【体験】BARBERのメンズグルーミングから学ぶ「ひげ剃り」の基本

ここ数年ブームとなっている、ひげ剃りをしてくれる理容師がいるBARBER。ここで意外と知らないメンズグルーミングの重要項目ひげ剃りについて教えてもらいます。

メンズグルーミングとは？

メンズグルーミングとは、男性のひげや髪の毛などを清潔に手入れすること。グルーミングはサロンなどでプロにお願いするか、自分でやる方法があります。

そのメンズグルーミングの中でも代表格と言える、毎日の「ひげ剃り」。自分でやるのとサロンでやるのとでは、どのような違いがあるのでしょうか？　東京・銀座にある Of the BARBER（オブザバーバー）でプロの違いを体感します。

重厚なチェアで、グルーミング体験！

座り心地（寝心地？）のいいリクライニング型チェアに座り、グルーミング体験のスタート。

まずはオイルを塗って、タオルで蒸す

施術してくれたのは相澤晃希さん。

BARBERでは椅子をリクライニングさせて、まずは顔にアルガンオイルやホホバオイルを塗っていきます。次にスチームタオルを顔にのせていきます。スチームタオルを使用することで、顔の温度を上げてよりひげを柔らかくさせているそう。

商品名／ホホバオイル・０
価格／4950円
容量／40ml

ひげを剃る前に、眉毛の周りの産毛を剃りつつ、カミソリやハサミなどを使い眉毛を整えます。

自分でひげを剃る場合のポイントは？

BARBERでひげ剃りをしたほうが見栄え良いとしても、月に何度もサロンに行くのはそれなりに大変。自分でひげ剃りをする際に気をつけるポイントは何なのでしょう？　オブザバーバーのトップビューティディレクター市川晃紀さんに聞きました。

シェービングにはホホバオイルがおすすめ

「当店では、シェービングの工程でホホバオイルや、顔にも使用できるクリームを使用しています。オイルは保湿力もあり、刃滑りもいいのでご自宅でのシェービングでも是非使っていただきたいです」。（市川さん）

ひげ剃り前にオイルやクリームをつけるのは意外だけど、理に叶っています。

剃る際は「添え手」をする

「添え手」をしつつ、丁寧に剃っていっている様子が印象的。

自分で剃る際は、カミソリやシェーバーに任せがち。きちんと剃りたい場合は「添え手」をするとより良いそう。添え手とは、毛の流れとは逆側に手を添えて、やさしく引っ張ること。引っ張ることで、毛を立たせて奥まで剃りやすくなります。

カミソリは、自分が剃りやすいものでOK

では、剃る際はどのような刃物アイテムを使えばいいのでしょうか？

「人それぞれ好みも違うので、ご自身の好みの範囲で切れ味の良いものを選んでいただければいいと思います」。（市川さん）

清潔で切れ味の良いものを選んだほうが肌の負担も軽減できるそう。道具のケアも心がけましょう。

BARBERでのひげ剃り後は、オイルマッサージ。通常のシェービングコースの場合は、このままスチームタオルをあてて終了となります。しかし今回は、フェイスクレンジングコース（カット、エステクレンジング、シェービング、シャンプー付き／1万3500円〜）なので、ここからが本格的な贅沢時間。

何やら機械を顔に当てはじめました。こちらの機械を当てると、細かく振動して普段の洗顔だけでは取れない毛穴の奥の汚れや皮脂などを取り除いてくれるそうです。まるでエステのよう。

浮き上がらせた汚れを、今度は吸い取ってゆく。皮膚が引っ張られて痛い……なんてことはなく、肌に沿って撫でられている感じがして心地良い。

さらに化粧水を含ませたパックを使用。人がパックをしている姿を見る機会はあまりないので、少し不思議な雰囲気。

最後に顔に使えるボディクリームを塗って、ひげ剃りで失われた水分や油分を補って終了。　体験した感想はまさに「贅沢な時間」。とても気持ち良く、仕事帰りに訪れたくなる人の気持ちがわかります。

商品名／ボディクリーム・02-HG
価格／3520円
容量／155g

メンズグルーミング、サロンでやるのと自分でやるのではどう違う？

剃った後の「持ち」が違う

「サロンでメンズグルーミング（ひげ剃り）をするのと、自分でするのとでは持ちが全然違います。自分でひげ剃りをする際、実はあまり剃れていないんです。それは毛の流れを考えず、毛を寝かせたまま剃っているから。プロがやる場合は、皮膚を軽く引っ張り毛穴の奥の毛を立たせて剃るので、奥までしっかり剃れて持ちがいいんです」。（市川さん）

ちなみに自分で剃ると、産毛が剃れていないことも多いそう。産毛を剃ると顔がワントーン明るくなるので、美肌モードでいたい日にはサロンに行くのもアリ。