【使用レポート】大容量だから連泊も余裕！エコフロー 2048Wh ポータブル電源

編集部が選んだポータブル電源特集。今回はポータブル充電ブランド、エコフロー（EcoFlow）が開発したポータブル電源。EcoFlow DELTA 2 Maxをレビュー。

大きなポータブル電源を4日間使ってみた

今回の使用状況は、フジロックのオートキャンプ「ムーンキャラバン」。前夜祭から入り、開催終了翌日の月曜日までの4日間半はクルマが出入りできなく、エンジンもかけられません。つまり、ソーラーパネル以外では充電不可能な状況。

2048Whの大容量とはいえ、エコフローのポータブル冷蔵庫（コンプレッサー定格出力／120W）も稼働させたいので、実際どのくらい電池容量が持つのかが分からず心配でした。

DELTA 2 Maxは、LFP（リン酸リチウムイオンバッテリー）を搭載したにも関わらず、同クラスのポータブル電源と比較して30%軽量化を実現しているとのこと。容量が大きいこのクラスにしては比較的軽量なよう。

また、このLFPにより初期容量の80％になるまで約3000サイクルも充放電可能。長寿命で毎日使っても約10年使えます。これは業界平均のサイクルの約6倍ということです。

大容量とはいえ4日間持つのか心配だったが…

フロントパネルの数字は、左に放（充）電残り時間、中央にバッテリー残量%、右下4桁に出力表示（右上4桁は入力表示）。

キャンプでは絶対に充電を切らせたくないiPhoneと、フジロック会場内で補充電用のモバイルバッテリー。通常のUSBケーブルを前面のUSB出力に挿しますが、DELTA 2 Maxには余裕すぎてほとんど電池残量が減りません。

そして、今回はもう一つ絶対に電源を切らせたくなかったポータブル冷蔵庫との組み合わせ。

背面にAC出力があり、コンセントが挿せます。コンプレッサー定格出力／120WのEcoFlow GLACIER ポータブル冷蔵庫を接続。設定温度や外気温などによって冷蔵庫が1日に必要とする電力は大幅に変わるものの、今回は冷蔵庫の温度を6度に設定にして、冷蔵庫側の電池は1日約50%減。これを充電するのにDELTA 2 Maxが約15～20%電池残量が減りました。

4日間では十分電池残量が残ります。結果的には、電池残量20%を残して帰路につくことができました。

キャンプで4日間使える安心感

専用アプリの使い勝手や、ソーラーパネルとの相性もありますが、今回は割愛。

それより、ポータブル電源を買う時に迷う大きさ（容量）や重さの点で、このDELTA 2 Maxはかなり万能な印象。冷蔵庫を節約志向で使ったとはいえ、キャンプで4日間使えた結果は素晴らしいの一言。必ずしも乗用車でのキャンプ向きとは言えない大きさと重さですが、迷うなら買ってもいいかも。一台あると災害時などでも家族4人が過ごせそうで、安心感は高いでしょう。

商品名／EcoFlow DELTA 2 Max
価格／25万4100円
バッテリー容量／2048Wh
電池素材／リン酸鉄リチウムイオン電池
AC充電／X-Stream 急速充電 1,500 W、15 A
サイズ／49.7 x 24.2 x 30.5cm
総重量／23kg
出力／15
AC ポート／合計 2000 W（サージ 4000 W）
AC充電／1500W 15A
X-Boost 出力／2400W
Bluetooth

●EcoFlow Technology

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