年越しそばにおすすめ!京都名物にしんそばの魅力と作り方
にしんそばとは
にしんそばは、温かいそばの上に身欠きにしんの甘露煮がのったもの。京都ならではの出汁とにしんの甘味とコクがマッチして、なんとも言えない絶妙な味わいになっています。
また、にしんはほろほろになるまで煮こまれているので、小骨も全く気になりません。軽い口当たりで食べやすいことも、年越しそばにおすすめな理由の1つ。
多くの人を虜にするにしんそばの発祥とは
にしんそばは、京都の老舗『松葉』の二代目「松野与三吉氏」が明治十五年に考案したものだといわれています。現代では、多くの京都人に親しまれており、レギュラーメニューとして提供しているそば屋が数多く立ち並んでいます。
筆者も、物心ついたときから12/31は必ずにしんそばを食べています。
にしんそばの栄養価
文部科学省の「食品成分データベース」によると、にしんにはビタミンB6とB12、ビタミンD、カルシウムが豊富に含まれています。歯と骨の成長を助ける働きがあるビタミンDと、歯と骨の材料のカルシウムが含まれているため、効率よく栄養を補える食品と言えるでしょう。また、ビタミンB6はアミノ酸の合成に関わっており、ビタミンB12は脳からの指令を伝える神経伝達を正常に保つ役割を果たします。
カロリーは100gあたり250kcal程度のため、体重が気になる方でも食べやすいでしょう。もちろん、タンパク質も豊富に含まれているため、普段の食事で食べるのもおすすめです。
にしんそばのレシピ
【材料】
- にしん甘露煮・・・2枚
- そば・・・150g
- 出汁・・・4カップ
- 醤油・・・大さじ4杯
- みりん・・・大さじ4杯
- 小口ネギ・・・適量
【作り方】
- 出汁と醤油、みりんを軽く煮立てる。煮詰めると味が濃くなるので注意。
- ゆでたそばにつゆをかけてにしんを乗せ、小口ねぎをかける。
お好みでかまぼこをトッピングしてもよいでしょう。
にしんそばと相性がよいおかず
年越しそばとしてだけではなく、普段からにしんそばを食べるなら、出汁巻きやほうれん草のおひたし、ちくわの天ぷらなどをサイドメニューにするのがおすすめです。にしんが独特な味わいなので、味にクセがない料理の方が合います。
京都でにしんそばを食べるなら『松葉』がおすすめ
『松葉』のにしんの甘露煮「鰊(にしん)棒煮」は、旨味とコク、甘味が絶妙にマッチして絶品です。そのほか、日高昆布で巻いた「鰊巻」、北海道産の特上大豆と昆布、にしんをあえた「鰊豆」など、にしんを使った料理を楽しめます。
おすすめは、錦糸卵の上ににしんを乗せた「にしん丼」です。甘露煮の甘辛さが錦糸卵とご飯にとても合います。
松葉
☎075-561-1451
住所/京都府京都市東山区四条大橋東入ル川端町192
営業時間/11:00~20:00(LO19:45)
定休日/水曜日(祝日の場合は営業)
料金/にしんそば(しぐれごはん付き)1650円(税込)
公式Webサイトはこちら
にしんそばを年越しそばの候補にしてはいかが?
にしんの甘露煮はスーパーで売られているので、ぜひ探してみてください。近くのスーパーにない場合は、通販でも購入できます。にしんそばは小骨もなくて軽い口当たりのため、子供も食べやすいですよ。ぜひ、にしんそばを年越しそばの候補にしてみてください。
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