アプリリアの最高峰マシン、217馬力の新型「RSV4」が明らかに
市販車ベースのマシンで争われるスーパーバイク世界選手権において、2009年のデビュー以来、7回ものワールドタイトル獲得しているアプリリアのフラッグシップモデル「RSV4」。デザインを含め、大幅に刷新された新型がついに登場しました。日本仕様は未発表ながら、期待が持てる進化を遂げています。
超近代的なRS660からインスピレーションを受けたスタイルと、風洞実験で作成された形状により空気抵抗が極限まで軽減され、高速走行時の性能が大幅に向上するだけでなく、ダウンフォースも発生させています。さらに、ダブルフェアリングに内蔵されたウィングレットにより、高速走行時の安定性を最適化すると同時に、冷却性能が向上し、美しいスタイリングだけでなく、エンジンが発する高温の空気を気流によりライダーから遠ざける効果も生み出します。
一新されたエルゴノミクス・デザイン
DRL(デイタイム・ランニング・ランプ)を備えたトリプルLEDヘッドライトユニットは、コーナー内側を照らし夜間走行時の安全性を向上させるコーナリンググライト機能を有するとともに、デザインの特徴ともなっています。そしてライダーとフェアリングとのフィット感を改良すべく、新しい燃料タンクとシートのエルゴノミクスも一新。自然でリラックスしたライディングポジションを実現しました。
電子制御機能の向上
操作性においても、より高性能になった新型Marelli 11MP ECUと6軸慣性プラットフォームにより、ライド・バイ・ワイヤ電子制御スロットルと合わせ、APRC(アプリリア・パフォーマンス・ライド・コントロール)も洗練されました。総合的に電子制御機能が向上しています。
また新しいマルチレベルエンジンブレーキコントロールが導入され完成度も向上。6つあるライディングモードには、サーキット向けに3つ(2つはカスタマイズ可能)とロード向けに3つ(1つはカスタマイズ可能)から選択が可能で、ライダーの好みのライディングモードを選択するだけで、最適なトラクションコントロール、ウィリーコントロール、エンジンブレーキ、コーナリングABS、その他のパラメータが総合的に設定され制御されます。
RS-GPからインスピレーションを受けたシャーシ
シャーシ構造も、低い位置にセットされた補強ブレースを特徴とする軽量な新型スイングアームによって大きく変化しています。これはMotoGPで使用されたアプリリアRS-GPからインスピレーションを受けたもので、重量を軽減し、加速時のリアエンドの安定性をより向上させるために設計されています。
トルク向上と217馬力をもたらすエンジン
アプリリアが世界で初めて量産した革新的でパワフルな狭角V型4気筒エンジンは、1077ccから1099ccに変更。新型エキゾーストシステムを採用することによってユーロ5に適合しているにも関わらず、トルクが向上しており、最大出力217馬力を実現しています。
同時に公開されたRSV4ファクトリーは、アルミニウム鍛造ホイール、Öhlins製Smart EC 2.0セミアクティブサスペンションシステム、そしてBrembo製Stylemaブレーキキャリパーを引き続き標準装備しています。
なお、日本仕様の導入内容については改めて案内されます。
新型RSV4 オフィシャルサイト(英語)はこちら
●アプリリア ジャパン
https://aprilia-japan.com/
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