[クルマ]BMWのフラッグシップモデルM8にカブリオレを追加!
BMWは、BMW M社の新しいフラッグシップ・モデルである高性能モデル新型BMW M8に、オープン・モデルの新型BMW M8カブリオレをラインナップすることを発表しました。
新型BMW M8カブリオレは、本格的なサーキット走行を可能としながらも、公道走行も可能とする新型BMW M8をベースにしたオープン・モデルです。高品質なファブリックを採用した多層式ソフト・トップは、閉めた時にはくっきりと段差のあるノッチド・クーペのスタイルとなり、ルーフを開けソフト・トップが収納された状態では、印象的な曲線がキャビンを囲い、ボディ・サイドのダイナミックに伸びるラインとエクステリアとインテリア間の美しい調和が強調されます。このソフト・トップは、時速50km以下であれば、走行中でも15秒で開閉が可能となるとともに、開閉時ともに350ℓのラゲッジ・ルーム容量を備えています。
新型BMW M8カブリオレは、新型BMW M8と同様に、低重心かつ伸びやかなシルエットに、フロント・サイド・パネルに幅広なデザインを採用することで、光の反射による美しい帯をボディに生み出しています。また、新型BMW M8カブリオレは、究極を求めた高性能モデルであると同時に、繊細かつ優雅なラグジュアリー・モデルとしての個性を演出しています。そのほか、ダブル・バー・キドニー・グリルや、ボディ側面のエア・ブリーザーに装備されたMギルなど、BMW Mモデルの象徴的な装備が採用されています。
なお、新型BMW M8カブリオレには、3年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されています。この「BMWサービス・インクルーシブ・プラス」は、2016年よりBMW全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージで、顧客に対してより安心なドライブを提供しています。
V型8気筒Mツインパワー・ターボ・エンジン
新型BMW M8カブリオレに搭載されたV型8気筒エンジンは、BMW M社が培ってきた最先端の技術を余すことなく採用し、アクセル・ペダルの微細な操作にも鋭く反応。ドライバーの意思に敏感に呼応する高性能エンジンです。2基のターボチャージャーへ排気ガスを供給するエグゾースト・マニフォールドは、クロスバンク型を採用することで、最大限に排気エネルギーを活用しながら素早いレスポンスを可能とし、また、燃焼室に燃料を供給するダイレクト・インジェクション・システムの最高噴射圧力を350barまで高めることで、極めて微細な霧状の燃料噴射を実現し、より高効率な燃焼を可能としています。
オイル供給には、高いレベルでのサーキット走行を考慮して、オイル・パンのフロント側に小型のオイル・チャンバーを搭載し、極度の横方向および前後方向の負荷がかかる状況下でも、必要に応じて小型チャンバーから追加でオイル供給を可能にする吸引システムを採用しています。そして、最高出力460kW(625ps)/6000rpm(※)、最大トルク750Nm/1800-5800rpm(※)を実現するとともに、0-100km/h加速は、3.3秒(※)を達成しています。
※ヨーロッパ仕様、コンペティションモデル
Mモデルの新しい走行モード「M MODE」
BMW Mモデルの特徴でもある、エンジン・レスポンス、ステアリング、サスペンション特性をドライバーが任意に設定変更できる機能に、新しくセンター・コンソールの「M MODE(Mモード)」ボタンが追加されました。これにより、メーター・パネル、ヘッドアップ・ディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを「ROAD(ロード)」「SPORT(スポーツ)」いずれかのモードに変更することが可能となりました。「ROAD」は基本設定として全ての運転支援システムが有効になり、「SPORT」はドライバーが任意に設定した情報に基づいて、前車接近警告および衝突回避・被害軽減ブレーキを除く全てのブレーキやステアリング・システムへの介入を無効にすることが可能となっています。
BMW Mモデルに初めて採用されたM専用インテグレーテッド・ブレーキ・システム
新型BMW M8で初めて採用されたM専用インテグレーテッド・ブレーキ・システムは、アクセル全開時の高負荷条件下でも優れた安定性を実現するように開発されました。これは、ブレーキの作動、ブレーキ・ブースター、ブレーキ制御の各機能をコンパクトに統合するとともに、非バキューム式のブレーキ・ブースターを採用することで、約2kgの重量削減を実現しています。ブレーキ圧は電動アクチュエーターによって生成され、より素早く正確な制御が可能となっています。さらに、インテグレーテッド・ブレーキ・システムによって、ドライバーは任意に車両の減速度を調整することが可能となり、あらゆる状況でドライバーが思い描くペダル・フィーリングを実現することができます。より快適性を重視した「COMFORT」モードと、素早い反応を重視した「SPORT」モードの2種類のペダル・モードの設定があり、車両を減速させるのに必要なブレーキ・ペダルの踏み込み量を変更することが可能となっています。そのため、濡れている路面、横方向の加速度が大きい、ブレーキ温度が高い、といった状況下でも、ブレーキ・ペダルの感覚を一定に保ち、常に正確な制動力の制御が可能となりました。
新型BMW M8カブリオレ コンペティション
新型BMW M8カブリオレ コンペティションは、よりアグレッシブなスポーツ走行を想定したモデルであり、エンジンからデザインまで、特別なセットアップが施されています。コンペティションモデル専用に開発されたV型8気筒エンジンは、車両構造部との接続部をより強固にする、極めて硬い専用のエンジン・マウントを採用し、より直接的な動力伝達が可能となっており、最高出力は625ps(460kW)/ 6000rpmを発生します。
デザイン面では、ハイグロス・ブラックのキドニー・グリルとモデル・バッチ、ドア・ミラー、リア・スポイラーが装備され、よりアグレッシブなデザインとなっています。そして、新型BMW M8で初めて採用されたMモード・ボタンでは、通常モデルの「ROAD(ロード)」「SPORT(スポーツ)」に加えて、運転支援システムの快適性と安全性に関する全ての機能が無効になる「TRACK(トラック)」モードが装備されています。
BMW M社が開発したインテリジェント4輪駆動システムBMW M xDrive
BMW M5で初めて導入されたインテリジェント4輪駆動システムM xDriveは、高性能エンジンから発生したトルクをフロントとリヤに無段階かつ可変的に振り分け、さらに、アクティブMディファレンシャルの搭載により、ふたつのリヤ・ホイール間のトルクを最適化し振り分けます。これにより、安定した路面でのスポーツ走行から、路面状況が変化する環境下での走行まで、必要に応じてトラクションを最適化し、俊敏性、走行安定性を大幅に向上させます。特に新型BMW M8カブリオレでは、ダイミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の介入は極端な状況のみに限定されており、エンジンから発生するエネルギーを、推進力としてほぼ無駄なく利用可能となっています。M xDriveは後輪駆動を重視しており、リアホイールに優先的に駆動力を振り分け、車両が安定性を保つために必要なタイミングを見極めて、フロントホイールに駆動力を供給します。ドライバーは必要に応じてフロントアクスルとリアアクスルの間の駆動力配分を設定することも可能で、初期設定の「4WD」モード、ほぼ後輪駆動に近い「4WD SPORT」モード、DSCをオフにし完全な後輪駆動走行となる「2WD」モードが用意されています。
主な車両諸元(ヨーロッパ仕様値)
BMW M8 カブリオレ
全長4867mm、全幅1907 mm、全高1353mm、ホイールベース2827mm、車両重量2010kg、車両総重量2085kg、排気量4395cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力600ps(441kW)/6000 rpm、最大トルク750Nm/1800-5600rpm、価格2338万円(税込み)
BMW M8 カブリオレ コンペティション
全長4867mm、全幅1907 mm、全高1353mm、ホイールベース2827mm、車両重量2010kg、車両総重量2085kg、排気量4395cc、V型8気筒ガソリン・エンジン、最高出力625ps(460kW)/6000 rpm、最大トルク750Nm/1800-5860rpm、価格2541万円(税込み)
問い合わせ先
BMWカスタマー・インタラクション・センター 0120-269-437
https://www.bmw.co.jp