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新しいLUGGAGE LABEL「TRUE BLUE」シリーズ:天然素材へのこだわり

新しいLUGGAGE LABEL「TRUE BLUE」シリーズ:天然素材へのこだわり

LUGGAGE LABEL(ラゲッジ レーベル)から約1年ぶりの新作「TRUE BLUE」シリーズが新展開。天然素材の'藍'とサスティナブルな素材を使ったバッグは、唯一無二の特別感と高級感がMIXされています。

日本のもの作りを活かしたバッグシリーズ

日本には特有の風土に根差したさまざまなものづくりが存在し、一説によればその数は1300を超えるとも。「TRUE BLUE」は先人たちの知恵や工夫が息づき、「土に還る」というコンセプトのもと、すべて自然由来の素材で作ったバッグシリーズ。

エピソード1「温故知新-Wen old wisdom new-」

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
バッグづくりに用いた素材は、通気性と吸水性に優れる麻糸、植物タンニンで鞣した牛革、豊穣の象徴として大切にされてきた鹿のツノ。そして、“人類最古の染料”と呼ばれる藍。

それぞれの素材が1つのバッグになるまでのストーリーがあります。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
世界のさまざまな地域で行われてきた藍染め。日本の藍染めは主にタデ科の植物、タデアイを染料としてきました。

なかでも最も日本らしい手法といえるのが、江戸時代に盛んになった「天然藍灰汁発酵建て」。この手法では化学薬品は一切用いられず、自然から取れる原料のみでタデアイを発酵させて染料を作り、染色を行います。

このような天然藍は、化学藍(インディゴピュア)を用いた藍染めよりも深みのある色を出すことが可能で、発色の耐久性も優れるとも。人体にも環境にも優しいことは言うまでもありません。

天候や藍の状態によって発色の仕方が異なる天然藍。均一に染めることが非常に難しいため、熟練の職人たちが手間ひまをかけて仕上げています。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
20世紀以降、あらゆるジャンルにおいて「化学の力」が席捲し、コストパフォーマンス、タイムパフォーマンスの観点から従来の天然素材は化学素材に置き換えられて今日に至ります。藍染めにおいても同様でした。

しかし人類最古の染料といわれ、本物の天然藍がもつ優しさや美しさは、気の遠くなるような時間を先人たちが積み上げ、受け継いできた想いの結晶です。TRUE BLUEでは、失われつつある「天然藍灰汁発酵建て」による藍染めを採用し、先人達の叡智に尊敬の念を抱き、思いを馳せているといいます。

エピソード2「土に還る」

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
TRUE BLUEは「天然藍灰汁発酵建て」という染色工程だけでなく、使用したすべての素材が自然由来であり、「土に還る」というコンセプト。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
ベースとなる素材は、上質な綿糸と麻糸で折り上げた帆布。縦糸となるのはジンバブエ共和国の高地で有機栽培された最高級の綿花。

手摘みで収穫した綿花を、上質なムラ糸に仕立てているそう。緯糸は日本で古くから愛用されてきた麻、ラミー。通気性と吸水性に優れ、絹糸のような滑らかさと光沢感を備えている特性があります。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
そのように織り上げた丈夫な帆布をリヨセル繊維の糸で縫製。リヨセル繊維は、生分解性も備えているため、繊維としての役目を終えた後は土の中の微生物の働きにより自然へと還っていきます。

原料はユーカリで、化学肥料を使わず栽培できるので土壌汚染の心配もなし。また、成長が速く、同じ土壌で繰り返し栽培できる点からも環境負荷が低い植物とされています。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
パーツに用いられるレザーは、植物タンニンなめしの本革。食肉の副産物である牛皮を、ミモザなど植物の樹皮から抽出したタンニンを用いて、時間をかけて鞣しています。さらに鞣しの工程でオイルをたっぷりと染み込ませることで、柔らかくしっとりした手触りと、深い艶が生み出されています。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
本体のアクセントとなるトグルは、北海道の野生のエゾシカのツノを加工したもの。シカのツノは春先になると根本部分から脱落し、新しく生え替わります。

日本では、鹿は豊穣の象徴として崇められてきた歴史がありますが、抜け落ちたツノも自然のパワーの象徴や福を招く縁起物として重宝されてきました。すべて自然の中から生まれ、やがて土へと還っていくTRUE BLUE。

続いては、人類最古の染料と言われる藍。天然藍とは…本物の藍とは一体何なのかを探ります。

エピソード3「天然藍へのこだわり」

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
伝統の手法や長きにわたって受け継がれてきた先人たちの知恵を新たなものづくりに生かし、現代そして未来へと承継。

その高い要求に応えて染色を担当した工房「壺草苑(こそうえん)」から、天然藍を使った藍染めのこだわりが届けられます。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
昔ながらの藍染めはまず、藍草を育てるところから始まります。3月上旬、深く耕した苗床に種子を撒き、7月上旬から刈り取りを開始。成熟した藍の葉は色素がたっぷり含まれており、採集した葉を手作業で1~2cm程度に切断。庭に広げて天日で干します。

真夏の炎天下に熊手でかき混ぜながら、カラカラになるまで乾燥させるまでが最初の工程です。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
次の工程は蒅(すくも)作り。乾燥した葉に水分を与えて発酵させたものを蒅と言い、藍師と呼ばれる職人の熟練の技で、乾燥した藍葉に含まれる青色色素のさまざまな藍還元菌を増殖させます。

積み上げた葉藍の高さや水分量を調整しながら3ヶ月かけて発酵させると、青色の色素以外に大量の有機物と微生物が含まれる。こうしてできた蒅を使い、藍染めの染料を作る工程「藍建て」を行います。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
「藍建て」とは水に溶けない性質の青藍(蒅の中の青色色素)を、水溶性へと変化させる作業のこと。蒅をアルカリ性水溶液で還元させると、青藍は水溶性の白藍へと変化。科学が発達した現代では簡単に行える作業ですが、その仕組みが解明されていなかった時代、先人たちは微生物の力を借りる発酵というプロセスを取り入れることで、変化を起こしていました。

続いて、「藍建て」の手法をみていきましょう。

求めたのは本物の藍へのこだわり

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
「藍建て」にはさまざまな方法がありますが、TRUE BLUEで採用したのは江戸時代初期に確立された技法「天然藍灰汁発酵建て」。原材料は藍師が丹精込めて作った蒅、花梨や黒檀、樫といった堅木を材料とする大量の木灰、石灰、蒅の分解・変質を促す酒やふすまなど。これらを使って蒅の青色色素を灰汁の中に溶かし、染液を作ります。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
こうしてできあがった染液に、あらかじめ水に浸し、固く絞った布を数十分浸け込みます。十分に浸かったら、染液から引き上げてよく絞ります。染液に浸かった箇所が空気に触れると、茶褐色から青みがかった緑色に変化し、これを水洗いすると、布は鮮やかな青色に発色するという仕組みです。

布に着いた染液の白藍が空気中の酸素に触れることで酸化して青藍に戻り、青色に。このように「浸ける・空気に触れさせる」を繰り返すことで、青色の濃淡を染め分けることができます。染め上がった布を水洗いして乾燥させたら完成です。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
蒅作りから藍建て、染色と、途方もなく手間と時間を要する「天然藍灰汁発酵建て」。微生物の力を借りて行うこの方法は、職人の技をもってしても発酵のコントロールが非常に難しいとされています。

しかし、化学色素(化学藍)や化学薬品を使わない「天然藍灰汁発酵建て」は製造工程において有害な廃棄物を排出しないだけでなく、使い終えた蒅や染液、染め上げた布にいたるまで、原材料の全てを土に還すことができるので天然循環へと繋がります。

人類最古の染料といわれる藍は、長い時間をかけて人々の暮らしに根付き、その生活を豊かに彩ってきました。職人たちは技を磨き、より深く、より美しい藍色を生み出すことに情熱を傾けてきたことでしょう。

優しさと美しさを持つ本物の藍。それは、気の遠くなるような時間と、歴史に対するまっすぐな想いにより生み出されています。

TRUE BLUEシリーズは、このようなコンセプトのもと、天然素材を大切に使い壮大な時間を掛けて丁寧に作られたバッグです。

TRUE BLUE/ショルダーバッグL

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
ショルダーバッグ(L)は、間口が大きく開き、A4サイズのファイルが収納できるため、荷物が多い時にピッタリ。トグルとレザーで出し入れ口が留められるため、中が見えずに持ち運べます。ショルダーストラップの結び目を変えることで長さの調節も可能。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
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商品名/SHOULDER BAG(L)
価格/9万2180円
サイズ/W390×D140×H300mm
重量/530g
素材/表地:コットン ラミー、裏地:コットンツイル、一部:牛ステア(植物タンニン鞣し)

TRUE BLUE/ショルダーバッグ

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
ショルダーバッグは、文庫本やウォレットなどが収納できるサイズで、ちょっとしたお出掛けにマッチしそう。トグルとレザーで出し入れ口が留められるため、中が見えずに持ち運べます。ショルダーストラップの結び目を変えることで長さの調節も可能。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
商品名/SHOULDER BAG
価格/8万80円
サイズ/W260×D95×H260mm
重量/420g

TRUE BLUE/フラップショルダーバッグL

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
フラップショルダーバッグ(L)は、A4サイズのファイルが収納でき、ショルダーバッグLより横幅が14cm短いサイズ感。横幅と高さが同じため、正方形の形が目を惹きそう。トグルとレザーでフラップが留められ、結び目を変えてショルダーストラップの長さが調節できます。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
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商品名/FLAP SHOULDER BAG(L)
価格/7万5790円
サイズ/W250×D95×H250mm
重量/385g

TRUE BLUE/フラップショルダーバッグ

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
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フラップショルダーバッグは、文庫本やウォレットなどが収納でき、ショルダーバッグより横幅が10cm短く設計されています。斜めにカットしたフラップとサイズが、よりカジュアル感を感じるデザインに。トグルとレザーでフラップが留められ、結び目を変えてショルダーストラップの長さが調節できます。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
商品名/FLAP SHOULDER BAG
価格/5万4890円
サイズ/W160×D60×H200mm
重量/225g

TRUE BLUE/バケットバッグ

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
バケットバッグは、底マチが丸く形どられたショルダーバッグで、ウォレットなど必要最低限の物が収納できます。高さが21cmあるため、折り畳み傘もラクに入るのは嬉しいポイント。ショルダーストラップは結び目を変えることで長さの調節が可能です。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
商品名/BUCKET BAG
価格/5万2690円
サイズ/W145×D145×H210mm
重量/225g

TRUE BLUE/ドローストリングバッグ

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
ドローストリングバッグは、巾着型のバッグで、サイドにつけたトグルで間口を調整できます。横に引っ張って開閉できるため、サッと荷物を入れたい時にもとても便利。コロンとした丸みがキュートで、パートナーと共有しても楽しめそう。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
商品名/DRAWSTRING BAG
価格/6万9300円
サイズ/W230×D140×H240mm
重量/325g

全型に巾着付き

引用元/LUGGAGE LABEL / TRUE BLUE。
TRUE BLUEシリーズ全てに、オリジナルの巾着が付いているのも魅力です。

●吉田
問い合わせ/ポーター 表参道
03-5464-1766
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