今、市場で値上がりしているサステナブルなロレックスは、スポーツモデルのこの3選/第2回
大久保 前回、今、ロレックスがサステナブルなリユースに一番適している、と青木さんからお話をお聞きしました。では、なぜロレックスが今、サステナブルな価値があると言えるのでしょうか?
青木 昔からずっと今も変わらずに、永久不滅のステイタスシンボルであるからです。特にその中でもロレックスのスポーツモデルは、普遍的な価値を持ち、価値が上がり続けています。パテック フィリップ「ノーチラス」や「アクアノート」、オーデマ ピゲの「ロイヤルオーク」もそうですが、それを欲しい人が大勢いるのに、あえて本数を絞って、手に入りにくい状態を作り、プレミア化させているから。つまり、需要と供給のバランスです。並行輸入品が出回らないように、正規品の規制を徹底したりと、目先の儲けよりもブランディングを徹底しているんです。また、新品でなくても価格が下がらないのも、サステナブルに循環している所以でしょう。逆に、アパレル業界が全体的に行き詰まっている要因は、需給と供給のバランスのコントロールが上手くいかずに、ブランディングが崩れてしまっている結果なんだと思います。
大久保 なるほど。ロレックスの価値が上がっている理由がわかりました。でも、一般的な新品価格の2倍以上で取り引きされているロレックスがありますが、どのモデルも値上がりしているわけではないですよね?
青木 ええ、その通りです。とりわけロレックスでも人気が高く、値上がりしているのが、ステンレススチールのスポーツモデル。その中で、あえて3つ選ぶとしたら、「デイトナ」「サブマリーナ」「GMTマスター」。次点として「エクスプローラー」。いわゆる「スポーツロレックス」と呼ばれる普遍的な名作たちで、これら「スポーツロレックス」を正規店で購入したら、同じモデルだと5年間、異なるモデルを1本買ったら1年間は、正規店では購入できないという制限が設けらています。逆に「オイスターパーペチュアル」や「デイトジャスト」「チェリーニ」などのドレス系モデルは、そんな制限や規制はありません。もちろん後者が前者に劣るワケでは、ありません。ドレス系ロレックスも本当に素晴らしい選択肢です。しかし、換金率の高いプレミアムな1本のロレックスを選ぶとしましたら、「スポーツロレックス」一択でしょうね。
大久保 売却を考えて購入しているワケではないですが、新品を買ってもすぐに半値以下の買取価格になってしまうブランドもあることを考えたら、どうせなら変わらない資産価値…むしろ価値が上がるアイテムをセレクトしたいところ。「スポーツロレックス」が将来も価値や価格が下がらないなら、投資としての購入にも繋がり、持続的な循環アイテムとなりますよね!
青木 ええ。こんなに有意義でサステナブルな一石二鳥なお買い物はない、と思います。
大久保 青木さんのお話を聞いていたら、私も持っている時計を全部RECLOさんに買い取りに出すので、その資金を元手に、右肩上がりな「スポーツロレックス」を1本、探していただけますか(笑)?
青木 了解いたしました(笑)。次回の連載では、どの「スポーツロレックス」が、実際にどのくらい価格が上がっているのか、具体的にお話をしていきたいと思います!
RECLO
代表取締役社長 Founder/CEO
青木康時さん
事業会社4社のスタートアップ創業に携わる経験を経たシリアルアントレプレナー。2012年11月に現法人を設立し代表取締役社長に就任。日本最大のラグジュアリーブランドの委託販売&買取サービス「RECLO(リクロ)」の運営をしている。大手企業との提携や、海外180カ国での同時併売システムにより、正規品保証のグローバルリセールプラットフォームを展開。二児のパパとしても活躍しており、読者パパ代表としてMADUROにも度々出演している。
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