[ライフ]小橋賢児の子育てパパ日記連載第7回「ポストAI時代の子育てに大切なこと」
子育ては、何にも増してクリエイティブなこと。とある先輩からそう聞かされた時から、子どもに関することで何か具現化したいと思っていたんです。そんな中、横浜中央郵便局別館をリノベーションした「アソビル」の4階に、これまでにないキッズテーマパークを作ってほしいとアソビ心でワクワクを創出してるアカツキさんから依頼を受けて、プロデュースさせて頂きました。
最近の30~40代の親って、物も情報もたくさんある環境のなかで育ってきた世代なので、目が肥えていると思うんです。おまけにSNSの発達によって、新しいものに敏感です。そんな中、既存のキッズテーマパークには旧態依然とした印象を受けました。ただ遊具を置いて終わり。そう思えたんです。もちろん、子供にとってはそれさえも新鮮だろうし、楽しんでくれると思います。でも、本当にそれでいいんだろうかと疑問に。センスって、勉強や仕事の中では磨けなくて、遊びの中で磨かれていくものだと思うんです。とはいえ、突飛なことを目指して、今回プロデュースした訳ではないんです。子供が楽しむ基本のキは、今も昔も変わっておらず、飛んだり触ったり滑ったりといった動作です。
それに基づきながら、ユニークな世界観や音、映像でアップデートしました。
これからAIがどんどんと世の中に浸透していくことでしょう。その中で大切なのは創造性。それを導き出すには、"Have To" じゃなく "Want To"、つまり自分の中から出てくる欲求に気づける遊び場が必要なんじゃないかなと僕は思っています。
◆『自分自身の子育てから、今の世の中で子供たちに足りないもの、親たちに足りないものは何かを考えて作ったのが、このPuChu!』。音や視覚、そして実際に手に持つなどのアナログ的な部分を数多く取り入れて、子供の好奇心を最大限くすぐる仕掛けがたくさん! ウルトラやスターアイランドなど視覚でも楽しめるイベントをプロデュースしているだけあり、パーク内はインスタ映えするカラフルな色使いでママも楽しめます。この小橋賢児プロデュースのキッズパークについては 【小橋賢児×DJ DARUMAのTokyoで子育て& 家族でお出かけ対談 https://maduro-online.jp/1290 】へGo!
セカンドID―「本当の自分」に出会う、これからの時代の生き方
小橋賢児/きずな出版
小橋賢児 こはしけんじ
1979年8月19日生まれ。8才で芸能界デビュー、以後数々のドラマや映画、舞台に出演するも2007年に俳優活動を休業。2012年、長編映画「DON''T STOP!」で映画監督デビュー。同映画がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティ アワードとSKIPシティDシネマプロジェクトをW受賞。また『ULTRA JAPAN』のクリエイティブ・ディレクターや『STAR ISLAND』の総合プロデューサーを歴任。世界規模のイベントや都市開発などの企画運営にも携わる。