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ワークマンの「980円」「1900円」「2900円」ランニングシューズを履いて走ってみた

ワークマンの「980円」「1900円」「2900円」ランニングシューズを履いて走ってみた

「WORKMAN Shoes」(ワークマンシューズ)というシューズ専門店を出し、スポーツシューズにも力を入れているワークマン。価格は980円~2900円と激安。普段からランニングを趣味にしている筆者が試してみました。

ワークマンのランニングシューズは使えるのか?

筆者は体質的に太りやすいので美味しいものを食べるため、ランニングを習慣にしています。

基本的にアウトレットなどでナイキ、アディダス、ニューバランスなどのランニングシューズを3000円~5000円ぐらいで購入して使っていますが、ワークマンのランニングシューズは使えるのでしょうか?

価格を見てみると安いシューズは980円。一番高価なシューズでも2980円です。今回は980円、1900円、2900円の3種類のシューズを用意して、実際に走ることで品質をチェックしてみました。

まずは、今回用意した3種類のシューズを紹介します。

「アスレシューズライト」980円

商品名/アスレシューズライト
価格/980円
サイズ/23~28cm
カラー/ブラック・オレンジ・ステップライム
※ステップライムは現在ワークマンシューズ限定販売。8月より全店で取り扱い開始です。

●ワークマン
まずは一番お手頃価格なのがアスレシューズライトです。価格はなんと980円。

普段はアウトレットなどでランニングシューズを購入する筆者ですが、さすがに有名ブランド品だとこの価格ではありません。

通販サイトなどで販売される無名ブランドでも、1000円を切るシューズはありませんから、ある意味一番性能が気になるところ。

「アスレシューズハイバウンス ドリブンソール」1900円

商品名/アスレシューズ ハイバウンス ドリブンソール
価格/1900円
サイズ/24.5~28cm
カラー/アッシュグレー・マリブブルー

●ワークマン
1900円のランニングシューズもなかなかありませんが、このぐらいの価格だと通販サイトを探せば無名ブランド品はちらほら見つかり始めます。

ソールの前後2か所に硬度の異なるバウンステックを搭載し、踵はクッション性、前部は反発力を持たせたジョギング対応モデルです。

都市部のジョギングではアスファルトの上を走るので、クッション性に期待したいところです。

「アスレシューズハイバウンス オーバードライブ」2900円

商品名/アスレシューズハイバウンス オーバードライブ
価格/2900円
サイズ/24.5~28cm
カラー/ブラック・マンダリン

●ワークマン
ワークマンのランニングシューズ中では一番高額な2900円。

有名ブランドの製品でもアウトレットや訳アリ品では、このぐらいの価格で販売されていることもあります。

アスレシューズと同じハイバウンスを採用しつつ、反発力のあるドリブンプレートを内蔵。更にメイン素材にプラスチックのような質感のスケルトンを採用しているのも特徴です。

価格が価格だけに性能に期待したいところ。

「アスレシューズライト」は散歩向き

アスレシューズライトで実走してみる。
メイン素材のメッシュ素材はストレッチが効いていて、更に幅広設計になっていることもあり気持ちよくスムーズに履くことが出来ました。

履こうと思って手に持った段階で思わず「軽っ」と声に出してしまうほど軽量で、実際に計ってみたところ片側約170gでした。歩いていても軽さを感じます。

ただ実際に走ってみると、厚いソールのわりに衝撃を吸収しきれていない感じがありました。またソールが柔らかいので、走っていると減るのが早い印象です。

あくまで主観ですが、向いているのはウォーキングや散歩という印象。ジョギングやランニングをするなら他のシューズの方が良さそうです。

「アスレシューズハイバウンスドリブンソール」はジョギング向き

アスレシューズハイバウンスドリブンソールで実走してみる。
アスレシューズハイバウンスドリブンソールもメイン素材がメッシュ。ストレッチ性があるので履くのが楽です。

重さは実測値で約296g。アスレシューズライトと比べてしまうと数値的には重いものの、歩いてみると軽く感じます。

走り出してみるとクッション性が素晴らしく、有名ブランドのランニングシューズと遜色ありません。筆者は1kmあたり6分前半でランニングしますが、つま先の反りあがりと反発力のお陰でペースも上げやすく感じました。

帰宅後にソールを見てみると、アスレシューズライト程削れていません。ある程度耐久性も期待できそうです。

アスレシューズハイバウンスオーバードライブはタイムアップを狙える

アスレシューズハイバウンスオーバードライブで実走してみる。
今回は全て同じサイズ(26.0cm)で試しましたが、アスレシューズハイバウンスオーバードライブは履く際に少々苦労しました。

他の2足と異なり、プラスチックのようなメイン素材はストレッチしないので、靴紐をかなり緩めないと足がスムーズに入らないのです。あまりよくない印象のまま歩き出してみると、何とも言えない違和感があります。

ただ走り出してみると評価は一遍、衝撃の吸収力と推進力が素晴らしいです。ランニングアプリでペースを管理していますが、明らかに普段よりもペースが上がり1kmあたり5分台に。

歩いていると感じていた違和感も、ランニングのクールダウンでは感じなくなり、足がスムーズに前に進むようになりました。

個人的な好みでいえば・・・

アスレシューズハイバウンスオーバードライブのソールがとにかく素晴らしく、ランニングするのは最高の一足と感じました。

ただ脱ぎ履きで多少ストレスを感じたのも事実で、アッパーはアスレシューズハイバウンスドリブンソールが最高でした。

来期はこの2足を組み合わせたようなシューズを作ってくれたら最高なんじゃないかと思います。

用途としては
・ウォーキング・散歩や、普段履きに使いたいなら、アスレシューズライト。
・ゆったりペースでジョギング、ランニングに使いたいなら、アスレシューズハイバウンスドリブンソール。
・一歩のストロークを伸ばしてペースを上げて走りたいなら、アスレシューズハイバウンスオーバードライブ。


といった感じでしょうか。

ワークマンのランニングシューズは用途に合わせて選ぶと、最高の1足になるのではないでしょうか?
今回の結果を参考にして頂けたら幸いです。

相京雅行
フリーのモータージャーナリスト。ワークマン公式アンバサダー、youtubeアイキョウバイクチャンネルの運営など、幅広く活動中。
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