむ ぼだっこ(鮭)」(ぼだっこ弁当)リリースしましたが、これを遥かに超える、本物の贅沢「ぼだっこ弁当」を自作。秋田の家業で稲作歴120年オーバーの名家出身ライターが、精米したての実家の新米と、塩の結晶が吹く本物のぼだっこで、ガチに再現!
祝ローソン「ぼだっこ」! でも秋田出身の胃袋は“容赦ない塩気”を覚えていた
価格/275円
ローソンで「ぼだっこ弁当」を見たとき、私は思わず2度見。まさか全国のコンビニで地元のソウルフードに出会えるなんて! と驚き、そして本当に嬉しかった。でも、実際に一口食べてみると、秋田出身の胃袋が言いました。
「美味い。だけど、上品すぎる…」。
私の胃袋が覚えている本物は、もっと凶暴で容赦ない塩気。「ぼだっこ」とは秋田県の方言ですが、特に塩分濃度の高い鮭のこと。焼けば塩の結晶が吹き出て、一切れでご飯が一合消えるほどの超・激辛塩鮭です。あの塩辛さの向こうにある強烈な旨味を知る身としては、どうしても物足りない。「ならば、自分で作るしかない!」。
120年続く米農家の娘のプライドと秋田の意地に、完全に火がつきました。
「美味い。だけど、上品すぎる…」。
私の胃袋が覚えている本物は、もっと凶暴で容赦ない塩気。「ぼだっこ」とは秋田県の方言ですが、特に塩分濃度の高い鮭のこと。焼けば塩の結晶が吹き出て、一切れでご飯が一合消えるほどの超・激辛塩鮭です。あの塩辛さの向こうにある強烈な旨味を知る身としては、どうしても物足りない。「ならば、自分で作るしかない!」。
120年続く米農家の娘のプライドと秋田の意地に、完全に火がつきました。
これぞ秋田の「容赦ない塩気」。焼くと塩の結晶が吹く本物のぼだっこ降臨
実家から届いた「稲刈り・精米したての新米」の箱を開けると、そこには鮭が同梱されていました。これこそが、首都圏のスーパーをいくら探し回っても絶対に見つからなかった、本物のぼだっこです。パックに貼られた力強い「激辛」の金色のシールが、その容赦ない塩気の証。一般的な甘口の鮭とは明らかに一線を画す、身の締まり方と深く濃い赤色は、ただならぬオーラを放っています。
さっそくこのオーラを放つぼだっこを、じっくりと焼き上げていきます。熱が入るにつれて、キッチンには香ばしい鮭の匂いだけでなく、「塩」の力強い香りが一気に広がっていきます。
そして焼き上がりが近づくと、鮭の表面に「本物」の異変が起き始めました。ジワジワとあふれ出た脂とともに、白く、ザラザラとした「塩の結晶」は、まるで雪のように吹き出してきたのです。これこそが、幼い頃から私の胃袋に刻まれている秋田のぼだっこ。冷めることでさらに塩気が尖り、旨味が凝縮される、弁当のために生まれてきたような最高のふるさとの味が焼き上がりました。
そして焼き上がりが近づくと、鮭の表面に「本物」の異変が起き始めました。ジワジワとあふれ出た脂とともに、白く、ザラザラとした「塩の結晶」は、まるで雪のように吹き出してきたのです。これこそが、幼い頃から私の胃袋に刻まれている秋田のぼだっこ。冷めることでさらに塩気が尖り、旨味が凝縮される、弁当のために生まれてきたような最高のふるさとの味が焼き上がりました。
この最高のぼだっこに合わせるのは、もちろん実家から届いたばかりの、ツヤツヤと輝く、実家のとれたて新米です。
雪のような塩の結晶が吹き出す「ぼだっこ」を、メスティンで育てる
そのまま食べても美味しいけれど、どうせなら昔ながらのお弁当スタイルでいただきます。
私の親世代が小学生の頃は、アルミの弁当箱にこのぼだっことご飯を敷き詰め、学校のストーブの上でじっくり温めて食べていたのだそうです。話を聞くだけで喉が鳴るような、昭和の温かい冬の記憶。あいにく私は当時のアルミ弁当箱を持っていないので、せめてもの再現として、お気に入りのメスティンとシングルバーナーを引っ張り出してきました。
私の親世代が小学生の頃は、アルミの弁当箱にこのぼだっことご飯を敷き詰め、学校のストーブの上でじっくり温めて食べていたのだそうです。話を聞くだけで喉が鳴るような、昭和の温かい冬の記憶。あいにく私は当時のアルミ弁当箱を持っていないので、せめてもの再現として、お気に入りのメスティンとシングルバーナーを引っ張り出してきました。
蓋を開けていただきます。
口に運んだ瞬間、ぼだっこからじんわりと溶け出た鮭の脂が新米を包み込み、ガツンとした強烈な塩辛さが追いかけてきます。そして何より、メスティンの底にある、直火ならではの香ばしいおこげがもう最高! 塩気と脂が染みたカリカリの“おこげ”が、全体の美味しさをさらに跳ね上げてくれます。
口に運んだ瞬間、ぼだっこからじんわりと溶け出た鮭の脂が新米を包み込み、ガツンとした強烈な塩辛さが追いかけてきます。そして何より、メスティンの底にある、直火ならではの香ばしいおこげがもう最高! 塩気と脂が染みたカリカリの“おこげ”が、全体の美味しさをさらに跳ね上げてくれます。
秋田県外の人からしたら「本当にこの鮭の量でいいのか?」と思うかもしれないですが、これでも多すぎるくらいぼだっこは塩辛い。でも、これがたまらなくウマイんです!みずみずしいツヤともっちりした食感のあきたこまちの新米と食べるぼだっこは、文句なしに最高の飯泥棒。
ぼだっこ弁当の次は本場へ!米と酒と、美味しい秋田が待っています
今回はぼだっこ弁当を作りましたが、秋田にはこれ以外にも、まだまだ美味しくて個性豊かなソウルフードがたくさんあります。米も酒も、そしてディープな食文化も本当に魅力的なところなので、是非ぼだっこ弁当を機に秋田に興味を持ってもらえたら嬉しいです。そして、機会があればぜひ本場の味を体験しに、秋田へ遊びに行ってみてくださいね!
取材・文/原 結





















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