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【実験】太陽光で調理するダンボール製「エコソーラークッカー」でステーキを焼いてみた

【実験】太陽光で調理するダンボール製「エコソーラークッカー」でステーキを焼いてみた

電気もガスも使わずに、太陽光だけを使って調理するダンボール製「エコソーラークッカー」。その存在は知っていましたが、はたして本当に調理はできるのか? 実際にステーキを焼いてチェックしてみます。

ダンボール製で軽量&コンパクト、撥水加工もついたエコソーラークッカー

今回ゲットしたのは、アースダンボールが開発した「エコソーラークッカー(太陽熱調理器)」です。ダンボールで、638gと片手で掴んで持てるほど軽量。使用しない時は折り畳めるので、キャンプ場への持ち運びも便利。

ダンボールとはいえ撥水加工が施されているため、多少の雨や汚れもガードできるんだとか。

道具を使わず手で組み立てられる

付属の説明書を見ながら、組み立てていきましょう。工具の類は要らず、4枚のウィングを穴に差し込んで、付属のクリップで固定するだけ。とても簡単なので、一度理解できたら次からは何も見ずに組み立てられますね。
太陽光の向きにあわせて、前後のウィングを動かす仕組みになっています。固定するにはそれ用のクリップだけなので、簡単に調整できるところも助かります。

説明書によると調理を効率アップさせるには、黒い器が必要とのこと。そこで今回は、スキレットを用意しました。

設置から5分弱:58℃

設置してからまだ5分も経っていないものの、すでに中心部は熱を帯びています。興味心で中に設置したスキレットに触ってみたのですが、すでに熱々。
温度を測定してみたところ、なんと約58度もありました。ちなみに、コンクリートの温度は40度だったので、早くも太陽の熱を集めているよう。

設置から10分後:79℃

さらに5分ほど置いておいたら、温度はみるみるうちに上昇。一般的な鉄板温度よりは低いものの、ステーキを焼けそうな温度になってきました。
さっそく、ステーキ肉を焼いていきましょう。火にかけた鉄板で熱する時のように、ジューっとした音はしませんが…。果たして本当に焼けているのでしょうか。

肉を置いてから10分後:82℃

そして、こちらが10分後。先ほどから温度はさらに上昇し、約82度になっていました。温度計のメーターをよくよく画面を見てみると、最大温度は約87度。この温度なら火が通っていそうですが…。
ステーキの表面は赤いままなので焼けている感じはしなかったのですが、鉄板側を裏返してみると焼き色がついていました。確かに焼けています。

本当に火も電気も使わずに調理ができるなんて。子どもの頃に戻ったようにワクワクします。

肉を置いてから20分後:食べられるくらいに焼けた!?

そして、さらに10分後。はたしてステーキの中まで火は通っているのでしょうか。レア寄り程度の焼き加減だったらまだいいのですが、「生だったらどうしよう」なんてドキドキしているのが、正直なところ。はたして、本当に太陽の光だけで調理は完了するのでしょうか。半分にカットしてみましょう!
設置からトータル30分ほど経ちましたが、低温調理器具で作ったローストビーフのようになっています。赤みの多いステーキ肉でしたが、とてもやわらかい。肉の旨みを感じられる味わいで、想像以上に美味しく焼き上げることができました。これは感動。

今回は肉の加熱に使用しましたが、湯を沸かしたり、ご飯を炊いたりと、そのほかにもさまざまな調理に活用できるそう。太陽が出ていないと使えないものの防災シーンでも役立ってくれそうなので、一個あると頼もしいですね。
商品名/エコソーラークッカー
価格/1480円
重量/638g
サイズ/505×520×525mm
●アースダンボール
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