OUTDOOR
2023.10.12
【How To】基本のロープワーク術をレクチャー!アウトドアで役立つ「紐の結び方」3選
テントやタープ、ハンモックの設営、ランタンや食器の吊り下げなど、アウトドアでなにかと役立つ「ロープ」。片結び以外のロープワーク術を覚えると、より活用幅が広がります。簡単にマスターできる基本の3結び(もやい結び、自在結び、8の字結び)を見てみましょう。
【How to】3つのロープワーク術を写真付きでレクチャー
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/431/large/17116ef0-14f2-42a1-a7d8-1fee61f4d545.jpg?1696399974)
数百種類もあると言われるロープの結び方。シーンに合わせて適切な結び方ができれば、安心して楽しめて、キャンパーとしての“腕”まで上がったような気分に。
これだけ知っておけば! な、基本のロープワークを3つご紹介します。
これだけ知っておけば! な、基本のロープワークを3つご紹介します。
もやい結び(キング・オブ・ノット)
「もやい結び」は、数あるロープワークの中でもとくに実用性が高い結び方。ボートや船を固定させるために編み出された結び方なだけあって、強度はバツグン。サッと結べて簡単に解けるので、テントやタープの設営時にもおすすめです。
一見難しそうですが、仕組みがわかってしまえば簡単。さっそく作ってみましょう。
一見難しそうですが、仕組みがわかってしまえば簡単。さっそく作ってみましょう。
①輪っかを作る
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/468/large/6b8eeb52-e984-4458-8aad-1e082d23c7c9.jpg?1696409100)
繋がっている左側のロープが下になるように、輪っかを作ります。
②ロープを輪っかに通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/469/large/71cc2b1a-0111-442f-94cc-78fc35f61a77.jpg?1697001938)
右側のロープを手に取り、輪っかの下から通します。
③左側のロープ下に通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/470/large/f208ffc6-f1b4-4de0-8acc-abeeacff2795.jpg?1697002166)
輪っかから出てきたロープを、左側のロープ下に絡めるように通します。
④再び輪っかにロープを通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/471/large/25094eaa-bd1d-47c7-b417-f3567b899b27.jpg?1697002433)
ロープの先端をふたたびロープの下に通します。
⑤すべてのロープを引っ張れば完成!
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/472/large/51bc9b05-cc0f-43f3-b37b-a08a175aed9b.jpg?1697002586)
最後に、両側のロープをすべて引っ張れば完成。結び目がこんなふうに締まっていれば正解!
自在結び(トートラインヒッチ)
トートラインヒッチとも呼ばれる「自在結び」は、その名のとおり“長さを自在に調整できる”のが特徴。テントやタープのテンション調整で役立ちます。自在金具の役割を担ってくれるため、万が一金具が破損してしまったり、紛失してしまった時の救世主的存在。
①右側のロープを左側のロープの下に通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/474/large/1f711979-098a-441a-b80f-c1de6dc0a3a5.jpg?1697002799)
右側のロープを手に取り、左側のロープ下に通します。
②輪っかに通したロープを下に通して手前に引っ張る
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/475/large/7dc18ece-da92-431b-ae94-b61fd9196433.jpg?1697002934)
輪っかの上から下に通したロープを、手前に引っ張ります。
③再び右側のロープを反対側に通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/476/large/91371ccc-7839-41ee-ad38-6aab4d67e183.jpg?1697003270)
再び右側にあるロープを左側のロープ下に入れます。
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/477/large/f243538f-d8bc-4cca-a2e7-328e6aef1528.jpg?1697003487)
回転させます。
④もう1周回転させる
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/478/large/cc7a804d-e605-44e7-903a-446a0a6e44ea.jpg?1697003802)
もう1周ロープを回転させます。
⑤利き手側のロープ下に通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/479/large/19cb3094-4de6-4860-a7fb-d4d5f568d3b1.jpg?1697003913)
ここでポイント。もう一度左側のロープ下に入れてくるっと巻きつけ、右側のロープ下から引き出します。もうひとつ結び目が追加されたらOK!
⑥最後にもう1度反対側に通して利き手側ロープの下に通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/480/large/0b38f62b-e642-4b7d-b3dc-61659f80b363.jpg?1696410373)
最後に、それぞれの結び目をきつく締めたら完成。結び目の位置をそれぞれスライドさせれば、テンションをかけたり緩めたりが自在に。ロープの張り具合を簡単に調整できます。
8の字結び(フィギュア・エイトノット)
クライミングや登山での命綱に採用されるほど頑丈な「8の字結び」。別名・フィギュア・エイトノットとも呼ばれる結び方で、力を強く加えても簡単に解けるのが魅力です。一般的な固結びよりも結び目が大きくなるため、すり抜けてしまうことなくしっかり固定できるところもメリット。
①8の字になるように回転させる
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まずは、ロープをくるっと回転させて。
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/483/large/87ace96c-14db-480d-a537-265ec688ffae.jpg?1697004693)
数字の「8」を作るようなイメージで、ロープの先端を反対側のロープ下に通します。
③ロープを輪っかの中に上から下に通す
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/484/large/febf7533-cd20-42a0-bf85-e24f0b542efb.jpg?1697004969)
ロープ上部の輪っかに、ロープの先端を上から下方向に通します。
![](https://cdn.clipkit.co/tenants/1046/item_images/images/000/151/485/large/e9e3318d-ff08-48e6-96bf-1c7dbce56b45.jpg?1697005127)
この形になれば正解。ロープの両側からきつく引っ張れば完成です。
慣れれば簡単!ロープワーク術でキャンプの楽しみを広げよう
最初は手間取るかもしれませんが、慣れればさっと結べるように。キャンプで楽しみを広げるために、ぜひ繰り返し練習してマスターしてくださいね。