TOP / LIFE / 【休日の過ごし方】土に触れて心癒される「ねぎ狩り収穫体験」に行ってみた
【休日の過ごし方】土に触れて心癒される「ねぎ狩り収穫体験」に行ってみた

【休日の過ごし方】土に触れて心癒される「ねぎ狩り収穫体験」に行ってみた

自然と触れ合う体験を楽しめる「かねこふぁ~む」で、ねぎ狩り体験に参加。農薬不使用で育てられた新鮮なねぎを自分の手で収穫し、自然とのつながりを取り戻す時間に浸ってきました。

都市に暮らしながら自然に触れられる収穫体験

東京近郊の都市に暮らしながら、ねぎ狩りを体験できる「かねこふぁ~む」。2月限定で開催されるねぎ狩り体験では、農薬や化学肥料を使用せずに育てられた自然栽培のねぎを、自分の手で収穫できます。

子供と一緒に土に触れる心地よさや新鮮な野菜を手に取る喜びを感じたいと思い、収穫体験に参加してみました。
「かねこふぁ~む」を訪れたきっかけは、自然に囲まれた場所で季節を感じたいという思いから。農園の中で土に触れる体験は、心にもゆとりをもたらしてくれるかも。

電話で事前予約をして向かい、受付で1人200円(入園料3歳以上)を支払いました。この日はすでに満員、思った以上に人気のようです。

収穫前から農園を楽しむ

最初に農家の方からねぎが細めに育った理由や収穫の仕方について説明を受けます。今年は秋の気候の影響で乾燥に弱いねぎが細めになったということ、また、それに加え菜花の収穫も楽しめるということを教えてもらいました。

収穫用のハサミが1組ずつ配られて、これから始まる体験への期待が高まります。
説明が終わり、ねぎ畑に向かうと木々の間で何かが動く気配を感じました。目を凝らすと、木の上に野生のリスを発見。子供たちはもちろん、大人も思わず声を上げ、さっそく自然の中での思いがけない出会いに感動。
途中、柿やキウイの木を眺めながらさらに歩みを進めると、自由に摘んで食べられる金柑の木が現れました。
農家の方の「どうぞ遠慮なく召し上がってください」という声に促され、手を伸ばして一つ摘むと、手のひらに乗る金柑から甘酸っぱい香りがふわりと漂います。
一口かじると、爽やかな酸味とほのかな甘さが口いっぱいに広がり、自然と笑みがこぼれました。この一瞬一瞬が、農園の持つ温かさと豊かさを感じさせてくれます。

はじめてのねぎ狩りに挑戦

畑は事前にクワで整えられ、手入れが行き届います。そこにねぎ狩り参加者は一列に並び、準備万端。
「手でねぎの根っこが見えるくらいまで土をほじっていけば、簡単に引っこ抜けるよ」と収穫のコツを教えてくれました。その言葉を聞きながら、初めてのねぎ狩りに挑戦するわくわく感が高まります。
いよいよ収穫。冷たい土の感触が手に伝わり、そっと力を入れてねぎを引き抜くと、するりと抜けてしまいます。
いよいよ収穫。冷たい土の感触が手に伝わり、そっと力を入れてねぎを引き抜くと、するりと抜けて収穫できます。

子供たちも積極的に挑戦し、歓声を上げながら次々とねぎを収穫していました。農家の人は、「今日はここ一列はみんなで自由に収穫していいよ」と声をかけてくれて、制限無く何本抜いても良いことがまた楽しさを増していました。

終盤、ある程度獲り尽くすと「もっと取りたい人~?」と声をかけてくれて、手を挙げた人たちは別のエリアに案内されるほどで、さらにたくさんのねぎを収穫できました。自分の手で収穫したねぎがどんどん増えていくのを見ながら、参加者全員が大満足の様子。
参加者それぞれが夢中になりながら、土に触れてねぎを収穫する姿には笑顔が絶えません。その場にいる全員が充実したひとときを共有できました。この体験は、普段の生活ではなかなか得られない特別なものでした。

ねぎの次には菜花の収穫体験も

菜花を収穫するために少し移動します。しばらく歩くと鮮やかな緑色の菜花が畑一面に広がっていました。
説明通りハサミを使って茎を一つひとつ丁寧に切り取っていく作業は、ねぎとはまた違う楽しさです。子供たちは慎重ながらも夢中になって収穫し、その真剣な表情がとても印象的。自然の中で学びながら体験する時間が豊かに感じられます。

収穫した野菜は計量して手頃な価格で持ち帰り

最後に受付に戻り、収穫したねぎと菜花の計量をします。自分の手で収穫した800gのねぎと、330gの菜花が目の前に並んだ時、そこに詰まった体験価値の重さも感じました。

ちなみにこの日、自分で収穫したねぎと菜花はそれぞれ1kg500円、菜花は100g130円で持ち帰られたので、ねぎは400円、菜花は420円。そして、喜びは何物にも代えがたいものでした。

少し疲れたらここで自然に触れてみるといいかも

「かねこふぁ~む」では、ねぎ狩り以外にも年間を通してさつまいも、じゃがいも、竹の子など、季節ごとの収穫体験を楽しめるそう。
また、農園の入口には野菜や果物の他に、梅やジャム、たけのこご飯などの手作り品が販売されています。
この農園を訪れると、自然に寄り添いながら過ごす時間の大切さを再認識できます。都市での生活に少し疲れたとき、ここに来れば自然とのつながりを取り戻す機会になるでしょう。

舞岡ふるさと村 かねこふぁ~む
住所/神奈川県横浜市戸塚区舞岡町1911
  • SHARE   
  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • Pinterest
同じカテゴリの記事一覧
RECOMMENDS